意識する事が大切だと思いました
2017/03/20 12:29
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こなきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事としては、アサーティブなコミュニケーションができるのに、実生活ではすぐに心のシャッターを閉じてしまいます。
同僚との関係もそうです。
関わりたくない人をすぐに空気にしてしまいます。
空気にされた人が怒って嫌がらせをしてくると、ますます相手を空気にしてしまい、自分も空気になろうとして最後に職を辞すことで相手と自分を抹殺してしまいました。
つまり、身近な人も自分自身も大切にできないということなのだなあと思いました。
意識する事で少しずつ改善していきたいと思います。
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投稿者:タヌキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本では、自己主張の方法として以下3通りがあるとしています。
1.相手を優先して自分を後回しにする「非主張的自己表現」
2.自分を優先して他人を軽視または無視する「攻撃的自己主張」
3.自分も相手も大切にする「アサーション」
最終的に、相手も自分もよい方向に向かうために「アサーション」が重要とであり、
アサーションな行動を実現するための方法や、そのための考え方、
自分の自己主張の傾向チェック等等がわかりやすくまとめられていて良かったと思います。
一通り通読しましたが、本書の内容を活かせるようにするために
改めて精読しようと思います。
そうはいっても...
2012/04/05 19:56
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
アサーションとは、「自分も他者も大切にする自己表現」のこと。相手を大事にする気持ちを持ち続けてコミュニケーションをしていくことで、世界が開ける、っていう素晴らしいコミュニケーションスキル、である。
例で出てきましたが、「天ぷらそば」を頼んだのに「うどん」が出てきたときどうするか?
1.時間がないので何も言わない
2.怒って取り換えさせる
3.一言いって、でも「今回は」それを食べる
順番に、「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」そして「アサーティブな自己表現」となります。最初の二つは自分を抑えるか、感情をあらわにするかで、最後の「アサーション」はそのバランスなり。前の二つは結局どこかに歪が生じるだけで解決にならない、ってことなんだな、きっと。
そして、そのバランスを身につけて「アサーティブな表現」ができるようになれば、それによって自分発信のコミュニケーションのスタイルが変わってくれば、相手も変わってくると。
キレイですねー。確かにその通りかもしれません。本書にもありましたが、気に入らない相手、それこそ「アサーティブでない」相手は世の中にたくさんいます。いや、むしろそちらのほうが大多数であったりします。彼らと関わらない生き方ができればいいのですが、そんなパラダイスは現実的ではないんだよね。だからこそ「アサーティブ」。自分の中で閉じず、相手を攻撃せず。相手を変えることはできないけれど、自分が変わることによって「間接的に」相手を変えることはできる(かもしれない)というリソー的な展開です。
そのためには、自分が意識して「相手」を考えることが大切になります。そして、自分発信のコミュニケーションを、自分が抑えることなく発信すること。それで世界が開ける...なかなか高いハードルと言えるかもしれません。できる人は難なくできるんだろうけれども。「言わない方が...」と自分判断で決めてしまう場面、やっぱりあるんだよね。そして「相手」によってアサーティブになれたりなれなかったり、という弱い面もさ。
それを乗り越えて、「話しやすい人」になるのが理想だけれども。非常によくわかる話で、「アサーティブ」に向かおう!と思うんだけど、こーゆー話は本で読んで頭で理解するだけでは進めない気がします。やはり「リアル」で体験することが大事だよなあ。アタマで理解するんじゃなく、その「空気」(コミュニケーションが回っている感覚)を感じることが一番いいもんね。
【ことば】...「なぜ~?」「どうして~?」という表現には、理由など聞くつもりはなく問答無用で責める意図が含まれやすいのです...「意図や理由、いきさつについて知りたい」とか「聞かせてほしい」と伝えること...
