0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
先日のBloombergの記事でも取り上げられていた、LIBOR消滅。円LIBORは2021年末に、ドルLIBORは23年6月になくなるらしい。本書の危機をあおるような論調は好きになれなかったけど、大きな問題であることは間違いない。
投稿元:
レビューを見る
さすが新聞記者、といった感じのまとまった本。LIBORの歴史とか、勉強になりました。今まで意識せずに使っていたけど、相当歪んだ仕組みだったことがよくわかる。処方箋のないことも理解できたように思う。
投稿元:
レビューを見る
金融市場の大問題となって噴き出す懸念が大きい。LIBORは金融取引の契約においてその根幹になるものであり、その存在は空気のようでもある。空気が突然なくなって窒息することになるのか。
2021年末にLIBORが実質的になくなるという予定になっていて、あと2年半ぐらいしかないではないか。
自分自身の仕事にあまりにも直結しているのだが、その準備は実際できていない。周りも同じだと思う。
このような金融関係者の事情を、警告を発しながらまとめてくれている一冊である。2021年末にまたがる変動金利取引をスクリーニングしておかなければならない。デリバティブのポジションはもちろんのこと、変動金利の債券も。発行体と投資家、ショートとロングのそれぞれのポジションを持つ者。ああ、たいへんなことである。
金融機関以外にもその影響は広がっていく。とにかく、2021年末を越えて変動金利の影響があるのであれば、早めに確認してほしい。
投稿元:
レビューを見る
LIBOR事件の経緯から、代替指標とされるものの覇権、問題点を細かく指摘。
新聞記者だから、実務がわかっていないことがあるが、概ねは色々な視点から指摘がされており面白かった。
LIBOR,SOFR,EONIA,ESTER.
問題点は、LIBORは金融機関の信用SPRを含んでいるが、SOFRとかはRFRだから、調達にかかる自行の信用SPRが含まれていない点。
投稿元:
レビューを見る
LIBORの成り立ちから公表停止以降の代替指標案の問題について
1冊でLIBORへの理解が深まって本の価格以上の満足度があると思う