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葉村晶シリーズ。「葉村晶史上、最悪最低の事件」ってことだけど。うーん、不運っぷりに関しては案外いつもこんな感じかも(苦笑)。でも精神的な面では今までで一番つらかったかもしれないなあ、と思いました。「他人の痛みは何十年でも我慢できる」という辛辣な言葉が出てくるけれど、葉村晶はクールに見えてもそうじゃない気がします。彼女にとっては、自分自身の怪我よりもよほどつらい事件だったのかも。
思いもかけない方向に進む物語といい、さりげなくってあとになってからぐっと生きてくる伏線といい、どこをとっても大満足の一冊です。もちろんシニカルでコミカルな読み心地も健在。やはりいいなあ、このシリーズ。
それにしても死体があんなところにあっただなんて! あまりにさりげなさ過ぎて、慌ててページめくって探しました。うわああ、見てたって気づけないよ絶対。
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登場人物のキャラが濃くて,主人公の苦労がわかる感じがした。次々と難問が起こるけれど,それを淡々と乗り越えていく主人公がさらりと描かれている文章のテンポがよい。
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葉村シリーズ出た!ありがとうございます!
はああああああ・・・(満足のため息)
やっぱり長編で読む葉村はイイ。
相変わらずの有能っぷり&不運っぷり。最高でした。
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大好きな葉村さんが帰ってきた!もう相変わらず葉村さんボロボロ。でも、そんな頑張っている葉村さんが好きなんだなと思う。
葉村晶はある日お金に困り〈東邦総合リサーチ〉の桜井に言われ、ある老婆を尾行した。しかし、その老婆は向かった先で青沼ミツエという女性と言い争いになりアパートの二階から転落。その転落に見事に葉村は巻き込まれた。そのまま調査をするが、葉村はミツエが所有するアパートに住むことになり、約半年前に事故にあったミツエの孫ヒロトの病院への送迎やミツエの世話をすることになった。そんな葉村に、ヒロトは「交通事故の前後の記憶をなくした。なぜ、自分はあそこにいたのか調べてほしい」と依頼されて…
なんというか、ちゃんと読んでいたはずなのに後半になるにつれ伏線だったりがいろいろあって、そのたびに前のページに戻って確認した。あんなことやこんなこともしっかり書かれていたのに、後になって重要になってくる。やっぱり面白いよねぇと。真犯人思惑とおりに関係ない事件と事件が実は繋がっていたし、なんだか変な話、いい人はみんな死んでしまった。でも、葉村さんが言った通りにミツエとヒロトとの暮らしは魔法のように素晴らしく濃い時間だったよね。
前回出て来たキャラも出てきたけど、少し間が空いていたので「誰だっけ?でも、葉村さんがそう言うならいたんだね」となって読んだ。過去の葉村さんシリーズをもう一回読み直そうかな。
ところで、レオ爺はどうなったんだよー!
2018.11.14 読了
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1ページ目を読んで、今回は葉村晶の恋愛話があるのかとぶっとんだ。いや、あってもいいんですけど。
相変わらず精神的、肉体的にきつい状態に追い込まれても絶対に手を抜かない、あきらめの悪い女探偵。かっこよくて大好きです。
ところで、思いがけず新作が読めたのはうれしいけど、そろそろかつての親友をまた登場させてくれないだろうか。
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葉村晶シリーズ最新作。
新作が出ていることを知らずに、発売から1か月以上経ってしまった…
今作は長編。ある老女の身辺調査を依頼された葉村は、老女同士の言い争いの場に巻き込まれ、怪我を負ってしまう。
この件が発端となり、葉村はまた大きな事件へと巻き込まれていってしまう。
やっぱりオーソドックスな探偵小説は面白い。
ハイテク機器を使う訳でもなく、相変わらず不運は止まらないんだけど、それでも真相に辿り着く葉村はかっこいい。
度重なる怪我を自分の加齢のせいなのか、考え込むシーンに共感!葉村が同じ年代だからこそ、さらに応援したくなる。
頑張れ、葉村!