わかる、わかるなあ。そういう受け止め方をしてしまう時が、あります。でも、自分は使っていないだろうか...って思うと多分使っている。立場の弱い人に対して。いかんなあ、まず自分が「アサーション」を実行しないと。
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久しぶりに読んだアサーティブコミュニケーションの本。
おさらいにと思ったのだけど、
http://booklog.jp/item/1/456969456X
や
http://booklog.jp/item/1/4569692699
に比べて、少々とっつき辛い印象。
ちょっと読み終わるのに時間がかかってしまいました。
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去年の日経新聞に載っていた「アサーション」の記事を思い出して買いました。
「TVを見たい日に、友人に野球観戦に行かないか誘われたとき、どう答えますか」みたいな内容だったと思います。
これをアサーティブに答える方法だと思います。
(1)攻撃的発言、(2)自分の主張をしない発言
この2つの両極端をせずに、自他を尊重する発言の仕方。
通じない場合もありますけど、その葛藤からも一歩進んでフォローして改善の道をたどっていくやり方。
相手を変えるやり方ではないそうです。
通じない場合を、相手をコントロールしたり誘導したりしたい場合と同じことととらえないようにすることも大事とのこと。
葛藤がありながらも、両者にとっての最善案・事前案を模索し、なにより自分の気持ちを大事にするやり方。
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お互いが歩みよるようなコミュニケーションをする方法やそうなるための考え方が書いてある。
世の中に絶対正しいことはなく、人が生きやすく、尊重しあえるようなコミュニケーションに持っていくことが大事。
・自分の心に素直になること。
・相手と自分の意見が違う時に、一蹴するのではなくどう歩み寄れるか考えること。
・自分の考えを言わないことも、押しつけることも、相手のためにならないこと。
ついつい何か相違があるとすぐその先をシャットダウンしてしまいがちになるが、そこを一歩ふみとどまって、相手に寄り添うようなコミュニケートができるとよいなと感じた。
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私たちは、自分の気持ちや考えを持ち、個性を大切にしてよい。個性や自分らしさを大切にすることは、利己的なことではなく、人々の生き方の基本です。人はアサーティブに自己表現することで個性の違いを理解し合い、お互いを受け止め、大切にする努力や歩み寄りができるのです。自分の気持ちや意見を言うと、自分の思いがより明確になり、自己理解が進むという効果もあります。
まず大切なことは、状況や場面における自分の思いや気持ちを確かめ、はっきりさせることです。正直な気持ちを探り、それを言葉にして見ましょう。自分が決断したことの結果は、他人のせいにせず自分で引き受けようとするならば、困惑や後悔、苛立ちなどは少なくなります。人間関係は違っていても成り立つし、違いを楽しむこともできるのです。120310
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分かっているようで分からなかった、アサーション。これを明快に説明くださいました。
本書内にあった4つのポイントを頭に入れ、アサーションを実践したいなと思います。
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僕が教育相談の係になる前から薄々感じていたことが、ここに明確に書いてありました。モヤモヤ感がスッキリしました。
アサーションは自分を前面に押し出すのではなく、相手と協調を目指すもの。でも万能じゃない、というのも納得です。自分の中で、どう落としどころを見つけていくのか、という所まで書かれているので、職場での人間関係にも活用できると思います。
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『アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現』 平木典子
第一章 アサーションとは自分も相手も大切にする自己表現
アサーションとは何か?
「アサーション」=「自分も相手も大切にする自己表現」
①非主張的自己表現
自分の意見や気持ちを言わない/言いそこなう、言っても相手に伝わりにくい自己表現。
→ 自分の気持ちや能力を確かめるチャンス、自発性や個性を発揮するチャンスを失う。
②攻撃的自己表現
自分の意見や気持ちをはっきり言うが、相手の気持ちを無視、軽視して結果的に自分を押し付けることになる表現。
相手の同意や善意につけこみ、自分の発言を通すことに気をとられ、相手の反応は無視/軽視する表現。
→ 敬遠され、孤立しがち。安定した人間関係が築けない。
③アサーティブな自己表現
自分の考えや気持ちを捉え、それを正直に伝えてみようとする=「話す」
伝えたら、相手の反応を受け止めようとする=「聴く」
第二章 「人として誰もがやっていいこと」を認め合う
①私たちは、誰もが自分らしくあってよい。
②人は誰でも自分の気持ちや考えを表現してよい。(=自己表現の権利)
