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語り得ぬものには沈黙せねばならないの語り得ぬものとは?
2023/06/15 12:24
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウィトゲンシュタインの論理哲学論考についてわかりやすく(それでも難しいのは難しいが)解説されている。
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語りえない(生きる意味)と知りつつも、語ろうとしてしまう。その狭間で格闘し抜くことこそ、哲学なのだと改めて思った。
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5/18はことばの日
語りえぬものは沈黙せねばならない―ウィトゲンシュタインの言葉の意図は?
売れている入門書です。
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読むのが楽しくて様々な本を手にするのだが、読んだ直後は
わかった気がしていても、しばらくすると身になって残って
いるものがわずかなことに気が付く。ウィトゲンシュタイン
や現象学関連の本はいつもそんな感じだ。楽しいのだから
いいのではあるが、やはりいつかはきちんとやっつけたい
対象である。
この本は現代哲学の記念碑的作品、ウィトゲンシュタインの
論理哲学論考を、初心者にもわかりやすく噛み砕いて解説
した本である。あくまでも著者が正しいと思う解釈である
ことは忘れてはいけないが、やっつけるのにはもってこいと
いうことだな。
さすがに「ウィトゲンシュタインって誰?」というような
哲学に全く素養の無い人間には難しいだろうが、わたしは
大変楽しく、そして理解が進む本であった。論理哲学論考は
一冊手元に置いておくかな。
ふと思ったのだが、この、言語の限界にぶつかって突破
しようともがくところにレトリックが生まれるのだろう。
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古田さんの本は相変わらず読みやすく、わかりやすい。
こちらの本を読むことで、自分が論理哲学論考に対してより理解を深められたように感じたし、何より論理哲学論考そのものを読んでみたいという気持ちになった。
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原著を読んでいたけどちんぷんかんぷんで、この本の解説を見てなんとか理解できる部分があった。
全部は読めていないし理解しきれていないけれど、
最初の部分に書かれている、物はそのものとして存在せず、事態のなかから切り出されているということは理解できた。
人が言葉を定義して輪郭を決めて認識しているが、それも含めて事態の部分にすぎず、その物だけを切り取ってとあんまり意味のないことなのだと思った。
そういう意味では世界は繋がっていて、その中の一部分として自分が存在している感覚を持てたような気がした。