『仕事と心の流儀』
2019/04/03 20:02
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊藤忠を再生させた稀代の経営者からのメッセージ
「人間は死ぬまで努力だよ」
「逆境に身を置いてなお、努力できるか」
「悲観的に考えて、楽観的に行動しろ」
「本当に身体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をしろ」
「人は仕事で磨かれる」
どのページからも鬼気迫る息づかいと働くことへの賛歌が聞こえてくる
歯に衣着せぬ物言いが心地よく、明日への活力がずっしりとつまった一冊
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投稿者:one story - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここまでは無理でも、自分も筋を通して頑張りたいと改めて認識させられました。新書なので軽く読み終えることもでき、心に留めておこうと思う所も何カ所かあったので、ぜひ皆さんにも一読をお勧めします。
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投稿者:かえる - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事に対する意識を変えようと思いました。
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◆自分は何をしたいのか?なのために生きているのか?
◆能力や適性にに大差はない。開花するかどうかは「どれだけ努力がしたか」
◆部下の生活履歴を頭に入れよ
上記はシンプルだがとても重要。まとめると、自分のやりたい事を自己分析し、見極めてやり抜く努力。相手を思いやる気持ちが大切だと感じましたので日々の習慣に落とし込んでいく。#前田裕二 #UGMD #メモ魔 #人生の勝算 #1日1冊読書
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成長するためにどのように仕事をし、どのような心構えを持つ必要があるかを書いた本。
自分なりに響いたのは以下。
1.嘘をつくな、清く、正しく、美しく
2.腐ったリンゴは元に戻らない
3.損は想定の三倍になる
4.通勤電車を読書ルームにせよ
5.悲観的に考えて楽観的に行動する
6.開花するかどうかはどれだけ努力したかの違いだけだ
7.問題が多い事を喜べ。それは懸命に生きている証
8.2次情報で動くな。1次情報を取りに行け
自分は30歳になるまで一切活字を読まなかったので、
子供の頃から読書をしていた著者が羨ましい。
まあその反動が今の多読に繋がっているが、20年以上の積み重ねの結果は絶望的だ。
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書かれていることは、正論だと思います。苦労は成長につながるものです。しかし、第1章では、ブラック企業の理屈と同じ「字面」になっている気がするところもありました。若い人が、この本を読んだときに、どのように解釈するのか気になった次第で。
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仕事で人は磨かれる、辛い仕事で人は成長できる、自分が正しいと思ったことは上司であってもきっちりと伝える、現場第一主義、コミュニケーションの重要さ。昭和のサラリーマンの香りが漂いますが、著者の信念と実績から出てきた言葉だけに説得力があります。仕事がキツイなと思った時に読むと勇気と元気をもらえます。少なくとも私はそうでした。
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死ぬほど読者で知り丹羽さんの読者になりました。
心に残った事を書き綴ります。
·努力の指標は自分では決められない、三段目までやってこそ。そこまでやれば他人の事は気にならない。
ビジネスマンとして、
·人を叱るときはTPO。相手の心境を考える。
上司として部下に任せて責任は取る。
甘やかしはしない。仕事の情熱を見ながら
指摘し育てる。
·真摯でいる。目先の利益を求めない。
経営者として、
·不良資産の一括処理は相当の覚悟と決断があり、
実行するには自ら態度で示し説明責任を果たす。
相手が納得行くまで。
·感覚を鈍らせないために電車通勤を続ける。
辞めたらただのオジサン、オバサン。
以上、大変勉強になりました。こんな人なかなか出会えないですが、世にでる経営者はそうなのかと思いました。自戒を込めて自分とは真逆かな(笑)
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人間として成長するためには努力であり、努力によって道が切り開かれ、限界の向こう側の世界に到達できると理解できた。本当に心に響く言葉が多くて、何ページも折ってた。
(特に響いた言葉)
苦しい時こそ天が与えてくれた機会と思って頑張れば、必ず道は開ける。
悲観的に考えて楽観的に行動する。
ワクワク、ドキドキ、心のひらめきをひたすら追求する。
三昧境に到達するくらい努力を続ける。
部下を人間として認める。仕事を任せること。部下を褒めること。
軸とは良心に従って柔軟に考え、行動する力。
身体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をしろ。
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【感想】
終始、やや精神論に偏っていて時代遅れかなと誤解を招くかもしれないが、「やはりビジネスマンの根本はこうあるべきだ!!」と個人的には強く思った。
そもそも「Work Life Balance」なんて言葉が世に憚っている時点で吐き気がしてくる。
バランスを保つ、また、保とうと尽力するのは自分自身だろう?
