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図書館で単行本を借りて読んだ。ところどころの心理描写が実感がないと書けないようなもので、心に響いた。加筆修正されているという文庫版も読んでみたい。
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映画化間違いなし。ありがちなストーリーと思うかもしれない。確かにそうかもしれないが、10年はやはり長く、そして著者のプロフィールを知って重さを増す。
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作者と誕生日が同じだったので。茉莉がホテルからかけた電話で沙苗ちゃんがかけてくれた言葉、とてもよかった。
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読みながら涙が止まらなかった。途中で読むのが辛くて何度も本を閉じた。生きるということ。死ぬということ。出会うこと。別れること。幸せの数だけ悲しいこともある。大切なものが増えるほど寂しいことも増えるのかもしれない。読み終えて思ったことは、どんなに最期が悲しくても辛くても、痛いくらい愛しい人に自分も出会いたい。そう思った。愛は痛い。だからこそ、美しい。
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生と死、このことを深く考えさせられる作品だった。
私だったらどうしたか、どうできたか。
この作品を機会に考えることは多い。
そして、死に向かう心理描写は現実味を帯びていて、実体験のようだった。
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あなたは今、「あなたの余命は10年です。」と言われたら長いと思いますか?それとも短いと思いますか?
正直に言って読む前までは私は、余命にしては長いと感じていました。だって自分の10年後って想像できますか?
結婚?旦那さん?子供?私には全然 想像できません。
じゃあ逆に10年前…
小学生?中学生?まだまだそんな頃です。
やっぱり10年って大きいです。
出来るようになったこと、失ったもの…
色々なことが変わりました。
だから10年って長いと思ってた。
でも、この本を読んで
「10年って10年しかないんかぁ」って思えました。
そんな時に本当に大切にしたい人と出会ってしまったら…
友達は?親友は?家族は?
あなたならこの10年どう生きますか?
作者さんこれを書き終えて亡くなってはるんや…
作者さんありがとう
何度も読み返して泣いています。
若い人にこそ読んで欲しい1冊です!!!!
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とにかく泣けます。
最後は号泣でページをめくっていました。
人生について改めて考えさせられました。
日常にリアルさがあり感情移入がしやすく物語にすんなり入り込めました。
作者の小坂流加さんにはご冥福をお祈りします。
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自分と年が近いこともあり、20歳ではじめの礼子さんと会ったところから、様々な出来事を通して生きた彼女を、リアルに感じた。
彼女の一つ一つの選択が、意思が、尊かった。
それで良かったのか、わからないけれど。
自分だって、いつ死ぬかなんてわからないのに、なにが違うんだろうなぁ。
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気がついたら涙が出ていました。
作者も茉莉と同じ気持ちだったのかな。
この物語は様々な人が様々なことを考えるきっかけになり得ると思います。
月並みな言葉ですが、自分らしく悔いのないよう生きていきたいと思いました。
大切にしていきたい作品です。
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主人公の茉莉は余命宣告されてから自分がしたいことをがむしゃらに頑張り、生きているという実感と共に過ごしていた。それが潔くも美しくも見えたが、やはり人間だから負の感情や、死への準備はしていたがその怖さも、一人の寂しさも描かれていて、やはり綺麗事ではないのだなと思った。作者の方は病気だったと書かれており、想いを全てぶつけられたようにも受け取れた。最後の日までどう生きたいかと問いかけられているようだった。
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何を書けばいいのか、すぐに感想が並べられない
小説の中の人物たちがとても愛しい
こんなにリアルで、どうにもならないような
その中でも、今の自分にできる精一杯をして。
いつか、自分もこんな風に想い合える人に出会えたらいいなと思ってたけど、自分が視野を狭めてただけかもしれない
と思わず自分の人生も振り返ってしまいました
何かを残したい、墓標を立てていくよう、など
最後の表現が特にリアルで静かに胸を打たれました
しばらく積読になってた本だったけど、
今このタイミングで読めて良かったです
ありがとう
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考えれば考えるほどに遠く儚く、わけがわからなくなります。このような小説を手にとったこと、たまたま海外旅行のお供にしてしまったこと、そのままホテルで読みふけってしまったこと、そして茉莉花茶を飲みながら今に至ります。できることなら最後に「この話はフィクションです」とついていてくれればそれでも心の休めどころになったのですが、ただただ今はこの作者の表現力に驚かされます。大切な人ができたら大切にしよう、そう思いました。
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【あらすじ】
死ぬ前って、もっとワガママできると思ってた。
二十歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。
笑顔でいなければ周りが追いつめられる。
何かをはじめても志半ばで諦めならなくてはならない。
未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。
そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。
衝撃の結末、涙よりせつないラブストーリー。
【感想】
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著者は、この作品を書いた後に死んでしまったそうです。
先が長くない著者が書いた、余命10年の過ごし方。
勝手ながら、そこには著者の切実な願いが書いてある気がした。
やっぱり、とてもとても綺麗なお話だった。
自分にとって、生きることは楽しくないし、輝いてなんかない。
けれど、早く死が訪れることを願って過ごすより、願ってなくても来る死を見ずに、目の前のものを全力で楽しむ勇気が欲しいと思えた。
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「生きていれば確実に
幸せともぶつかる
それはいつしか自分を
苦しめるもろ刃の剣だ」
この文章が
毎日を何気なく過ごしている
私の心にグサッときたね。
もし自分が余命10年
と言われたら
いろいろ考えさせられる
悲しい物語でした。
ただ、もう少し楽しく
大切に日々を過ごそう
そう思ったね。