紙の本
寄附行為等を考え直す
2019/05/22 11:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
限られた時間とお金を最善の活動にどう配分するかの重要性及び受益者の生活に与える影響に対するこうかを推計するための統計学や数学の使い方に言及している実践的な書。
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「どうすればできるかぎりのよいことができるか?」という疑問に答える一冊です。
エビデンスベースで効果的な寄付活動や慈善活動を行うために、なにをしたらいいかというアプローチです。
人によっては価値観の違いによって受け入れづらい部分もあるかと思いますが、寄付とか慈善活動に興味がある人はこの本を読んでから行動することをおすすめする一冊です。
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『ファクトフルネス』にも重なる内容だけれど、自分を自利・利他ともに活かすたの方法が書かれている。人生を俯瞰しながら見るための尺度を与えてくれる実践的な本。思い込んで、自分の想いだけ果たしてももったいない。
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いい本でした。全体にわたって説得力があります。
基本的に稼いでギブウェルに寄付するのがいいよ。というのがいちおうの結論でしょうか。
わたしも国境なき医師団からギブウェルに変えようと思いました。
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ギブウェルは、受け取った寄付金で最も人々の生活を向上させている慈善団体を評価している。
農産物のフェアトレード認証は、発展途上国の人々にほとんどプラスにならないという様々な証拠がある。最貧困国の人々には認証を取得する余裕がなく、大部分はメキシコやコスタリアが占めている。フェアトレード商品に支払われる余分な額の多くは中間業者の手にわたり、生産者は上乗せ分の1~11%しか得ていないと独立の研究者は推定している。認証を受けた組織で働く労働者の賃金も上がっていない。
CO2排出量を削減する効果的な方法は、肉の消費量を減らすこと、移動距離を短くすること、自宅で電気やガスを節約すること。
Giving What We Canは、寄付金で温室効果ガスの排出量を削減している組織を調べた結果、クール・アースが最も効果的であると結論付けた。クール・アースは、主にアマゾンの地域社会を経済的に支援して、住民が木材の販売よりも高利益の事業を営めるようにして森林伐採を防ぐことで、地球温暖化の問題に取り組んでいる。クール・アースは、100ドルで1エーカーの熱帯雨林の伐採を防ぐことができ、260トンのCO2が蓄えられると主張している。
仕事への満足感につながる要因は、自律性、業務における貢献度、求められる技術や能力、成果の評価のしやすさ、成果の大きさ。
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レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12587350354.html
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とても興味深く、面白かった。非営利活動についてのみ書かれていると思っていたが、思考のフレームワークやキャリアの考え方なども記載されており、日常生活にも応用が効く考え方であった。
ただ筆者の主張には、やや奇抜な面があるため賛否両論のある本であろうと思う。
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ロジカルな思考・判断で最も効果的な寄付や社会貢献をする方法についての名著。マッカスキルの名前は最近クーリエ・ジャポンなどでも見て気になっていたけれど、これは確かにすごい。
災害支援など、感情に引っ張られて寄付しがちなジャンルは実は非効率で、それよりもアフリカなどの経済価値の差が大きい国への寄付こそが費用対効果は大きいと。
自分は日本の子どもの貧困問題が一番関心が高いので、それらの国内団体への寄付自体は止めないが、月々10ドル前後はギブウェル経由で寄付をしようと思う。