いつかは向き合わなければ
2022/02/06 15:11
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
病院で死を迎えるのが当たり前になっている今、身近な人の死に向かい合う機会も無くなっている。その時になってオドオドして救急車を呼ぶのが正解なのかどうか、考えさせられた。
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4/18 NHK「クローズアップ現代+」で話題!
夫を看取った体験から臨床宗教師となり、
僧侶と看護婦を兼ねる玉置妙憂さんの著作。
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積読→今年1月ようやく読み始めてから、
ずっと持ち歩いてた本。
待ち時間用だったんだけど、つい携帯ばっかり見てたからね…
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知り合いが難治の病を宣告されたことから,どのように接すればいいのか考えていたところに出会った本。人がどのように死んでいくのか,どう対応すればいいのかを教えてもらえた。
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死というものが身近でない今、看護師であり僧侶でもあり、また家族を自宅で看取った筆者の語りは抵抗なく理解しやすい文章。
自分は今年初めて身近な死を経験し、そのときは戸惑うばかりだったので、臨床宗教師と関わっていればまた違っていたのかなと思う。
これからの日本にあった、良い仕組みができればと願います。
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八尾市立図書館で借りているタイトルの本を今日は、府立図書館で読みました。
内容ですが、
まえがき
第1章 死に向かうとき、体と心はどう変わるのか
1死にゆく人の体と心に起こること
2大切な人の死に直面した人の心に起こること
3在宅で亡くなったあとにすること
第2章 看護師の私が僧侶になったけ
1「これ以上、治療を続けたくない」と夫に言われたとき
2在宅で死ぬことを選んだ夫との2年間
3在宅で看取りに必要な環境
4「僧侶になろう」と思った日
第3章 死にゆく人の心に寄り添う
1剃髪したら、患者さんが語り出した
2僧侶として、死にゆく人と向き合う
3現代の惑いに対処する「養老指南塾」
第4章 生きていく人の心に寄り添う
1医療だけでもだけでも宗教だけでも足りないものがある
2一人であることを見つめる
第5章 医療と宗教が交わる場
1古来、僧侶は医療者だった
2ホスピス(緩和ケア病院・病棟)とスピリチャル・ペイン
3僧侶が心のケアを担う台湾の看取り事情
あとがき
著者が体験し、感じたことが素直にスラスラと書かれていてまことに読みやすい本でした(感謝)。
死と生、誰もが避けて通れないことですが、とっても参考になることが爽やかに書かれていました。
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死のケアはついつい避けたくなる事柄だがいつかは直面しなければならないこと。
それは自分自身の死、ということかもしれないし近親者の̪死という事かもしれない。
著者はスピリチュアルなケアをしながら、本人と本人の死、そのあとの家族のグリーフケアまで担当する。これからの多死社会には必須の人だ。
「アドバイスをせず、ひたすら相手の話を聞くこと」
「ピンピンコロリも良いけれどそれは近しい人にお別れをする時間もないということ」
など現場を踏んだ方でなければわからないことが多数盛り込まれていた。
治療をして延命する人も、上手くいかず寿命を縮めるように亡くなる人もいる。「それを含めて天命、上の人のご意思」と。
よく死ぬことはよく生きることが前提、というのもうなずけた。
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誰にでも等しく公平に訪れる死というものに、正面から向き合う事は非常に大事な事です。看護師であり、僧侶でもある玉置さんが、死にゆく人、看取る人の心身に何が起こるのか、教えていただけます。
超高齢化社会への到来が迫る今、QOD(クオリティ・オブ・デス)は大切だと思います。
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人が自然に死んでいく姿をかたっていましたね。そうなんだと、すごくためになりました。
当時はつらかったのでしょうね・・・・・
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「なぜ死ぬのだろうか」「どれぐらい生きていられるのだろうか」「私の人生は何だったのだろうか」といった、答えのない問いをスピリチュアルペインと呼ぶのだそうだ。私の老母がよく言っているフレーズだ。どう対応したらよいのか。。。考えたい人にお勧めしたい一冊だ。
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よい本に出会った。「治療せずに死ぬという選択肢」は医療現場にはないのだろう。終末医療や緩和ケアにどうしても目が向いてしまうが、ゆっくりと着地するために宗教の力は必要かもしれない。明日があることか確信できる若い世代にはこの本はわからないかもしれないが、親を看取り、自分の番が近づく年齢の私にはとても心に迫った。