紙の本
バランスのいい選書が光る食エッセイ
2023/06/07 21:31
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
食にまつわる小説、エッセイ、ノンフィクションを取り上げたエッセイ集。食そのものだけじゃなくて、「著者が食をどう捉えてるか」を柔らかい文体で紹介してて読みやすかった。滝口悠生さんの「茄子の輝き」に出てくる餃子の描写の魅力について語るページが一番好き。
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少し昔から現代まで、食にまつわるさまざまなエッセイ・小説等をレビューする一冊です。
本当にいろんな食べ物・飲み物が出てきます。著者が食べることをいかに愛してるのかが言葉の端々から伝わってきます。ちょっとした空き時間にちょっとずつ読めるので、その点も良いです。
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木村衣有子 著「味見したい本」、2018.12発行。食にまつわる38冊の書評エッセイ集。少し前の食卓、台所で読む、食堂を読む、カレーを一皿、おやつの時間、コーヒーを一杯、飲みにいきましょうの7つの章立てです。池内紀「今夜もひとり居酒屋」、吉田健一「酒談議」、いいですね。岡本仁「東京ひとり歩き ぼくの東京地図。」、読みたいです。
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食本の書評という珍しいジャンルの本。書店でプッシュされそうにない良本がとりあげられていて、読書ガイドとしてはとても良いと思う。
でも好き嫌いでいうと、イマイチ感性が合わない。
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「料理の本」と言っても、立場は様々。栽培する人、調理する人、食べる人、楽しむ人、評する人…
どんな人も食べて飲んで、色んな人が食べること・飲むことについてアレコレ考えて、そうして数ある本に対して著者の木村さんが「この本のここ面白い」「共感する」「私ならコレはこうだなぁ」と書くのに、更に私が「そうそう」とか「そうかな?」とか思ったりしている連鎖反応。
紹介された本は読んでみたいものが多くて、ドッグイヤーが沢山ついた一冊。詩人が論じる正しい味噌汁って。日本の詩人は味噌汁まで詠むのか。
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台所で読みたい本や食堂についての本。
カレー、おやつ、コーヒー、酒…
そんなテーマごとに
食についての本を38冊も紹介!
「少し昔の本」の章で
百ケン先生や
武田百合子さんが載ってたので
著者と私のツボが近いかな~
と思って借りてみた。
ここからまた派生して
借りたい本が増えました。