紙の本
上質のエンタテインメント
2019/02/26 22:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙戦争ものといえば、実際にはあり得ない様々な光線の飛び交う中を、すばしこく飛び回る戦闘機というパターンが定番だが、このシリーズは、そもそも戦争があるからには兵站なくしては成り立たない。ということを教えてくれる。
銀英伝に、同盟軍の補給線が伸びきって、ラインハルトの策の前に敗れ去る描写があったが、まさにその通り。
今まで、兵站をメインに据えた宇宙戦記ものがあっただろうか?
このシリーズは、兵站の裏には、社会情勢や、権力者たちの蠢きがあるということも一緒に教えてくれる。
まことに玄人好みの、上質なエンタテインメントといえるだろう。
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ミューノベルから出るはずだった(のであろう)三部作(通常なら)が、ハヤカワJAで出てきて、驚いたことに三巻目で終わらなかった。
さて、何巻まで続くのか、SF作家クラブ会長的には、任期の間は続いたりするのかな?
まぁ、会長には、組織内の腐敗分子の一掃をこそ、お願いしたいところですが…
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お~い。もう少しSFでストーリーをまとめてはだめなのか?というのが感想。3巻で終わるという感じだったのに何故か薄い政治や抗争がちょこちょこ出てくるのが気分をそぎます。特に兵站っていう割には「兵站は優秀な人がやっときました」というだけなので深みがない。企業や政治が舞台の大作小説と比べるのは酷なのかという気もするが、、。
SF部分は面白いアイテムやキーワードがあるのでそこで楽しませてくれることを期待。
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前巻から相変わらず、八重さんのターンが続いて(^^;
一番インチキなキャラだよなw
火伏から兵站監を引き継いだはずの吉住さん、人間ができすぎてるやろw
一番不幸な役回りなのは、大量殺戮の汚名+軍の広報看板にさせられるシャロン紫壇だな。
そして、人類がようやくガイナスの秘密の一端(ガイナス兵量産の秘密)に触れることが出来たが、謎はますます深まり…いまだ戦闘以外のコンタクトは出来なかったところ、最後に…
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#日本SFSF読者クラブ 続きが気になって、第3巻まで読んでしまった。この巻でも女性が活躍。その筆頭がクーリア迫水と朽綱八重の二人。こういう人物だったとは予想外。で、次巻が気になる終わり方。
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準惑星天涯の要塞攻略失敗により、火伏兵站監が責任を取らされて辞任する。後釜には吉住という平凡だが確実に仕事をする男が就いた。吉住を兵站監として、天涯の偵察に向かう降下猟兵部隊。命がけの作戦の中、ガイナスについてだんだん分かってくる。平行して安久家と南雲家、迫水家で企業間の戦いも表に出てくる。前半は政治と経済の黒い湿った戦いが繰り広げられ、胃をキリキリしながら楽しめる。後半はガイナスとの戦闘シーン。吉住兵站監が冴える。続きが気になって仕方がない。
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表紙は原子熱線砲か。
兵站監が一時交代、登場した吉住さんがかっこよすぎる。“凡人のプロフェッショナル”“給料分の仕事をしたまでです”等いちいちしぶい。
そして今のところ人類最強は八重さん説。
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2巻の読了からかなり時間が空いてしまったので、この世界感を取り戻すのにちょっと時間を要した。
前巻が戦闘シーン多めだったので、今回は政治よりの話しでなかなか進まなかった。