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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人青年が動物を連れて砂漠の国を旅する冒険譚。
『キルギス』の方を先に読んで、こっちも興味を持って読んでみました。
「モロッコの経験や反省から動物医療の知識や技術が必要と感じ・・・」みたいなコメントが何度か出てきたので、何があったんだろ?って思ったんです。
楽しいことも危険な事もたくさんあって、そして悲しいこともあって。
若者の無謀な挑戦に見えるかもしれないけど、語学を習得したり護身術を身に着けたり、準備や危機管理はしっかりしてる。
読みやすい文章でサクサク読めます。
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まとめサイトで取り上げられて知った現代の冒険家の冒険譚。5chの投稿同様、非常に読みやすい。投稿よりも記載が詳細なため、読んでよかった。
著者の人間性に尊敬の念を抱かずにはいられない。
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旅を始めたら仲間がどんどん増えていく‼
動物だけど・・・
人・ロバ・猫・鶏・鳩・犬が集うコーヒーキャラバンの旅の記録。
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親友がフィリピンで行方不明になった。探しに行ってくれないか。
親友の父親からの依頼が、著者が海外に出るきっかけだった。
冒頭に記された親友探し、次章のエジプトの砂漠をラクダで旅をする
野望(?)は著者がモロッコへ行く前奏曲と言う感じ。
そして、モロッコなのである。しかもロバと一緒の徒歩旅行だ。
もうタイトルだけでやられるでしょう。読むしかないしょう、
こんな大胆な冒険談は。
大胆にして繊細とでも言おうか。結構、下調べや準備は万端に行って
現地へ赴いているんだよね。そりゃ「行商人になってみたいっ!」
なんて思い付きで出来るようなもんじゃないよな。
旅の間の友となるロバを選ぶところから、著者の動物の対する愛情
や優しさが分かるんだ。
「モカ」と名付けたロバとの旅の途中、荷車の下に住み着いた子猫
「ラテ」、卵かけご飯が食べたいと現地調達した鶏「ブラック」と
「カプチーノ」、立ち寄った村で仲良くなった村人からプレゼント
された鑑賞用鳩の「ウィンナ」、そして増えた動物たちの用心棒
として犬を購入しようとして紆余曲折あって一向に加わった子犬
の「プレッソ」。
著者が「コーヒーキャラバン」と名付けた一行は、行く先で大歓迎
されたり、はたまた邪険にされたりしながら最終目的地を目指して
モロッコの地を進む。
著者が出会った人々は概ね寛大で、ロバと一緒に徒歩旅行をする
酔狂な外国人を受け入れてくれる。そして、著者本人が知らぬ間に
SNSに写真が出回りモロッコでは有名人になっていた。
日本国内でのほほ~んと暮らしている私にとっては非日常だよな、
こういう冒険は。憧れるけど、真似は出来ない。
旅を共にした動物たちのとのお別れのシーンには図らずも涙が
出た。旅を終えた後の動物たちの処遇まで考えてなきゃ、この
ような冒険は出来ないと感じた。
著者の語学力、コミュニケーションズ能力にも目を見張るものが
ある。次作があるのであれば、また読んでみたい。
尚、フィリピンでもエジプトでもモロッコでも、著者は同性愛者
に好かれている。ご本人に自覚はないのかもしれないか、何かその
ような人たちを引き寄せる魅力も持っているのかも?
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海外に出ていく人とそうで無い人の違いは
事前に考え過ぎない、周到な用意をし過ぎないことなんだろうな。
RPGのようにラクダを引いてキャラバンをやりたいと思っても、ある一族がその権利や理財は独占してるから
一日本人は太刀打ちできないとなったときに
そこでロバに方向転換できるかどうかが
道が拓けるかの別れ道。
ただそのあまり考え過ぎない性格が良くも悪くも動物達を引き寄せてしまうコーヒーキャラバンになってしまうのだが。
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モロッコを1000キロ、しかも徒歩で。よく完歩したなぁと感心します。道中共に過ごした動物たちとのことが事細かに描かれていました。面白かったです。欲を言えばもう少し道中で出会った人々とのことを読みたかったかな。
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ロバたちと「キャラバン」でモロッコを縦断した著者の冒険譚。この発想はとても面白い。だからこそ実際にインターネット上で話題にもなったのだろう。
しかし、「おれ」という1人称で綴られた文章は、それが読者に親しみを感じさせる効果はあるにせよ、まるでただの日記のように見える。動物に対するやすっぽい想いを書いたところをのぞけば、「あれをした」「これをした」の羅列ばかりだ。まだかなり推敲が必要だろう。
それにしても著者はかなり思い込みが強く、身勝手な性格の持ち主のようだ。「危険にさらすことになる」と認識しながら、子猫を「仲間として連れて行こう」と安易な決心をしたり、以前にナイフ術を「かじっていた」から「素人よりはうまく刃物が扱えるはずだ」と考えたり、似たような記述が随所にみられる。読んでいてため息の出る箇所でもある。
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エジプトでラクダの放牧を手伝い、モロッコでロバと鶏や猫と1000キロメートル歩いて旅をした若者の冒険譚。
この次の著作の「草原の国キルギスで勇者になった男」が面白かったので、本作も早速読んだ。
キルギスの経験もこの経験が糧になっているのがよくわかる。そしてこれら2冊から著者のことが少しずつわかってきました。
1。常識では判断しない。現地の人に無理だといわれてやる。
2。無茶はしない、病気の手当て、動物や人間の観察はしっかりやる。
3。言葉は習得。最低限のコミュニケーションをとるための勉強はして身につける。
4。必要な知識は事前に身につける。
5。とりあえずやってみる。周到に準備はするがまずは前進。いろいろ悩まない。
6。自分の心と身体を信じる。あとは運命に委ねる。
7。生卵は最高。
こんなところでしょうか、読んでみて一緒に冒険しているような気持ちになります。
若いっていいね。
でも親ならフラフラ外国で冒険なんかしてないで、就職しなさいと言いたくなるような人だけど、その枠に治らないのが魅力でしょう。
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いや〜ほのぼのと読みました笑
よくある大変な旅話かも思いきや、もちろんそれも間違いではないんやけど根本は動物たちとのふれあいがメインやったような気がします。
いや、ほんとに大変な旅だったと思うんやけどこの方が「俺はすごいことをしてるんだ!」とか「とても困難な大変な状況だったんだ!」みたいな自慢げな感じが全く無く飄々と書いてらっしゃるのでそう感じるんでしょうね。おもしろかったです。
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文章は足りない部分が多いかもしれないけど、動物への愛に溢れている。勇気もすごい、努力もすごい、日本の若者はすごい!!
娘の中学の朝読書に進めよう。