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あらゆる学問を極めたものの空虚さを抱くファウストが、悪魔メフィストフェレスと契約を交わし世を謳歌する。メフィストフェレスとはどの人間でも持つ秘められた感情である、と感じた。人間の生をテーマにしたようなモノは結構好きで、小難しい文章で長々と書かれたこの本も、結構スラスラ読めてしまった。
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ゼヒ再読したい本。
なかなかというより、かなり難しかったと思うけど、面白かった。
第二部はまだ読んでないけど、近いうちに読めればと思ってます。
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ファウストとメフィストの出会い、そして冒険の始まり。ファウストが人としてたどり着いた境地は只の絶望と儚さ。自らを哀れな者と思い変化を望んでいたところにメフィストが現れ彼の旅は始まる。そして、旅の途中ファウストは自分にとって全てとなりうる女性に出会う。しかし、幸せは続かず彼の愛した女性グレートヒェンは不幸の淵に陥り二人は別れの時を迎える。
二人の間に用意された結末、それは悲劇。
うーん、こんな感じでしょうか・・、正直短く纏めるには無理があるほど素晴らしい作品であると思います。
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人間の欲望、醜さ。そんな物をこんなに美しい言葉で綴る事の出来る人も早々居まい。
そしてメフィストフェレスの実に悪魔らしい所なんて思わずニヤリとしてしまう。
でも、やはり悪魔は神に敵わない。そういう事ですね。
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悪魔の力を借りて、人生の享楽を体験しまくりたいファウスト博士の物語。たくさんの哲学と思想、それからあらゆる生命への賛美に溢れた文体は天下逸品。でも結局悪魔メフィストも天才ファウストも完璧ではないし必ずしも正しいわけではない。そんなキャラ設定が、物語を受け入れやすくしてくれました。
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大学者ファウストと悪魔メフィストとの話を通じて、人間の本質と愚かさを語らせた長編。悲劇に向かって蛇行しながら生きる登場人物を通して、思想(良くも悪くもキリスト教圏の詩人が辿り着いた思想ですが)させる内容。
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ゲーテ(1749‐1832)はこの大作を24歳で書きはじめて82歳で書きおえ、83歳で没した。詩人の天才をもってしても完成に殆ど全生涯を要したのである。『ファウスト』第1部では、学問の無力に絶望した大学者ファウストが悪魔メフィストの助力を得て官能的享楽の限りをつくそうとするが、それは心清き少女グレートヘンの痛ましい悲劇におわる。
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〜ゲーテ(1749−1832)はこの大作を24歳で書き始め、82歳で書き終え、83歳で没した。詩人の天才を持ってしても完成に殆ど全生涯を要したのである。絶望した大学者ファウストの悲劇とその中から生まれる人類愛という救いを描く、ゲーテの全生涯をかけた大作〜予想していた内容と違っていた。もっとファウストの苦悩が中心かと思えば、一概にそうでも無かった。むしろ個人的には、この作品の主役はメフィストでは無いかと感じた。悪魔なのに、ある意味ファウストよりも人間くさく感じたのは気のせいでしょうか。訳の影響かも知れませんが。いや、この作品において、そもそも主役というくくりで表そうとする事自体が間違いなのかも知れない。余りにも有名で歴史的な名著に感想を載せるのはおこがましい気もするが、素直な感想を。個人的には、この1部には非常に引かれたが、2部には荒唐無稽な部分が多く、イマイチ入り込めなかった。ゲーテの執筆した年齢も状況も違うし、作品場、わざとそう言う表現をしていると言われればそれまでですが、それを踏まえても…う〜ん。ラストも、結構期待していたのだが…。中盤以降の展開が尻つぼみして言った感じが、個人的にはいなめない気がした。ちょっと期待しすぎたかも。また読み返したら違う感想になるのかも知れませんが…。比較的読みやすいし、またいつか読み返してみようと思います。
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1部の最後
救出しにきたファウストを拒絶し、自分の子殺しをした女が処刑を受け入れる場面
メフィスト「彼女は裁かれた!」と叫ぶ
天上から「いや、救われたのだ」という声が響く。
(背後から)ハインリヒ、ハインリヒさん。
