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一穂ミチのBLを久々に読んだ。ふったらどしゃぶり、これはかなりの良作である。浮気は罪だ、という人もこれは読んでほしい。登場人物がどれほどの思いで浮気に走ったのかを。ただの体だけの関係ではない。「俺、半井さんとセックスしたいです。」「うん、いいよ。」切り取ってみると陳腐にも思えるが、どれほどの過程を経てそこまで辿り着いたのかと思うと、胸を打たれる。個人的には、「この身体がいらないなんて、ぜいたくなやつがいるんだなぁ、ってさ」がベスト台詞。おすすめの1冊。
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イエスノー関連を一応読破したので、今度はこちらを。
一言、せつない…。それでもタイトルのような湿っぽさはない、大人の恋愛もの。サラリーマンだけど、お仕事話はそれほどでもなくて、2人の感情が行き来する。
最初の半井さんの印象、私的にも良くないですよ。でも、その後の不安定さと、哀しさ、想いの強さ、みたいなものがゆらゆらと背後に流れていて、読んでいて、こちらも気が気じゃなくなってしまう。
そして、荻原くん。優しいひとだなぁ。彼の苦しさも、ズシズシくる。セックスに対するすれ違い。
かおりの気持ちも、わからんでもない。ずるいよね。
和章は、ダメでしょ。彼が一番理解できなかった。。ナイトガーデン読めば印象変わるかしら。
まぁ、BLなので、荻原くんが耐えきれなくなって、半井さんと結ばれるところ、いきなりそうくる?感は否めなかったけれど、でも、ほんと切ないし、苦しかった。そして、そこがすごく好き。
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一穂ミチ先生が有名になってちょっと寂しいから
原点から読み直す週間に突入してみた( ̄▽ ̄)笑
切ない…
今まで雨の日に特別思う事はなかったけど…
こんなドラマチックに書かれるとヤバいです
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一穂ガチファンのみんみんからの、課題図書。
2013年頃の作品。版元変更の完全版を入手いたしました。
男子×女子 男子×男子 2カップルそれぞれ同棲中。どちらも愛はあるけど悩みもある。偶然、同じ状況に悩んでいる事を知った男子二人は、メル友から飲み友、そして、居心地の良さに惹かれあいはじめる。
一穂さんが一般小説にしっかり登場してきたのは、2020年くらいだったでしょうか。
こちらも200ページくらいまで、交際中のカップルの不同意状況を、切なく率直に書いて、全く遜色ないです。
最近ドラマ化されたコミック「あなたがしてくれなくても」(観てない。。)も原作は赤裸々でなかなか良いのだけど、それと比べても遜色ないです。
それを惜しげもなくBL小説にしてしまうのは、ファンサなのか、まだ自分の領域を守ろうとする確信犯なのか。一穂さんにしても凪良さん、木原さんなど、一般小説への助走期間ではなくて、全力BLだねえ。
不穏さが上手い。
不憫さが切ない。
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良かったです!!!
たくさんもがきながら前に進もうとしている二人の姿にグッときました。絶望したり希望を見出そうとしたり、複雑な中でお互いが大事な存在だと気づいていくところがすごく繊細に描かれていて、もっともっと読みたい、という気持ちになりました。
言葉もとてもきれい。幸せになってほしいと願わずにはいられませんでした。