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旅情ミステリーの名手と言われた内田康夫氏の宮沢賢治の理想郷を舞台にした傑作です!
2020/07/31 09:26
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『浅見光彦』、『岡部警部』、『竹村岩男』といった代表作で知られ、西村京太郎氏、山村美紗氏とともに、旅情ミステリー作家の代表的人物として知られた内田康夫氏の作品です。同書の内容は、『旅と歴史』の編集長に花巻祭りの取材を命じられ、宮沢賢治が理想郷の意味を込めてイーハトーブと名付けた岩手県花巻市を訪れた浅見光彦でしたが、彼の到着後に宮沢賢治ゆかりの地である「イギリス海岸」、「さいかち淵」で相次いで二人の男の殺害死体が発見されます。しかも被害者の一人は死の直前に「幽霊を見た」と周囲にもらしていたというのです。浅見光彦が靄の彼方に潜む幽霊の正体を追っていくミステリーです。読み始めるともう止まりません!
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