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昔話に登場する女の子たちを、超現代感性で解放していく試み。
ツッコミポイントが私にはとても新鮮で、新しい時代キテルな!的なところに少し焦りもする。
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2018/9/24
うーん。途中で飽きた。
けどちゃんと読み切ったよ。
タイトルが一番おもしろい。
知らない物語を軽く教えてくれるのはいいんだけど作者の考察がなぁ。
そんなことはないんやろうけど、なんや無理矢理書かされたような、ないとこから絞り出したような文章で、自分が学生時代に書いた小論文とか思い出したよ。
めんどくさーい気分になった。
すいません。
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泣きながら読んだ。帯の、松田青子の推薦文もいい。こういう良心のある本、心のある女性、真の意味で女性をエンパワメントする本がふえてほしい。もう、エンパワにみせかけた脅しはうんざりなのだ。泣きながら生きてきた女の子たちの声をひろっていかなければ。
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昔々、マジで信じられないことがあったんだけど…。「浦島太郎伝説」の乙姫、「落語 皿屋敷」のお菊など、昔話の女の子たちを題材に綴った一冊。ウェブマガジン『アパートメント』掲載を加筆し書籍化。
なかなか面白い視点。
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日本の昔話にでてくる、女の子について書かれた本。
そういわれると、確かに竹取物語のかぐや姫も浦島太郎の乙姫も変な人だよなと思う。何で手に入るものがほぼ不可能なものを要求したり、開けたら老人になる玉手箱をプレゼントするんだと。
内容としては面白いといえば面白かったのだけど、この話が作られた時代背景についても解説するような本だったのでそこはちょっと残念。ほとんど、著者が適当にこうじゃないかああじゃないか、それでもやっぱり分からないと書いている箇所が多かった印象。
いろんな昔話が書いてあるだけあって、知らない話も多かった。今昔物語に収録されているという、「人に知られざる女盗人」なんてただのSMじゃないかと。
「飯食わぬ嫁」という話には、昔から結婚したら金がかかるから結婚したくないという男もある程度いたんだろうなと思った。まあ、ほとんどの人が結婚するようになったのは明治以降ともいわれてるしね。
皿屋敷のお菊の話は、軽くどこかで聞いたことあったけど、この本に書いてある話はギャグだった。怪談話なイメージがあるけど、笑い話だったのか。
それにしても、「猿婿入り」という話の猿はかわいそうだ。かわいい人間の嫁をもらった猿が、その嫁のために献身しようと思ったら、そのせいで死んでしまうという。しかも、死ぬ間際まで、その嫁のことを思っているというのに、その嫁は一安心してもとの実家にもどっていくという。猿蟹合戦といい、日本の昔話は猿に厳しいな。
有明の別れというのは、リボンの騎士みたいに男として育てられた女の子の話ということもあって、ちょっと面白そうだったのだけど、帝に女とバレる経緯がよく分からなかった。よく分からないけど、帝はバイだったということか? 主人公の女右大将はむしろレズっぽかった。
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こういうの……初めてだなぁ。と思いながら読みました。
時間のある昼休みに少しずつ読んでいたのですが、一人ずつの章が簡潔に短くまとめられているので、少し空いた時間に読むには最適でした。しかも、女性特有の目線と言うか考え方と言うか、昔からあるお話だからこそ、固定概念で読んでしまうので、それがひっくり返される感じで、新たな切り口で面白かったです。
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図書館より。
さらっと読了。うん、女の子ヤバイのばかりだ。昔話、ヤバイのばっかりじゃね?楽何だかんだでしく読了しました。(笑)
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女性特有の視点で切り込んで、昔話に登場する女性を、よく分からない、あるいは、エキセントリックな女性から、どこにでもいるような普通の女性に引き戻してくれる。イラストも著者本人が書かれたのだと思うけれど、文章にマッチしていて、シンプルな絵ながらかわいい。裏表紙の絵が一番好き。他の昔話の女性の解釈ももっと読みたい。
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おかめや乙姫など、昔話や伝承に出てくる女の子たちを現代の視点から見てみたら…確かに「ヤバい」!
言動が、思考が、巻き込まれていく展開がヤバい。
そのヤバさに寄り添い、トコトン女の子の味方を貫いた本。
エピソードごとに、物語のあらすじとツッコミどころの紹介、挿絵、そして「もしこの話が現代だったら」という想像が入る。
もし現代なら彼女たちはもっと自由に生きられたのでは?
