電子書籍
冒頭で不安になった方、ご安心ください。
2019/09/30 15:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:優幸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の筋も、時に挟まれる笑わせてくれる場面も、面白くて非常に好みです。
少なくとも今のところは出オチの一発ネタで減速していくタイプではなさそうに見えるので安心して読み進めてみてください。
作品を大枠で捉えた際にわかりやすく特徴的な所が、魔法的ファンタジーがある上で多くの人々はそれを認識せず現代的な人間社会が回っている世界観と、しっかりメカメカしいワクワクする見た目の機械(ただし機能はかなり非現実的でぶっとんでるものばかり?科学的な原理を求めるならやめた方がいいかもしれません)が出てくる所。
そして、話の中心にいるのがファンタジー的な存在ばかりなので変わり者というか、一般的な人間とは違う価値観のキャラクターが多いです。
しかし、全く理解できない近寄り難い存在ではなく、わからない所も少なからずあるけれどどこかしら愛嬌のある魅力的な描き方がされています。
一般的な人間とは違うという点もちゃんと描かれているので、これから得体が知れなくなっていくかもしれませんが。
主人公の言葉選び?言葉遣い?言葉の表記?が若干ネットのオタクっぽさを感じるかもしれません。
ネット上でボケたりツッコんだりする時によく見られるタイプのものです。
そういう用語を使っている訳ではなく、あからさまではないはずなので(少なくとも私はそう感じました)、掲示板系のサイトだったりSNSに馴染みがあるなら特に鼻につかないと思います。
私は某SNSに馴染み深いので、むしろそういう言葉のノリが楽しくてよかったです。
電子書籍
「人造」? いえ「人蔵」です。
2019/04/22 18:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:anp - この投稿者のレビュー一覧を見る
サイボーグ的なお話に見せかけて、魔法のお話です。
メカで構成されているわけではなく、体の中に魔法で空間を作っていて、そこに自作した機械が入っているのです。
人蔵人間に向いてる人の特徴=細かいことを気にしない人 らしいです。
うーん、世の中にいっぱいいそう。
紙の本
楽しい(笑)
2020/10/06 17:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
篠崎くんは平凡なサラリーマン。首が外れるけど。
ユーヤケさんとグレ、ハザクラさんたちが縦横無尽に動きまわりいちいち楽しい(笑)
オススメ!
電子書籍
グレ!
2019/08/27 13:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がろん - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔法が苦手な魔女と大人になるまで人間は首が取れるのが普通だと思ってた、改造された事を忘れた呑気な人蔵人間の話。「蔵」って人体を入物にするって凄いけど、知らなかったせいで首を取る事や蔵の中身覗かれるのがセクシャル的な事と思い込んで育っているのでメンテ時その都度狼狽えている様がちょっと笑える。
使い魔グレがいい味出してる。
投稿元:
レビューを見る
魔法で体が四次元ポケット化しているサラリーマンと、四次元ポケット内にある秘密道具をメンテナンスしたい機械好きの魔法使いによるコメディ。
一般には秘匿された魔法使いの世界に一般人主人公が巻き込まれる、ポピュラーな現代ファンタジーで日常系。
男女主人公+現代ファンタジー という要素から予想される、ファンタジー設定の精細さとかラブコメ展開はほぼ無く、ふわふわ設定の魔法世界に在籍するアクが強い魔法使いたちの奇行を、一般人寄りの感覚の主人公達と一緒に楽しむ系だ。まあ主人公達はその奇行が我が身に降りかかる事もあるので楽しんでもいられないが。
ふわふわ具合は作中でキャラが「魔法の技法 基本ふわふわなんですよ……!!」とキレるので折り紙付き。
他の「ゆるい日常系」作品ともちょっと毛色が違うよなあと思っていて、何というか血圧が低い……? 起き掛けのテンションでも作中のノリについていける感じがとても好き。
そしてこの基本楽しげな雰囲気の中、住む世界が違うってところを稀に見せつけるので温度差でキュってなる。
そういえばこれ機にしっかり調べたら、web掲載雑誌が乙女向けで、作品紹介でユーヤケさんが少女と書かれていた。ビックリした。
他の掲載作品が恋愛物ばかりだったので、これやっぱもしかしたらラブコメかもしれない。しいて挙げるなら第1話が1番ラブコメしてたと思うが、自分の目で確かめてほしい。
投稿元:
レビューを見る
"「グレ スゴイこと言っていい?」
「なんだ」
「家が見当たらない」
「目隠しの魔法がかけられてるからなあ いったん出ると入りづらい」
「マジックミラー的な?」
「なんだそれ」
「知らないならいいや」
「俺もスゴイこと言っていいか」
「どのくらいスゴイ?」
「も〜〜〜〜スッゴイ
俺にも見えん」"[p.60]
好き!!!!!