この一説に最も高揚しました。
現実に起きた事実「グレートヘンの悲劇」とゲーテの自己の経験を重ね合わせて、書いたと言われています。
最近話題の赤ちゃんボックス肯定派の人にこの本を読んでいただき、お聞きしたいです。
「なぜ、グレートヘンは救われたのですか?」
神にすがったからではないです。
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有名な作品だと知っており、試しに読んでみました。そしたら戯曲だったので、慣れるのが大変だった(笑)
でも、内容が深くて深くて。後半の流れがうはwwwイミフwwおkwwwwみたいな感じでした。就職する前に、もう一度マジで読み直したい一冊。
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こいつぁまじでやばい。
最終的に悪魔にも勝っちゃう知の力。正直いいとこ取りてきな主人公が嫌いになる人もいるかもしれんけど。
知力のみでは人生うまくいかないのかなぁ。悪の力もバランス的には大切ってことか。ようはバランス。彼ほどの知にはメフィストほどの悪でちょうどいい。
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ファウスト第一部
ゲーテ(1749‐1832)はこの作品を24歳で書きはじめて82歳で書きおえ、83歳で没した。
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なぜか昔から古典は岩波書店のものを読む習慣があるのですが、
これもやっぱり岩波書店。
児童書を多く扱ってるところだから、文章が読みやすいのかなー。
海外の古典ってほんとに翻訳者に左右されると思うので。
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天才作家ゲーテが書いた天才戯曲。
戯曲と言いつつ舞台では実現不可能な台本がまた素晴らしい。
メフィストフェレスの可愛さに萌えるお話です。(違います)
ファウストのダメ人間っぷりに感動するお話です。(そうです)
一部は話の構成もしっかりしていて大変わかりやすいです。
読み進めていくとストーリーも出てくるしとても面白いので是非読んでみて下さい。
始めのファウストのひとりごとで諦めないでください。
昔の人の書く話だからお堅いものと決めつけてはいけません。
メフィストのセリフは詐欺師の言葉だし、ファウストのセリフは今の世を嘆く人間の言葉です。
卑猥な言葉や下品な言葉も次々飛び出して大賑わい!
もちろん真面目なセリフや意味深な言葉も出てきて深く読んでも楽しいです。
田仲の死ぬ時にお墓に入れたい本No.1。(田仲は日本文学専攻です)
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ゲーテ。。しょっぱな読んだときイミワカランでした・・・
だって何度読んでも主題がわからない。。
なにが言いたいの。文章なのに主題がないなんてー
ふと気づいてみたら、「主題」なんてないのでは。。
限定された何かじゃなく、きっとゲーテは「全て」について描きたかったのでは。
テーマでかいですね。。
主人公ファウスト博士は聖書ひらいても、「はじめに言ありき」?ややや、「はじめに行いありき」だべと思っちゃうほど努力家であり探求家です。
彼は様々なことを探求し続けてきました。そしておじーちゃんになって思うのです。
「なにもわからない」。 福山雅治。。。
何も知ることができない。自分はちっぽけだ。蛆虫だもう。死にたい。でも死ねない。
こんな自分がイヤ・・・ていう。 ちとめんどい。
東洋では「なにも知ることができない」ということを知る。それは「悟り」で、
世界はわからない。全てが無だ。自分も無。空っぽだ。それ正解なのです。
自我とはもともと自然の一部。自我は世界に溶け込んで存在するもの。
だから全てをあるがままに受け入れよってことです。
自分てちっぽけ。
そう悟ることで初めて、あらゆる欲から開放され、自我から自由になる。と、東洋なら考えるところ。。。
自我が大切なのーと考えるのがヨーロピアンらしい。 自然や世界は外のもので中心となるのは自我。基本世界に対して受け入れ態勢ではなく攻撃態勢です。
常に自我をしっかり持ち、努力し自我を高めねばいかん。自我で世界を解明していかねばいかんていう。
ファウストもそう。欲のままに。 現状を受け入れろなんてムリー。
てことで悪魔メフィストと取引するファウスト博士ですが。。
若いイケメンさ��にしてもらうかわりにもし自分が、ある瞬間にむかって「とまれ、おまえはあまりにも美しい」っていったらアナタに魂あげちゃいますカラネていう。青春よもう一度ですかね。
とまれと思う瞬間?そんなのねえー。あの世?そんなの関係ねえー。てことで取引したファウストはメフィストと広い世界に旅に出まーす。ドッキドキ。
て長くなったので、、また次回書こ。。。