会社や社会のお節介なんて笑止千万である。
冷静に、そしてスマートかつ合理的に仕事を進めるのは確かにカッコイイ。
だが、対人間とビジネスをする以上、理屈では到底考えられない結論が、感情によって引き出されることが、往々にしてよくある。
仕事をしていく上で、感情と理屈の両輪で、「冷静と情熱のあいだ」で仕事に取り組む必要があると思った。
勿論、伊藤忠というゴリゴリの会社でトップにまで上り詰めた丹羽氏が、単なる精神論者だとは到底思えないが、、、(この人のスペックは恐ろしく高い)
読むたびに本の中から叱咤激励を受け、襟元や背筋を正すと共に、「よーし、今日もいっちょ頑張るか!」という元気が湧いてくる。
本著にあるこの人の言葉の一つ一つが、社会人のメンタル面において、イイ教科書となるのは間違いない。
【内容まとめ】
1.小さな仕事しか任せてもらえず不満を感じたり、失敗して落ち込むこともあるでしょう。
でもそこで投げ出さず、「負けてたまるか!」と歯を食いしばって頑張っているうちに、少しずつ大きな仕事を任されるようになります。
2.逆境にあるときでも努力を続けていれば、最後には何らかの形で必ず報われる。
どんなに苦しくても、決して諦めてはいけない。決して努力を怠ってはいけない。
何をやっても取り返しがつかないような状況に身を置いたとき、「もう俺はダメだ」と諦めてしまっては、本当にダメになる。
苦しい時こそ、一生懸命努力を重ねることで人間は鍛えられ、強くなっていく。
3.最後に勝敗を分けるのは、「心の強さと平常心」
「自分はこれ以上できないくらいに努力をしてきた」という自負心があれば、人事を尽くして天命を待つ心境になる。
普段通り、自分のやれる事をやればいいと自分を納得させる事で心が安定し、実力を発揮できる。
日々訓練を重ね、地道に自分なりのベストの努力を日々重ねるしか道はない。
4.「仕事量では誰にも負けない。頭ではなく体で勝負している。私と同じことをやれるものならやってみろ!」と言えるレベルの自負心を持つ。
5.DNAのランプを灯せ
能力や適性に大差はない。開花するかどうかは、「どれだけ努力したか」の違いだけである。
人間が自分の能力を伸ばせるかどうか、成功するかしないかは、努力以外にありません。
6.「くれない症候群」から抜け出せ
それは自分のせいではないか?と、一度頭を切り替えてみよう。
自分は極限まで努力をしたのか?足りなかったのではないか?
人間は理屈の天才で、できない理由ややらない理由を上げればいくらでも並べ立てる事ができる。
周りが悪いというのは単なる言い訳にすぎず、そんな��とを言ってる時間があればいくらでも自身を改善できる!
7.アメリカ駐在時代の筒井さん
天真爛漫で明るい人。
いつも明るくいられたのは、嘘や隠し事が一切なかったから。
彼の信念は、「上司にも部下にも取引先にも、そして妻にも嘘をつかないこと」。
仕事に対して一点の曇りもない人だった。
8.部下を育てる三原則は、「認めて」「任せて」「要所で褒める」。
部下を路傍の石のように扱わない。人間として認める事。
目立った変化がなくても部下の様子に気を配り、こまめに声をかけて状態確認をする。
言葉掛けによって、「君の事をちゃんと見ているよ」と伝えれば、相手は自分の存在を認めてもらっていると実感できる!