キャラの設定内容とその表現(二つ目の黒い不定生物とか身体の中が器官ではなく機械が詰まってて首が取れるとか)が自分の好みにクリティカルヒット過ぎて、あまりにもクリティカルヒット過ぎてやばい、好き。
ハザクラちゃんのキャラデザもすごく良い可愛い。
この世界の魔法使いは人間と人蔵人間としての契約を交わして倉庫他として使ってるのかな。
https://comic.pixiv.net/works/4252
投稿元:
レビューを見る
個人的には、好きだな、こういう作品は
タイトルだけ読むと、健康に関する内容なのか、マッサージ系かな、と思うだろう
表紙だけ見ると、ごく普通のサラリーマンと、感情表現が下手な人外っ娘の友情を経た恋愛ものだろうか、と思うだろう
しかし、イイ意味で、その推測は外れた
まさか、1ページ目で、主役の首がポロリと落ちるなんて、誰が予想できるだろうか
インパクトあるなぁ
『職業・殺し屋』や『ムルシエラゴ』のように、首がスッパァーンと斬り飛ばされている訳じゃなく、接合部の調子が悪くて落ちちゃっているってのが、また、衝撃的だ
どうやら、表紙で、人畜無害の雰囲気が隠れていない篠崎くんの方が、人ではないようだ。人造人間ならぬ人蔵人間らしい
便利と言えば便利だけど、衝撃が加えられるたびに、首が落ちるのは困る
だからこそ、メンテが必要で、そこにヒロインのユーヤケさんが関わってくるようだ
彼女は魔法使いなんだけど、実は、魔法がからっきし。でも、機械に関しちゃ、誰にも負けないってプライドがあるようで、意外に熱いモノを秘めている
パッと見は、美人系だが、読み進めていくと、カワイイ系だな、と思えてくるな
そんなユーヤケさんのパートナー(?)・グレも、中々に良い個性をしており、彼(彼女?)は、この作品に必要だ、と感じられる
類は友を呼ぶもんで、篠崎くんとユーヤケさんのペアに負けないほど、個性的なキズナを育んでいる、ハザクラちゃんと倉木とも友情が築けた
けど、他の魔法使いも風変わりだからこそ、ユーヤケさんの生き方を頑として認めず、手段も択ばず、彼女の生活をメチャクチャにしてくるかもしれない
その時こそ、篠崎くんの荷電粒子砲が火を噴くんだろう
ファンタジー描写も、メカニック描写も、割とレベルが高いので、好きな人は地味に楽しめるはずだ
個人的には、ラブコメ感は、ふわっと感じるくらいが丁度いいと思う
ユーヤケさんのちょっとしたドジに、篠崎くんの妙なツボが刺激される、みたいな
この台詞を引用に選んだのは、気迫が籠ってるなぁ、と感じたので
首は取れるけど、こんだけの欲望を持っているんなら、篠崎くんは人間だろう
命が懸かった状況でこそ、人の本性は視えるもんだが、ここまで必死になれるのは、逆に凄い
投稿元:
レビューを見る
最近まで自分が人蔵人間だと知らなかった主人公と主人公をメンテナンスしたいジト目ヒロイン。 キャラが立ってて読んでて面白いです。
投稿元:
レビューを見る
8巻まで読了。
読んでいてたまらなくなってしまう印象的なシーンが、ふとしたときにでてくる、なんか不思議で好きな作品。
人造人間になるシーンにどれもたまらなくなった。
嘘偽りのない、人の根源にふれる。あざやかで胸にせまってくるような描写がすごい。
けれど、ふだんはのんきでふざけた場面もたくさん。
だけどいろんなシーンの背景に、どこか薄氷で一歩踏みはずとおそろしいなにかが隠れているようで、そのギャップがさらにおもしろさを生んでいるように感じられた。
日常シーンをあんなおもしろくかけるなんてすごい!
つぼにはまるというか、くせになる感じ。続きも楽しみです!