紙の本
文章から伝わる四季折々の美しさ
2019/09/28 10:54
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投稿者:moon - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢枕獏先生が月のうさぎの話を書くとこうなるのね、と思って楽しかったです。物語は怖かったけど、切なさと不思議な導きが晴明と博雅の空気を包んで、あたたかみを感じさせます。文章から伝わる四季折々の美しさは健在。今回もとても面白かったです。
紙の本
そういうことになった
2019/08/03 00:57
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国の伝説と西の京が多かった巻。
晴明と博雅のいちゃいちゃも収録。
人のことであるからな。
だからお前は凄いのだ。
博雅、呪を解す?
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【酒うまければ、よしとするか……】木犀の香が漂う夜、晴明と博雅、蝉丸が酒を飲んでいると天から斧が降ってきて――陰陽師安倍晴明の活躍を描く人気シリーズ第十五弾。
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安定・安心の一冊。
蝉丸法師が出てくるとはと思ったらコラボCDとか発売になったのか。色々と世界が広がるなぁ。
芦屋道満も結構良いキャラになってきたな。
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優しさと激しさ、寂寥と癒し、澄んだ音が澄んだ空気の中を、天に昇っていく。
月あかりの中での蝉丸の琵琶と博雅の笛の合奏は、是非ともその場に居合わせたいと思わせる。
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「邪蛇狂ひ」珍しくちゃんとざまあしてる・・・。
「嫦娥の瓶」月の兎に不老不死の霊薬作るの手伝わせる鬼嫁・・・。
「道満月下に独酌す」アレッ道満さんアンタ・・・エエ話っぽいやん・・・。
「輪潜り観音」輪潜りってそういう・・・怖・・・。
「魃の雨」気が付けば魃ちゃんがなんだか可愛く思えてくる・・・。
「月盗人」一人の男を巡って姫と下女が・・・おお・・・。
「木犀月」今回のほのぼの?枠。
「水化粧」川成殿の筆すげえ・・・。
「鬼瓢箪」今回の異国あやかし枠。
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今年は大好物にありつけた。
次はいつだろう・・・
前回くらいまでは、初期のギラギラは鳴りを潜め、年取ったな~といった枯れた内容に変わってきていた。
今回は、成熟しているというか、心理描写がこまやかになった。
とにかく安定の面白さ。ネタが尽きないのが凄い。
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晴明と博雅いいよなぁ。
岡野某先生の漫画も獏先生の原作に沿って書いていてくれればよかったのになあ。
そう思いませんか。
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長く陰陽師の文庫本をコツコツ読んできたが、やっと追いついた。今回も京に起こる奇怪な出来事を晴明、博雅の2人が解き明かす。蝉丸も、段々、準レギュラーに?
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岡野玲子さんの漫画版が『玉手匣』も含めてなじめなかったので、ホンモノで口直し。
やはり『陰陽師』の晴明と博雅両氏に生身の女性はいらない。
こちらは短編集だったので、ある意味(夢枕陰陽師にしては)玉石混交でした。
既視感のあるお話もあったし…。
ほろほろとした世界観に今は行けない古都への想いを強くしました。
今頃は一条戻橋の河津桜も満開でしょうね。
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今回も変わらぬ晴明と博雅の掛け合いを楽しめました。
そして、道満が出て来る話は今回も良かった。
晴明と一緒に登場し、あの手この手で晴明を振り回す道満の話も面白いですが、今回のように道満メインで少し趣向を変えてという展開もまた良しです。
あとは、「木犀月」他の話とはひと味違う感じで印象的でした。
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ずっと読んでるシリーズ。
いつも新しいようでいつも懐かしいような、晴明と博雅のやりとりがよかったです。季節の風景の描写がいつも綺麗なんだよなぁ。
道満がただ酒を飲んでいる姿も緩やかでよかった。
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相変わらずの清明と博雅である。
短編9編なわけですが、魃の回では天然博雅の能力が発揮!
魃をとらえるつもりが、葉二の音色にうっとりして弓を引くまでもないという素敵所業。
いつまでそのままでいて欲しい所です。
ゆっくり読むにはちょうど良い一冊。
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陰陽師の十五巻『玉兎ノ巻』。
「輪潜り観音」と「月盗人」がよかった。
愛情、恋慕のゆえにおきてしまった怪しの事なのだけど、この二つは繋がっているよに思う。「水化粧」もか。
事の初めは、純粋な想いだったはずが、いつの間にか雑多な感情が入り混じって、自分自身ではどうにもならなくなってしまった末の出来事。
なるようになってしまったことは、なるようにしかならない。ただ、知ってしまったからには、自分にできることはして差し上げよう、という姿勢の晴明。そして道満。
酒をもらう、酒のためならば、というのは道満の偽悪であるのです。
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個人的には「道満月下に独酌す」と「月盗人」の話が好みだった
道満の過去に触れたり、悲しい恋物語に一気に読み進めてしまった
「邪蛇狂ひ」は、救いようのない人間の結末に、殺された使用人達が救われたのなら良かったのでは?と思ってしまう