0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねね - この投稿者のレビュー一覧を見る
読む前と読んだ後でタイトルの印象が変わりました。
先生と梓ちゃんの2人の関係がどんどん変わっていくのがすごく面白かったです〜!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狐塚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
行方不明になったベストセラー作家、遥川悠真の部屋で家宅捜索を行う刑事が見たものは、ノートパソコンに保存されたドキュメントファイルだった。彼の作品を心のよすがに生きてきた少女・梓と遥川の出会い、交流、破滅。苦しい展開なのに、読み進める手が止まらなかった。
心の内で「引き留めてくれる人」を待つのなら、そんな選択しなくていい。それでも「引き留めてくれる人」なんていない。
そして、ファンとは、誰かを推すとはなんなのだろうと考えさせられた。
中高生の頃、気が狂うほどに好きだったアーティストのことを思い出した。スマホもない時代、下校すると真っ先に親のPCを開いて公式サイトをチェックし、Wikipediaを暗記していたあの頃。私も彼らの信者であり、彼らは神だった。
神は正しい。神は間違わない。神の生み出すものは最上である。
神に祀りあげられたヒトが遥川なのだろうか。神に近づきすぎて破滅したのが梓だったのか。とても残酷で、とても美しい物語だ。
読者も道連れにするタイプかな
2022/06/28 17:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ryuden - この投稿者のレビュー一覧を見る
感情というものは、本当に些細なキッカケが原因で反転してしまうんだなぁとつくづく思った。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからバッドエンドは予想していたものの、ページをめくる手は止まらなかった。あの時の選択が違っていたら幸せに暮らせてたのかなと思ったり、良くも悪くもずっと引きずる作品です。執着と敬愛のたとえが突き刺さりました。
そこまで意外性はない
2024/04/17 19:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K.ザムザ - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャッチーなタイトルの割には想像を超えてこない展開の連続でもう少し捻りがほしいと思ってしまった。天才小説家像も画一的。
投稿元:
レビューを見る
【どちらが殺したのか? どうして殺したのか?】
突如失踪した人気小説家・遥川悠真。その背景には、彼が今まで誰にも明かさなかった少女の存在があった。
遥川悠真の小説を愛する少女・幕居梓は、偶然彼に命を救われたことから奇妙な共生関係を結ぶことになる。しかし、遥川が小説を書けなくなったことで事態は一変する。梓は遥川を救う為に彼のゴーストライターになることを決意するが――。才能を失った天才小説家と彼を救いたかった少女、そして迎える衝撃のラスト! なぜ梓は最愛の小説家を殺さなければならなかったのか?
投稿元:
レビューを見る
すごい! 狂おしい! 好き!
タイトルから絶望的な結末が予想できるし、あーって思いながら読むんだけど、想像したラストとはちょっと違っていてそこが愛だな、だからこそ切ないな、と。
投稿元:
レビューを見る
物書きを夢見るひとりとして、作り手である(或いは、あった)遥川悠真に共感を覚えたシーンが多く、遣る瀬無さで胸がいっぱいになった。
そして、梓ちゃんのどこまでも純粋で揺るぎなくて、だからこそ救いきれず崩壊した感情があまりにもしんどい。ただ、唯一の存在を守りたい、そばに居たいだけだったのだろうに、深すぎる愛は紙一重で狂気に化ける。
どういう言葉で感想を書くべきなのか、どれだけ考えても判然としなくて、綴ろうとする度に違う言葉が浮かんでは消える。そういう小説でした。
とにかく情緒がめちゃくちゃになってしまう。だけど誰もに一度は読んで欲しい。
投稿元:
レビューを見る
信仰してくるヒトに超えられたカミは、果たして何を思うのだろうか。
天才小説家が命を助けた女子小学生、やがて彼女は、その存在で彼を支え、その文才で彼を絶望させる存在となる。大好きな小説家の作品を熟読し写経した彼女は、才能の枯渇した彼のゴーストライターとなっていく。
やー、こういう愛と絶望の物語もあるか。尊敬、慈愛、執着、嫉妬、正と負の感情のるつぼ、そういう様々なものがページをめくるごとに襲ってくるし、それをあくまで平易に表現しているのは見事。誰が誰を殺したのか、のミステリーテイストなのも面白い。
投稿元:
レビューを見る
いいねぇ~面白い。
出だしが完璧。
後半も最高。
まずは踏切の前で死にたそうにしてる女の子を探すことから始めよう。
投稿元:
レビューを見る
こんなにも気が滅入る話だったのか……
途中から展開が読めたものの、そこから先をむしろ一気に読んでしまった。間違えた、崩れた、もう取り返しがつかない。死ぬしかない。
本当にそうだったのかな。
投稿元:
レビューを見る
ラノベらしいラノベだけど読みやすくてしゅき。 予想を裏切られるとかそういうのもないけど会話がしゅき。
投稿元:
レビューを見る
不幸になるに違いない生活。弱い大人が純粋な子供によってじわじわ殺されていったようで楽しい場面がまるでなかった。そもそもなぜこの子を助ける大人が他にいなかったのだろう。
投稿元:
レビューを見る
心が痛くなる物語。けれども決して嫌ではなく、この悲痛さが癖になります。死のうとしていた小学生と、手を差し伸べた小説家。歪な形の関係はよりゆがんでいきます。淡々と冷たい印象の物語は小さな幸福と罪悪感が根底にあり、純度の高い暗闇、そしてラストに涙があふれ出しました。
投稿元:
レビューを見る
初有紀。ほんのみせコトノハさんにて選書していただいた作品。梓の母親描写の唐突さや、梓と遥川との出会い方など…頂けないご都合主義的なところもありましたが、まあトータルではとても良かったと思います(^^ 屋上から飛び降りるのかなと思ったが、まさか遥川と同じ轢死を選ぶ(?)とは…。星四つ半。