9.リーダーになろうという人にとって、3つの大事なこと
・残虐性も含め、人間とはどういう動物なのかをよく知り、それを頭に置いて行動すること。
・「自分は何も知らない」という自己認識と、謙虚な気持ち。
・自分の利益を中心に考えないこと。
10.・クリーン オネスト ビューティフル
日頃から「清く正しく美しく」を実行すること。
良識ある行動、嘘をつかないこと、他者に対する思いやりの心。
【引用】
・努力に終わりはない。
小さな仕事しか任せてもらえず不満を感じたり、失敗して落ち込むこともあるでしょう。
でも、そこで投げ出さず、「負けてたまるか!」と歯を食いしばって頑張っているうちに、少しずつ大きな仕事を任されるようになります。
p16
逆境にあるときでも努力を続けていれば、最後には何らかの形で必ず報われる。
どんなに苦しくても、決して諦めてはいけない。決して努力を怠ってはいけない。
何をやっても取り返しがつかないような状況に身を置いたとき、「もう俺はダメだ」と諦めてしまっては、本当にダメになる。
苦しい時こそ、一生懸命努力を重ねることで人間は鍛えられ、強くなっていく。
p21
・最後に勝敗を分けるのは、「心の強さと平常心」
「自分はこれ以上できないくらいに努力をしてきた」という自負心があれば、人事を尽くして天命を待つ心境になる。
普段通り、自分のやれる事をやればいいと自分を納得させる事で心が安定し、実力を発揮できる。
日々訓練を重ね、地道に自分なりのベストの努力を日々重ねるしか道はない。
p22
「仕事量では誰にも負けない。頭ではなく体で勝負している。私と同じことをやれるものならやってみろ!」と言えるレベルの自負心を持つ。
p32
・「上がったものは必ず下がる、下がったものは必ず上がる」
何事も永遠に上がり続けることも、永遠に下がり続けることもない。
上がるベクトルはすでに下がるベクトルを含んでおり、また逆も然りなのである。
絶好調の時こそ冷静になり、次に訪れるかもしれない最悪の事態を想定しておかなければいけない。
p42
お金や名誉や権力なんて、一時的な欲望を満たしてくれるものにすぎない。たかがしれたものです。
では、人間は何のために働いているのでしょうか?
仕事の対価として程々の金銭的報酬を超えれば、あとは「人間としての成長」が大切になっていく。
仕事を通して人間としてどれだけ出来上がっていくかが大切なのです。
p47
「この仕事をやれば、これだけ給料がアップするぞ」という見える報酬のみを考えているようでは、とてもまともな仕事にならない。
その都度その都度、最大限の力を出し尽くして仕事をし、ここぞという勝負どころで最高のパフォーマンスを発揮してチャンスをものにする人こそが、プロフェッショナルである。
p62
・DNAのランプを灯せ
能力や適性に大差はない。開花するかどうかは、「どれだけ努力したか」の違いだけである。
人間が自分の能力を伸ばせるかどうか、成功するかしないかは、努力以外にありません。
p70
・「くれない症候群」から抜け出せ
それは自分のせいではないか?と、一度頭を切り替えてみよう。
自分は極限まで努力をしたのか?足りなかったのではないか?
人間は理屈の天才で、できない理由ややらない理由を上げればいくらでも並べ立てる事ができる。
周りが悪いというのは単なる言い訳にすぎず、そんなことを言ってる時間があればいくらでも自身を改善できる!
p90
・「死なばもろとも」と思える上司に巡り会えるか?
アメリカ駐在時代の筒井さん
天真爛漫というか、明るい人。いつも明るくいられたのは、嘘や隠し事が一切なかったから。
彼の信念は、「上司にも部下にも取引先にも、そして妻にも嘘をつかないこと」。
仕事に対して一点の曇りもない人でした。
勿論、どんなに素晴らしい上司と巡り会っても、その人の言う通りに仕事をしていればいいというものではありません。
その上司からどれだけ多くの「心」を学んでいけるかが、部下には問われるのです。
p95
・部下の「生活履歴」を頭に入れよ。
部下の私生活について、ある程度は知っておかなければなりません。
「子どもの具合はどうだ?」
「たまには早く帰って奥さんを助けてやれよ」
などなど、労ってやることも大切です。
その事が、部下にとってどれだけ救いになるかもしれません。
p103
・部下を育てる三原則は、「認めて」「任せて」「要所で褒める」。
部下を路傍の石のように扱わない。人間として認める事。
「部下を育てるには、自分が漢方医のようになることだ。」
目立った変化がなくても部下の様子に気を配り、こまめに声をかけて状態確認をする。
誰にでも自尊心はある。
言葉掛けによって、「君の事をちゃんと見ているよ」と伝えれば、相手は自分の存在を認めてもらっていると実感できる!
