ポッカリとした空虚感
2021/07/31 21:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご夫婦の出会いから結婚を経て家族としての生涯をメール日記の返信スタイルで綴った内容をメイン所としてあり、リアル感が連綿と伝わってきます。でも最後に返信は途絶えるんですよね・・。
本書にも記述がありましたが、人との出会いというのはひとつの『縁』であり、改めて具に感じます。また夫婦は両輪と、よく言ったもので、いずれは片輪になりますが、見えない絆で以て両輪は永続する事が本書を通じて強く解ります。病魔は体を蝕む事はあっても、心を蝕む事は出来ませんから。
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夫婦二人の交換ノートをずっと読んでいくような内容になっている。
お互いにお互いをとても愛し愛されていたのだろうなと、夫婦だけでなく子ども、そして孫もとても愛していたのだろうなと。
ステキな夫婦であり、家族である。
それが感じられます。
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朝日新聞の投稿欄に掲載され、SNSなどで大反響があったご夫婦の心優しい物語です。
末期癌を宣告された妻と夫。今では珍しくない話かもしれません。
死にいく妻の夫、そして家族への愛
夫の妻への愛
子どもたちの母親への愛
愛がたくさん詰まった一冊に涙がとまりません。
これは決して悲しいお話ではありません。
「家族とは何か?」
「愛とは何か?」
そんな問いかけをもらったような気がします。
その答えは私たち一人ひとりの中にあります。
たまには昔のことを振り返って、また読み返したいと思います。
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わたしにも大切な人がいますが、このように2人で歩んでいきたいと思いました。生活の中での小さな幸せを大切に。
また、そんな人が亡くなった後も、また生きている間も心の中で共にいるという気持ちを常に持っていたいと思いました。
とても読んでよかったです。ありがとうございました。
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平凡な幸せってこういう事なのだろう。遺していかなければならない家族への愛が溢れた内容で、涙なしでは読めなかった
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ネットの記事で見たご夫婦の写真やプロフィールから、バブル時代の裕福な家庭を想像していたが、そんなわけでもなく、奥様も在宅で仕事をし、家族のために家事をこなし、ご夫婦で懸命にその時代を生きている様子がうかがえた。
幸せとは境遇ではなく、分をわきまえ、自分を知り、周りに感謝することでもたらされる。
あらためてそう感じさせられた。
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2020.01.28
朝日新聞に載って話題になった詩
出会いから別れまでの2人の長い物語
人生の振り返り、こういう風に懐かしみ
記録として残せるのは幸せなのかも
そして、愛がしっかりとあった
奥様はご主人が生きてるかぎり、生き続けていくのだと思います。
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自分が同じ立場になったらどう思うんだろうってすごく考えました。自分が容子さんだったら同じように延命治療したくないと思います。でも自分の大切な人が病気になったら延命治療してほしい、生きて欲しいと思うと思います。生きるって当たり前すぎて何気なく生きているけれど生きることってすごく大切で奇跡なんだなと思いました。
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【1.読む目的】
・浄化されたい。
・人生の節目を迎えるにあたって、いたって普通で平凡な仲の良い夫婦の最期の迎え方を知りたい。
【2.気付きや気になった点、面白かった点等】
【3.感想】
・東京駅でボロ泣きしながら読んだ。笑。泣くとわかってながらボロ泣き。涙なしには読めなかった。
・夫や家族への愛が随所で現れていて、純粋に眩しさを感じたし、出来ることなら同様の生き方がしたいと思った。
・本題とはズレるけど病は本当に突然にきて、そして自分自身への罪悪感を生んでしまうのだなぁとつくづく痛感。。
・まずは、父母に重なってしまう。父や母も60代半ば。健康でいて欲しい。
・そのときの感情や記憶、生きた記録を残せる日記っていいな。
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妻の詩がいい!
夫婦二人のやり取りも書かれている。
読んだ後、自分も妻への感謝の気持ちや一番大切なものは何かを考えさせられる本である!
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旅立たねばならない人の思い、残される人の思い。
いついつの日か、自分にその時がきたらと色々考えます。
いつも隣にいて当然と思っていた伴侶。
一日一日を大切にしたいと思います
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新聞の投稿欄に載った妻が願った最期の「七日間」は知っていたけど、本になっていたことは知らず…
図書館で見つけて読んでみた。
人が最期に願うことは、決して特別なことではなく、その人の日常なんだなと思う。今の日常を大切にしなくては!とつくづく思う。
容子さんの日記「二人の物語」は、涙なくして読めなかった。
そして、英司さんが「容子さえ生きてくれていたらよかった」と仰っているのが、あまりにも切実で…
もし相手とうまくいっていない場合は、お互いを大切に思ってほしいと。
当たり前に一緒にいる人には、なかなかありがたみを感じられないけど、ちゃんと感謝しなくちゃ。
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言葉がとても綺麗でした。
「あなたには、まだつらくて、言葉がないです。」この一文に容子さんの想いが詰まっていると思いました。