紙の本
「うまくいかない」と悩むすべての人へ向けた自己啓発書です!
2018/06/19 08:47
12人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「何をやってもうまくいかない」と日々悩んでいる人たちに向けた自己啓発書です。同書の著者は自ら「自分は大人の発達障害ではないのか?」と疑っており、そんな中で自分自身でできることを探しながら、何とか人生を切り開いてきた経験から書かれた書です。著者は「同署は、日本一意識の低い自己啓発本です」と言っておられますが、そんなことはありません。なかなか志は高く、立派です。加えて、書かれたことは誰にとっても分かり易く、実践しやすいのもとてもよいところです。人生について悩んでいる人には、一度、読んでいただきたい書です。
電子書籍
発達障害でない人にも、気づきの多い本
2020/03/07 22:03
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MK - この投稿者のレビュー一覧を見る
できないことをできないままに終わらせるのではなく、どうすればできるようになるかを考える。それは、能力の問題ではなく、否応なしにせざるを得ない状況を作り出すということである。工夫次第でいくらでも何とかなる。私は発達障害ではないが、オンとオフの切り替えが得意ではないので、非常に気づきの多い一冊であった。
電子書籍
わかる〜
2021/02/21 22:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miki - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が発達障害かどうかなんかはさておいて、飲み会への考え方や、机の上を一発でクリアにする方法には、いたく共感いたしました。
うつ集中など聞き慣れない言葉もありますが、内容としてはよくわかる。目の前に見えてるやるべきことをやらないで単純な携帯のゲームが手から離せない人は、この本、いっぺん読んでほしい。
紙の本
ためになる
2019/08/30 12:40
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なぎさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
素晴らしいライフハックが沢山、載っていて参考になる本です!
私も当事者なので、興味深い内容でした(*^_^*)
電子書籍
自分自身を知る
2020/10/24 10:10
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おっさんの独り言 - この投稿者のレビュー一覧を見る
発達障害の方が、この世知辛い世の中で生きていく為には、まずは自分自身を知る事が大事やな。これは発達障害に関わらずやで、しかしこの作者は何とか自身の道を見つけ出せたから良かったけど、実際問題大変やろな
電子書籍
繰り返し読みます。
2020/08/29 18:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あやコロ長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戒めに度々読んでいます。役になった。
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発達障害当事者はもちろん、ちょっと働きにくいなと思っているグレーゾーンの人にも参考になると思う。
障害があろうが、働く上では一般の人と同じようにやっていかないといけないので、そのための手段を考えよう!という前向きかつ具体的な方法が書いてあります。
劣等感があるせいで、学歴や仕事の成績などの勲章を集めてしまう、それがないと認められないと思ってしまう…とか
休みの日に休むことができない(自分に不足があると思ってるため、常に動いていないと不安だから)
というあたりはかなり共感できた。し、それが危険な状態であることもわかった。
最後に退屈したのはいつか?それが思い出せないならうつが始まっている…というようなことが書いてあるが、ここに書いてあることが本当なら、昔から生産性第一主義の私はうつ症状だと思う\(^o^)/
まずはダメな自分や、何もせず休むことを肯定できるようになりたい!
あとはなにより、作者の文章が本当に上手で、言葉のカチッとハマったキマり具合に惚れ惚れします。
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発達障害と診断された筆者が試行錯誤の末に身につけたライフハックを詰め込んだ本。
第1章 自分を変えるな、「道具」に頼れ【仕事】
・かばん選び7つの条件
①十分な容量
②開口部が大きい
③自立する
④頑丈である、重要物品の保護材が入っている
⑤内部は4つ以上に仕分けられ、かつそれぞれ独立の開口部がある
⑥A4のバインダーが最低でも4つ入るだけのサイズと容量
⑦小物が一手で取り出せる、大きく、一覧性の高いポケット
条件に近いかばんとして、「ひらくPCバッグ」
筆者が使用しているのは、エース「ACE GENE EVL-2.5」
・1案件につき1バインダーで管理する
・手帳は胸ポケットに入るサイズを買う
・仕事もプライベートも絶対にすべてを1冊に書き込む
・汚くても読めなくてもいいからとにかく書く
・アイデアノートはできるだけ大きいサイズ
・思いつくまま書きなぐる
・人生に迷ったら、白い紙の中心に「打開」と書く。必ず解決策が見つかる。
・片づけに迷ったら、全部一つの箱(本質ボックス)にぶっこむ
・本質ボックスは、3つまでに収める
・よく使う細かいものは、「神棚」にお供えする