p104
未熟なうちに任せれば、本人は力不足を自覚して懸命に努力し、成長していきます。
逆に、成熟した人間に仕事を任せると驕りが出て、能力を十全に発揮できないことがあります。
また、いつも誰かがチェックしてくれると本人が思ったら、甘さが出てどこまで真剣になれるか分からなくなってしまいます。
p132
・リーダーになろうという人にとって、3つの大事なこと
1.残虐性も含め、人間とはどういう動物なのかをよく知り、それを頭に置いて行動すること。
2.「自分は何も知らない」という自己認識と、謙虚な気持ち。
3.自分の利益を中心に考えないこと。
p138
相手のためにできることを誠心誠意やり、それで信頼を得るのが本当の意味での「お客様との付き合い」だと思います。
特別優秀な能力がなくても、その時にお客様のためになること、役立つことを一生懸命やれば、相手は非常に感謝してくれて、いい関係を築いていくことができる。
そして、その一生懸命さの中に邪心があってはいけない。見返りを期待してはいけません。
p154
・「茹でガエル」になっていないか?
いまの日本人は、国の行方に危うい空気が漂っているにも関わらず、深く物事を考えずになんとなく現状に流されて生きているように見えます。
ぬるま湯のような現状に満足しているうちに、「茹でガエル」になってしまう。
p157
・クリーン オネスト ビューティフル
日頃から「清く正しく美しく」を実行すること。
良識ある行動、嘘をつかないこと、他者に対する思いやりの心。
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悲観的に考えて、楽観的に行動する
西岡常一 完成してから任せず、未熟なうちに任せなさい
ビジネスの世界では自己評価などなんの足しにもならない
きみの能力は他人が評価するものなんだ。自分で評価してはいけない
不自由を常と思えば不足なし。(徳川家康の遺訓)
イギリスのエリート 大学に入る前に読む本 チャーチルの記した A history of the English-speaking peoples.(英国圏の人々の歴史)
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仕事との付き合い方に最近悩んでいて、そもそも僕は何がしたいんだろう、と悶々としている。そうした中で、手にしたこの本。いわゆる、王道的な内容だった。夢や目標が無くたって、それは働きながら見えてくるものだったり、仕事において悲観的に考え楽観的に行動しろだったり、生物学的能力的に人との違いはほとんどないのだから、誠実に努力し尽くし天命を待つ、など。文武両道でも言っているが、最後は精神力になる。これは著者が生きてきた中での心構えと考え方と行動の仕方だ。結局半端な者は何も手に入れられない。清く正しく美しくを心がけ、努力を続ける者が次のステップにいける。そんなことを言っている。ある意味マッチョな価値観なのだが、現状の日本社会やら国際競争やらの危機感の違いが、読み手の受け取り方を変えるだろう。
一方で、色んな生き方が現れてきて、仕事や人生が多様化している昨今。これが正解、という訳ではないだろう。著者も冒頭で触れているが、届くメッセージが一つでもあるのなら、それは著者にとっても読書にとっても意味のあることだ。
小手先ではない骨太の内容になっているので、仕事で壁を突き破りたい、もやもやしている、などの人には一読をおすすめできる。
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とてもためになった。読書の方法は、作者が書いている通りに実践できれば、血肉となるのは理解できるがなかなか継続するのは難しいと感じた。伊藤忠の会長にまで登りつめる人は流石…
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仕事の本質について考えさせられる本。働く上での考え方、心の在り方、迷った時に読むと参考になるかも。今の新しい働き方には準じてないかもしれないが、私は著者の働き方には共感を感じる。
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最初に思ったのは、昔ながらの人の思想だなと思いました。
年齢が若くなるにつれて、この考え方に共感する人は少なくなるのではないかと思いました。何かを成し遂げた人こそ軸がしっかりしていて、仕事とは何かを真剣に、時にはユーモアに語っています。読んで損はありませんが、こういう意見もあるということで読んでくれればと思います。