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女探偵・葉村晶は尾行していた老女・石和梅子と青沼ミツエの喧嘩に巻き込まれる。ミツエの持つ古い木造アパートに移り住むことになった晶に、交通事故で重症を負い、記憶を失ったミツエの孫ヒロトは、なぜ自分がその場所にいたのか調べてほしいと依頼する……(あらすじより)
若竹さんの本読んでると、世の中の人は大抵期待するほど他人のことを思いやる余裕はないし、自分に利害がある可能性があればいくらでも悪意も図々しさも発揮できるんだなと実感する。でも同時に良くも悪くも各々が自分の人生に必死なだけなんだな、とも。葉村さんは一見ドライなのに、根っこはお人好しで一生懸命。それが遺憾なく発揮された一冊だった。相変わらず伏線が多くて、羅列の単語一つ見過ごせなくて楽しい。ゴールは予想できても、過程にどんな繋がりがあるのかは読まないと分からない。無駄な登場人物が一人もいない。不幸の女神に愛されてすぎている葉村さん、体の不調が見過ごせない程になってきたけどもう何冊か分くらい頑張って欲しい。
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女探偵・葉村晶の事件簿。ひょんなことからともに暮らすことになった老女と交通事故にあった青年。絡みもつれて大風呂敷をきっちりしめるラストに向かってジェットコースターばりに進んでいく。
情報量が多く、一冊によくこんなにも詰め込んだものだと驚きを隠せない。
若竹さんの作品はどれをとってもハズレがない。自分の感性にピッタリはまったもので、次回作も楽しみ。
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葉村晶シリーズの最新刊。
安定の葉村晶かな。今回も楽しく読ませていただきました。
今回は前回まで住んでいたシェアハウスから場所を別のアパートに移して、そこに住むある時期の記憶を無くした青年からの依頼で動く物語。相変わらずの小気味の良い会話で今回も引き込まれました。
読後、初版限定のシリーズガイドを読んでびっくり、、なんと葉村晶シリーズをすべて読破したと思っていたのだが、あと1冊残っていたことが判明。
「暗い越流」というタイトルの本の中で、いくつか葉村晶が登場する物語があるそうな・・・これは買わないと。。
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今回も面白かった。ブックガイドもついているので、内外ミステリ好きにはオススメして間違いないシリーズ。
よく知ってる場所が舞台なのでその意味でも楽しいが、今回は知ってる人が登場してほんとにビックリした。作者とお知り合いとはきいてたけど。
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大人気女探偵葉村晶シリーズ あんな困難なこんな困難を乗り越えて、ボロボロになりながら仕事をやり遂げます。素敵すぎます。
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満身創痍の探偵、葉村晶シリーズ第6弾。
待ちに待った長編です。
いつものように冒頭からトラブルに巻き込まれて大けがをし、そこで知り合った青年から依頼のようなものを受け、ボロボロになりながらも律儀に完遂するという流れです。
今回はいよいよ「スタインベック荘」からの退去にも焦点が当たり、大家とその身内が事件に絡むなど、人間関係も複雑になってます。
事件も次々に展開して謎が深まり、一つ解決したかと思うとその裏に別の謎が残り・・・、と重層的な真相解明となっていて、最後まで目が離せず一気読みしました。
タイトルと本編の関連を読み取れなかったのが残念です。
ハードボイルド並みにタフで男前な葉村さんには、ミステリーファンとしては惚れてしまいます。
次回の作品も早く出してほしいです。
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葉村シリーズを読んできた人は感じていると思うけど、葉村変わった。
若い頃の葉村は影があって角があった。今でもダークな部分はあるにはあるが、年のせいかずいぶん角がとれて丸くなった。
以前は葉村のイメージは菊地凛子さんや欅坂46の平手さんみたいな感じだったけど、最近では著者のプロフィール写真が葉村そのもののように思えてきた。
若竹さんはダークな要素もあるけれど、本質的にはコージーの人なんだなと思う。
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不運を呼び込む女探偵・葉村晶シリーズ。文庫書き下ろしで続いているシリーズだが、クォリティが高いままなのが凄い。この新作もとても面白かった。
今回も同情したくなる位に傷だらけになる葉村探偵。そんな目に合いながら本屋のバイトをしたり引っ越ししたりの日常生活を続けるのがユニーク。それに並行して怪しい人物だらけの事件も解決してしまう。なんてタフなんだ(^-^)。
ハードボイルド調の展開でありながら笑えてしまうのは『探偵はBARにいる』シリーズと双璧だろう。偶然が重なるのがやや気になるが、それでも傑作。
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葉村晶シリーズ。初めて読みました。
わからないことはなかったけれど、ずっと読んでると
もっと面白いんだろうなと言う感じはしたし、
ミステリーマニアな著者がミステリーマニアのために
書いたミステリーという感じ。プロットもこってりと
濃密。他のものも読んでみたい。