紙の本
静かな女流書家雪江
2019/09/25 18:24
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
理由も告げられずに離縁され、実家で手習い指南所を始めた雪江。
イケメンおしゃれな弟も動きがよい。
手習い子たちの騒動もあるが、元夫が巻き込まれた事件もあり、
それぞれにその理由があった。もちろん雪江の離縁にも・・・。
墨のかおるよい本だった。
紙の本
タイトルからのイメージと・・・・
2019/08/29 14:06
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投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『墨の香』というタイトルから受けたイメージとは少し異なりました。もっと、しっとりと落ち着いたお話しかと・・・。また、お稽古の話しと前夫の巻き込まれた事件の話しとが分離しているような印象を受けました。
紙の本
話が中途半端な感じで、もったいなく思いました。
2019/07/24 17:02
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだかバタバタして終わったようで、いろんな人が出てきたのに、単なる脇役に過ぎなかったのかしら、一人ひとりのその後はどうなったのかしらと、わからないまま終わりました。
弟の新之丞と髪結いの銀次が良い役目をしておもしろかったし期待していたのに、これも最後はプッツンで、本当に残念な作品です。
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武家の女性それも、凛とした筋のある女性を描いている作者 梶よう子氏。
理由もなく、離縁されて、出戻った岡島雪江。
筆法指南書、、、言ってみれば書道教室を開くことに。
師匠の巻菱湖や、岡島の家督を継いだ雪江の弟の奥右筆を務める新之丞の人間の温かみある人達に恵まれている。
書道教室の門人たちは、若い女性ばかりだが、、、、やはり、一癖も二癖もある子もいる所が、面白い。
儒教の五徳「仁、義、礼、智、信、」を稽古の手本とする。
書は、精神を鍛えるもの、雑念を捨て、技巧におごることなく筆を揮う。
雪江のお稽古の時に、庭から、一輪、いつも、活ける所が良い。
しかし、涼代が、思い切った事をする。
涼代が、卯美の顔に墨の磨った木箱を逆さに・・・・
墨を被る卯美の着物、どう墨を落とすのだろうか?
悉皆屋にしても、墨を消すのには、どうするのだろう、、、と、余計なことまで、考えてしまった。
異国船の話や公金横領などの事件があったが、最後は、森高章一郎が、迎えに来てくれて、元の鞘に戻れるという結末で、良かった良かった!
読み易く、又、若い女性の、雀のような口さがない言い合いも、どう対処していくのか、、、が、興味深かった。
アッという間に読めてしまった。
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婚家を理由も告げず離縁された嫁が、書道家として頑張ってゆく話しに、推理小説的な要素が加わってゆく。
多数の娘たちが書道塾にやってくるが、その中には離縁されたことを悪し様に聞いてくる意地悪娘もいるが、たしなめるでもなく、淡々と対応してゆくのが歯痒くなる。
昔、恋心を持っていた兄弟子の変心にもあうが、頼りないと思っていた弟にも助けられて、最後は全て上手くいってしまったので、読了感としては後味が良く終われた。
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江戸時代の新しい開拓しようと探す。梶よう子さん良さそうだと思って。文体も優しくて読みやすいけど、出だしの卯美、汐江、涼代と何故に毎回の出だしが意地の悪い女なんだろうか。新しいページにはヨシっ次だという気持ちが働くのに、気持ちが萎える。昔の職場で性格悪の年下のリーダーがいたけど、敵意を持たれて何かと嫌味に悪口に怒声を受けて、思えばあそこまで我慢する必要がないし、訴えてもよかったし、同情する周りもなんだかわからんし。こういうの思い出す小説ってダメじゃね。
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突然故もなく離縁されてしまった主人公、雪江。
書道の道に進み、近隣の娘たちを弟子にして過ごしているが、色々と事件に巻き込まれていく。
結果ハッピーエンドで良かったけれど、脇役の登場人物の描かれ方が中途半端だった様な気がした。