・作業スペースは広く、クリーンにする
・机もパソコンのモニターも、2つ用意してひとつをクリーンに
・仕事を始めるときは「儀式」をうまく使う
・とにかく、「千里の半ば」までやる、そうすれば自然にやめられなくなる
・意思を持って「休む」というタスクをこなす
・月末には、とにかく翌月の「休養日」を定義する。
・「休養日」は「スケジュール」であり「タスク」なので厳密に守る
・「休養日」は月に最低3日取ることをお勧めする
第2章 すべての会社は「部族」である【人間関係】
・人間の間で流通する金ではない何か=「見えない通貨」
・人は与えたものに対価が支払われないと、怒る
・部族の三大通貨①褒め上げ②面子③挨拶
・部族の通過儀礼「雑談」はひたすら同意をリピートする
第3章 朝起きられず、夜寝られないあなたへ【生活習慣】
※自分は幸い眠れない、起きれないことに悩んだことはないため参考程度。
・「眠れない」ならば、最寄りの心療内科に出向いて、眠るための薬を買ってくること
・薬に勝る効果があるものはひとつたりとも存在しない。すぐに薬をもらうことをお勧めする
・枕元から1メートルほど離れた場所にカフェインの入った飲み物のペットボトルを1本用意し、目覚まし時計が鳴ったら取りに行って飲む
・身だしなみについて、ワイシャツも靴下も全く同じ商品を大量に購入し予備を持つ
・カミソリも爪切りも、かばんに全部入れておく
第4章 厄介な友、「薬・酒」とどう付き合うか【依存】
※第4章の薬や酒の依存については詳しく読み込んでいないので省略
第5章 僕が「うつの底」から抜け出した方法【生存】
・「死なない」はすべてに優先する。休め
・気づいたら休日にやるべきことが何一つできなかったら「うつ状態」の入り口
��リラックス手段①部屋にリラックススペースを作る②シーシャ(水たばこ)③お香④入浴⑤日光浴⑥ジャンクフード
・ビジネスホテルで「外こもり」する
・「暇だ」という気持ちが湧いて来たら回復したと考える
・過集中(集中しすぎで作業をやめられない状態)の対策として、タイマーを「30分」単位でセットする
・「蒸気アイマスク」「ヘッドフォン」で五感を断ち切る
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第二章に書かれてることは著者含め発達障害の人が超苦手だから無理だよ!と匙を投げてしまうのかと思ったらむしろ積極的にやっていきましょうというお話なのがちょっと意外でした。
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僕も発達障害的です。同じようなライフハックを思いついて行動するものですね。30歳くらいで、上手に格好良く生きようみたいに肩に入っていた力が抜けて、まずは行きていこうと諦観に入るからかもしれない。
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著者の借金玉さんが、血ヘドを撒き散らしつつトライ&エラーを繰り返してきた人生で掴んだ、『生存』のための工夫を惜しげもなく伝授してくれる。
発達障害の方だけでなく、会社に、社会に馴染めない、と感じて日々苦しんでいる人たちにも生きてゆける勇気を与えるかもしれない好著。
読みはじめてまず文章の面白さと分かりやすさに惹き付けられた。鋭く、ユーモアに満ちた比喩がポンポン出てきて楽しくなる。『社会的バナナの皮』には笑った。...そうか、それを踏みまくってたんだな。自分。そしてこれからも踏みまくるのかも(笑)
その言語センスのおかげもあり、頭の良い方なのに嫌みがないように思える。
『日本一意識の低い自己啓発本』と売り出しているが、『アンチ自己啓発本』の部分もあり、そういう本に抵抗のある方も一旦自分の中の抵抗感を無視して読んでみたらいいと思う。
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本書にきれい事はない。40代も後半にさしかかった私でも目から鱗の連続だった。冷徹に自分と社会(組織)を見つめている。
精神疾患者、発達障害者、そして、生活、仕事にうまく適応できていない感覚を抱いて生きるすべての人々にお勧めします。
あとがきの精神科医の先生の指摘も含めて。
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「僕はジョブズではない」ということを理解するのに30年かかった
という前書きのタイトルでまずなるほど、と思った。
根拠のない、「自分はすごい人」という願望が、願望でしかないと認識し、現状を認識する、それだけのことだけど、「なろう系」小説が売れたりするのは、そういう願望をみんなが持っているからだろうと思う。願望と現状を切り離すこと、それをどの程度できるのかということが大事なのかもしれない。
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これは、当事者の方が読んだら本当に役立つ本だと思う。
ご自身のことをとても客観的に捉え、具体的にどのような工夫をしたら、実社会と折り合って仕事を進めていけるのかが書かれている。
発達障害の方に限らず、今の社会の枠組みに合わせようと苦労している人は多いと思う。
社会の方も柔軟に受け入れていく姿勢が問われる。
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発達障害、及び、日常生活に疾患を持つ人々が、生活を送るのに有用なアクションを、ユーモラスな文体ととともに綴ってある。
自己啓発にありがちな精神論でなく、実戦を記載してあるところに、この本の有益性があるといえる。
是非とも著者と話をしてみたいと思わせる内容だった。
また、こうした「人生・生活の裏ワザ」は、纏めておくと役に立つことも、改めて理解した。自分自身でも実践して行く。