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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
発達障害のある人との付き合い方について考える視点での一冊。登場する事例も具体的で、参考になりました。巻末には「発達障害者支援センター一覧」も掲載されています。
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家庭や職場に発達障害の人・疑われる人がいる人向けの本。
発達障害の理解や対応方法ももちろん書かれているが、あまりに辛かったら逃げてもいいと書かれているのが印象的。
家族だと離れるのには抵抗があると思うが、自分の心を壊してまで寄り添うのは無理がある。発達障害を理解して、試行錯誤を重ねて対応しても、相性が合わなければ逃げることも選択肢として持った方がいいと思う。逃げる選択肢があると認識するだけでも、少しは心の拠り所になるんじゃないかな…
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最近こういう方達が増えているように思えます。
でも自分も発達障害では?と思えるところもあったので誰でもなりうるのかな〜
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非障害発達特性?と定形発達の割合ってどれくらいなのか気になります。
軽微なものであれば自分含めてかなりの人いそう。
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発達障害の人との付き合い方を書いた本。家族でも理解は難しいのだから職場での関係だとこれを実践するのは更に難しそう。これができれば定型発達の人にとっても働きやすい職場になるだろうけれど。
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発達障害の当事者ではなく周りにいる人に向けた取扱い書のような本。自分は発達障害ではないかと心配になり読んでみたがそのような症状や傾向は低いように感じた。日本人の1割程度は発達障害的な要素を持っているらしく環境や生育環境により社会適応できるかどうかも変わってくる。
短所を長所に変換できるように努めることも大切なようだ。自分は精密な作業などは不向きの為、外回りができ多少のミスもカバーできるような仕事に就きたいと思う。
障害者手帳の情報もあり社会で行き詰まった際のセーフティーネットについて知れて安心した。障害者手帳は勤め先への開示の義務がない為に心配なら作っておくのも一つの手かもしれない。
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【内容】
■発達障害→医学的には、神経発達症群(DSM-5)と呼ぶ
・知的能力障害群(ID):知的障害など
・コミュニケーション症群(CD):言語症、語音症、吃音
語用論的コミュニケーション症など
・自閉スペクトラム症(ASD)
・注意欠如・多動症(ADHD)
・限局性学習症(SLD)
・発達性協調運動症(DCD)
・チック症群
・スペクトラムとは連続体ではなく、同じ仲間とみなせる集合体(根っこは同じ)
・これらの発達障害は併存している事が多い
・発達障害=脳機能の障害であり、症状が通常低年齢において発現するもの
・これらの特性があったとしても、生活に支障がなければ障害ではない
■特性だけでなく育ち方で社会適応が左右される 育ち方の4タイプ
・まじめで信頼できる性格に育つ「特性特異的教育タイプ」
→本人に合った支援や教育を受け、苦手な事も無理のない範囲で、
気軽に相談できる環境で育ったタイプ
・不信感や猜疑心が強くなる「放任タイプ」
→発達障害に対する理解が全く得られない環境で育ったタイプ
特性を理解せず、口頭でばかり伝えるなど
・自信と意欲の低下を招く「過剰訓練タイプ」
→特性を受け入れられず、苦手な事を克服する事ばかりにフォーカスする環境
で育ったタイプ(二次障害になりやすい)
・社会人になってからつまずく「自主性過尊重タイプ」
→本人の得意な事だけにフォーカスし、苦手な事は周りが代わりにしたり、
本人に経験させてこなかったタイプ
■社会適応に必要→自律スキル、ソーシャルスキル
・自律スキル:適切な自己評価を持つ、できる事は確実に行う意欲がある
自分の限界を知っている
・ソーシャルスキル:社会のルールを守る意欲がある、誰かに相談できる力がある
■カルチャーが合わなければ、別のコミュニティへ
・特性が目立つかどうかは、本人の行動と所属しているコミュニティとのズレ
■周りの人へ
・理解しよう、支援しようと思い込まなくて良い
・まずは自身のメンタルの安定を第一に
・離れたって良い
・理解できないからと言って、攻撃や無視、心ない言動だけはしないで
【感想】
・当事者と関わる人向けで、付き合い方が分かりやすく例を用いて書かれている
・職場での困りごと等、ケース別に対応策が書かれている