③人は過ちや間違いをし、それに責任をとってよい。(=人間である権利)
償う/謝ることも権利
第三章 考え方をアサーティブにする。
①危険や恐怖に出会うと、心配になり何もできなくなる。
「どうしようもない」と考えない。
いざとなったら「明らめる」。
②過ちや失敗をしたら、責められるのは当然だ。
内心臆病になり、完全主義にとらわれ、うまくできそうもないことには挑戦しなくなる。
過ちや失敗はありえるものであり、責めるのではなく理解すること。
③物事が思い通りにならないとき、苛立つのは当然だ。
自分の考え方を変える方法→相手の気持ちを考える、「感情は自分が起こすもの」と考える。
④誰からも好かれ、愛されなければならない。
現実は、誰からも好かれることもは無理。みんなに好かれなければならないこともない。
好かれないのは、相手の好みの問題かもしれない。
⑤人を傷つけてはいけない
「絶対に人を傷つけない」ことは不可能。
人はある程度傷つく経験を重ねることで抵抗力がつく。
⑥自分の感情をコントロールすることはできない。
⑦困難や責任のあることは、直面するより避ける方が簡単だ。
⑧無気力になったり、怠惰になったりすることは必要だし、また快い。
⑨常に有能で、業績をあげていなければならない。
⑩過去の人生経験や過去の出来事は現在の問題の原因となっている。
第四章 アサーションで身につく三つの力
①タスク(課題)のためのアサーション
目的を遂行し、課題の達成する力
状況をしっかり分析し、問題を見定め、客観的に妥当な解決策を決め、実行するためやり取りです。
②メンテナンス(関係維持)のためのアサーション
「慰め」「励まし」「労り」「称賛」「感謝」「挨拶」
自分や他者の気持ちや考え、存在そのものを受け止め、それに応答にし、協力、協働しようとする姿勢と言語が含まれる。
③自己実現のアサーション
①②のバランス=「愛することと働くこと」(ワークライフバランス)
マズローの「欲求の5段階説」=生理的・安全・所属と愛・承認・自己実現
現代における問題=「何かを成し遂げなければ受け入れてもらえない」というメッセージを常に受け取っている
=「ワーク」に偏りすぎている
→ 「メンテナンスのアサーション」がいっそう求められる時代
第五章 心に届く伝え方
①自分の思いを確かめる(自分はどうしたいのか)
②事実や状況を共有する(相手と、分かち合う必要がある事実がないか)
③提案は具体的に述べる(とりあえず、一つ提案してみる)
まず、自分から。
「私メッセージ」=「私」を主語にして言語化する
「なぜ~?」「どうして~?」を言うときは気をつける。→これらを使わない尋ね方
「当たり前」「はずだ」「当然」ということはめったにない
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結構「言いたいことを言っちゃう」私。これって「自分の葛藤を押し付け相手に甘えている」ことなんだ~恥かしい!
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行きの新幹線の中で2冊読めた1冊です。
自分自身もアサーション出来ていないので、この本に書かれている内容を実践できれば、と思いました。
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どうしても苦手で,コミュニケーションをとるのがしんどい相手に困っていたときに,友人に「アサーション」と言う言葉を教えられ,とりあえず簡単そうなこの本を手にとりました。
私は非自己主張的な部分があり,なかなか思ったことを言えずに(言わずに)ストレスを溜め込んでいることが多いんですが,そしてそれが一番場をうまく納めるのによいことだと考えていたんですが,それは自分を大切にしていないコミュニケーションで,結果的に相手も大事にしないことになるという点は納得しました。確かに。
自分のコミュニケーションのとり方をちゃんと考えていかなければいけないなあと思いました。
アサーティブなコミュニケーションとは言っても,相手にもよるし…とは思ったんですが,案ずるより産むが易し。ってこともあるので,後半,かなり実用的なコミュニケーションのとり方が示されていたので実践してみようと思いました。
入門によさそうな本でした。
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アサーションとは、人と人のコミュニケーションにおいて他人からの問いかけに対してその問いかけを自問して答える事です。 例えば、理不尽な要求に対して強弁に拒絶するより、今この場での返答を問いながら柔らかく断る。 また、相手に遠慮して回答しない。(非通知型) 自分自身の回答を自分自身の心に問いかけ、その時の状態・環境を鑑みて回答する。 それにより、回答では拒絶だが自分の状況を説明しながら回答することにより相手に対してもコミュニケーションを図れる。
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自己表現に3つの種類、すなわち、「非主張的自己表現」、「攻撃的自己表現」、「アサーティブな自己表現」があり、いかにアサーティブな思考へと自分を変えていくかということが主題。こうやって、カテゴライズされると、反省的に自身の在り方を考えるときに大変重宝するだろう。その場その時に適切な対応ができるかどうかは、さすがに訓練次第であろうが、振り返ることにこそ自身を変えるチャンスはあるだろうから、捉え方として参考にしたい。