著者は物語の中の女の子たちをほとんど否定せず、とにかく肯定して味方に徹している。あまりにも全肯定なのでちょっと都合が良すぎる気もするけれど、これは昔話の解説本というより、昔話を通して現代を生きるすべての女性を鼓舞するための本だ。
あなたの人生を好きなように生きていい。
おしゃれをしてもいいし、しなくてもいい。愛に生きてもいいし、結婚しなくてもいい。
昔話の女の子たちに向けられた肯定の言葉は、いま生きづらいと思ってる現代の女の子たちにも向けられている。
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平安あたりの古典なので、男女の格差など、現代からは想像もし得ない隔たりがあるような気がします。
最初から化け物だったり、途中から化け物になったり、人のままだけど殺したり死んだり、俗の人ととは一線画してしまった女の子たちの悲喜こもごも。
物語の展開上、言動に一貫性がなかったり、理に適わなかったりと、読者が共感しづらい面も多々見られ、時にはアカデミックな場でバッサリ切り捨てられてしまうような女の子たちの心情を、筆者は想像力を働かせ、友達のような目線で代弁しています。
(もう終わるけれど)平成の私たちがTwitterで吐き出した、つらい、むかつく、かなしい、やるせない、といった心情も、千年後、こうやって優しい人に代弁してもらえたら、きっと報われると思う。
最後に扱われているのが、女と女の名もなき関係性なのもよかった。
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多分 女子同士って立場が違っても 垣根を外して
語り合う事さえできたら「わかる~ うんうん」
と話せる気がするんですよね
たとえ 1000年の昔であっても同じ
「ヤバイ」って 振り切った格好良さがありますよね
ワクワクとしながら読める本でした
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神話や昔話のヒロインについて、彼女たちって本当はこんな気持ちだったんじゃない?と、改めて見直せる本!
この本を読む前に、今昔物語の本を読んだばかりでしたが、その時は無意識に、男性目線で読んでいました。
男が美女の妖怪に騙されたり、とても恨みがましい女性が登場したり、そういったお話の数々を読み進めていると、女っておそろしいなぁ、不可解だよなぁ、なんて思いに駆られます。
でもこの本を読み終わった時に、今までに無かった視点から物語を映してもらった感覚があります。
浦島太郎に玉手箱を贈った乙姫の気持ちってどうだったのよ?好いた男に婚約破棄されて大蛇になった女の気持ちって?などなど。
そこには、男への意地悪な気持ち、恋心、深い怨念、だけがあるわけじゃないんですよね。
永年カテゴライズされた「女」像じゃなくて、まるで現代を生きている女の子のように、物語のヒロインを映し直していく。
読んでいて、古代と現代を振り子のように移動させられているような、不思議な感覚。これがまた面白い。
男性目線から自分をいったん解放して、とことん女の立場で物語を見つめ直してみると、そこにはまた新しい物語がありました。
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本当は怖いグリム童話、みたいに、昔の話に解釈をあたえてどうのこうのやる、ってやつは、何故かけっこう楽しい。ふーん、あっそういうことねー、っていう感じでガッテンした気になる。
今回は、いろいろヤバイことやってる女子も、実はいろいろ理由があったんやで?と女子を救済する展開。女子が酷いことしたときは言い訳付けてくれるのに、男が酷いことすると徹底的に攻撃したりして、そりゃないぜセニョリータ、てなもんだけど、ターゲットの読者層を考えればオッサンの意見なんてどうでも良かろう。
ただ一つ言えるのは、とか言いながら無理矢理主張してる感がありながらも、恐らくは多くのケースで話を書いているのが男であって、その男が女子はまじやばい怖いって思ってるからきっとこういうふうに女子を描くんだよ。へいへいビビってるわけですよ。だから本当は裏に深いわけがあろうとなかろうと、どうでも良いかもしれん。そしてその訳を汲めない男は一生空気読めないって蔑ろにされるに違いない。
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昔話に出てくる女の子たちを現代に当てはめてツッコミを入れてみた、って話。
知っているようで知らなかった話ばかり。おかめさんてそんな健気で奥ゆかしい悲劇のヒロインだったのね。
著者のはらださんのお母さんというのが、全く周りの意見を気にしないゴリゴリのフェミニストだというのをどこかで読んだことがある。クラスでディベートをした時に、泣いたクラスメートの意見に周りが流されたのを見て「涙で人を操作することは人を幸福にしない」と気づき、以後自分は人前で泣いたことが一度もないって。カッコイイんですよ。
そういうお母さんのもとで育った人が書いてるんだなぁと思いながら読みました。
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サックリと読めるし、登場する昔話の女の子たちは、なじみ深い人たちばかりで分かりやすい。百年後の人たちは彼女たちをどのように評価するのだろうか。知りたいな。