・就労について等、特性のあるお子さんをもつ保護者にとっても為になる本である
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発達障害に向き合う周りの人への本。国際的な最新の情報を入れながら解説してくれているし、なんだか暖かい本。大人の社会では理解されていないし、理解しようとしてない人も多いけど、教育の現場では障害にまでならないように支援や優しさがあると、教育者なりに思っている。
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発達障害本。
発達障害の人が周りにいる人向けに書かれている。しかし当事者が読んでも他者の考えをトレースできるという点で有用。
発達障害の人と向き合うときの「ケース」集が参考になる。職場に発達の人がいる人は読んでほしい。
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色々な人と接していて、相手の発言にとても傷ついたときがあって、やりきれない気持ちをどうにかしたくて読んだ本。いくら「特性」と言われても、こちらも辛いものは辛いし、言われたことは数ヶ月経っても忘れられず、ふとした瞬間に心がつらくなる。といっても、他人と過去は変えられないので、こういう本を読んで、世の中には色々な人がいるのだと知ることが、楽しく生きていくには大事なのだと思う。
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発達障害というテーマからか、平易な文章で当事者含め誰にも読みやすい。これは周りに発達障害の人がいる人向けだけど。
自分の職場にいた人に当てはまった。わたしはできないことを頑張ってさせていたのかもしれない。接し方もよく理解でにた。
いっぽかまた、本当に辛かったら逃げても良いと言ってくれたのも良かった。
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発達障害について、知識を広げ深めることができる良い本でした。
発達障害らしき傾向が強い人(診断は無し)と職場の同じグループで働いていた時があったが、チームワークが非常に難しく、上司や他の口の堅い同僚や産業医、発達障害セミナーの講師にまで相談したことがあったが、結局銀の弾丸は無く、その道のプロでも慎重に対応を考えていかないといけない難しい問題と言われたことを思い出した。結果的に周りのメンバーが、その人のパフォーマンスを最大化できるように配慮・工夫しながら、チームとしての働き方を模索していこうということになったが、程なくして退職してしまった。
しかし、そうした特性を持つ人間が一定数いて、脳構造の違いから本人にもどうしようもないことというのは、近年一般にも知られるようになってきたことなので、より多くの人に知っていただき、色メガネで見たりネタにしたりせず、適切な関係性・距離感を取れるような社会・文化になっていってほしい。発達障害自身も周りの人も出来るだけ無用なストレスを感じずに働けるような社会や仕組みが整っていくことを願っています…
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発達障害の当事者ではなく周囲の人向け。特に職場の同僚や上司・部下を想定しているのか、そういう具体例が多い。特性を具体的な人物像に落とし込んで書かれているから(こんな人いるな・こんなことあるな)と想像しやすい。発達障害の原因は育て方にはないとはしつつも...社会適応には「育て方」が関わってくる・育ってきた環境の四つのタイプが参考になった。
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当事者として読みました。
当事者がどうライフハックするかの本は飽き飽きしていたので、非常に参考になりました。
医療行為のような特別な資源でもなく、周囲に助けを求める際に、このように動いてもらえばよいのか、早速実践できそうです。
当事者にこそ読んでほしい本。
当事者にこそ、周囲に共有してほしい本。
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発達障害の人を、じっくりとたくさん見てきた方が書いてくれた本だな、という印象。
私自身は発達障害ではない、と診断されていますが、おそらくグレーゾーンだと感じています。
ADHDはおそらく持っています(記載時、診断結果待ち)
なかなか皆ができていることがうまくできなかったりします。
逆にとてもよくできることがあります。
例えば、毎週固定の曜日のゴミ出しは覚えられないのですが、英文法や数学の公式のような理屈があるものは一度習得すれば何年経っても理解しています。
多様性が尊重される時代です。
違いに寛容で、得意なことで補い合える関係が理想だと思います。
周囲に溶け込むことに異常な息苦しさを感じている人、自分の周囲に少し変わった人がいて、日々イライラしてしまっている人にこの本を薦めます。
相手に対して、自分自身に対して、理解が深まるキッカケになるはず。