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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマなどで認知度が高い遠山金四郎だがその実態は紹介される機会が少ない。これはコンパクトにまとまった良好な本である。
紙の本
遠山金四郎の実像
2023/09/25 22:31
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠山の金さんが実在していたというのは多くの人が知っているだろうが、その実像はほとんど知られていないだろう。資料が限られているなかで、父を含めその足取りを丹念に追い、史実に基づく遠山金四郎の実像に迫るものとなっている。
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[ 内容 ]
新史料が明かす幕臣一家の日常生活とは?
複雑な親子関係、桜吹雪の入れ墨、遠山裁き、持病、水野忠邦・鳥居耀蔵との対立、晩年の暮らし…。
名奉行「遠山の金さん」の実像に迫る。
[ 目次 ]
序章 二人の“金さん”
第1章 監察官遠山景晋
第2章 複雑な親子関係
第3章 裁判官遠山景元
第4章 晩年の“金さん”
終章 “金さん”の名声
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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名奉行「遠山の金さん」の実像に迫る。新史料が明かす幕臣一家の日常生活とは。複雑な親子関係、桜吹雪の入れ墨、遠山裁き、持病、水野忠邦・鳥居耀蔵との対立、晩年の暮らし。(2008年刊)
・序 章 二人の金さん
・第一章 監察官遠山景晋
・第二章 複雑な親子関係
・第三章 裁判官遠山景元
・第四章 晩年の金さん
・終 章 金さんの名声
桜吹雪で有名な名奉行遠山の金さんですが、その実像はあまり知られていません。本書は新史料により金さんの実像に迫ったものです。その「急流勇退」(能吏でありながら引き際が鮮やか)の人生は現代のサラリーマンも見習うべき事が多いと思います。また、旗本の生活がうかがえて面白いです。本書を読めば時代劇を観るときにより一層楽しめます。
【平成27年9月6日 再読】
意外と忘れているものだなーと実感する。あるいは、初読以降の読書の結果、これまで気付かなかった点に気付いたということか。
藤田著を読んで、将軍家慶の信任が厚いと感じたのだが、西丸小納戸を振り出しに、小納戸頭取まで約10年勤め、世子であった家慶に近侍していたことがわかる。また、奉行所与力などの下僚からの信任が厚いこともわかる。第1章では、父景晋の事績について、詳しく解説されている。