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谷中に住む、田舎から出てきたJD
今日も実家から送り付けられるお野菜に苦慮して捨てようとすると……
まてまてと、謎の英国人
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初読みの作家さん。
谷中の文字に惹かれて読んでみたよ。
とにかく出てくるお料理が美味しそうで。
読んでるとお腹が空いてくる。
サクサク読めるけど、空腹時に読んじゃ駄目な本。
こういう感じの本読むと毎回思うけど、こんな素敵なお店があったら通い詰めちゃうなって思う。
谷根千あたりには確かにありそう。
そして、勝田文さんのイラストがとっても雰囲気に合ってる!
猫ちゃんも可愛いし、素敵。
kindle版は表紙が白黒だったので、カラー版も載せてみる。
お話は面白かったけど、義理の息子のブス呼びが気になってしまって。
女の子にそんな口聞いちゃ駄目でしょ!って思ってしまったよ。
セドリックさん、そこは叱って〜!って。
まぁ、多感な年頃の男の子はそんなもんか。
続きも出てるみたいなので、また読みたいな。
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東京・谷中を舞台に、コミュ障の女子大学生が英国人店主の営むびんづめ専門カフェと関わることで変化・成長してゆく物語。
少し重い話もありますが、基本的に心温まる、良いお話ばかりです。
表紙もふんわりしたタッチが可愛い。
個人的には、私も趣味なのもあり瓶詰よりも主人公の手芸スキルの高さに目が行ってしまいます……。
冒頭に出てくる、某・野菜の名前の店は以前私も行ったことがあり、少しテンション上がりました。本当にあそこは布が安い。
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初読みの竹岡先生作品でした。
表紙の愛らしいイラストと、「びんづめ」に惹かれて読みました。コミュ障な主人公が、びんづめカフェを通して人間関係を築いていったり問題を解決していくお話。
びんづめにされる食材や、出てくる食べ物たちはどれも美味しそうな描写でグッときましたが、主人公の「コミュ障」というのが一切感じられなかったのと、中盤から急に口が悪くなって(本音を口に出すようになった)設定どこ行った…?と感じてしまいました。大学にも友達はいない──と書かれてあったのに、友達が出来たりしていて、設定をもう少し生かすか、作るにしてもどうしてそうなったかという過程がほしかったです。
コミュ障の主人公が、少しずつ心を開いたり関係性を築いていくのを想像していたので、全体的に展開が早かったのと雑さを感じてしまいました。食べ物の描写や、街並みの設定は良かったのに惜しいなという印象です。
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マンガを先に読んでいたので物語はスルスルも入ってくる。多分2話目はマンガを先に読んでいたのが良かった気がする。っていうくらい少し物語の展開は早め。
物語のタイトルが好きなんだよなぁ。
腐敗と発酵と熟成の違いとか、結構深掘りできる。
2023.5.7
76
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武流はディスレクシアなんじゃないかと疑ったけど違うのかなあ。
単に文字が汚いだけ?
玉ねぎのジャムなんて初めて聞いた。読んでるだけで作りたくなってくる。
食べたこともないのに美味しそうに思えてくるから不思議。それだけ描写が上手いってことか。
食材を煮詰めて保存食を瓶詰めに作る、という点だけ見れば、古内一絵さんのマカンマランシリーズに出てくるお話と共通するな、って思った。
縫い物も、料理も、自分の手を動かして何かをつくるって、いいよね。しみじみそう思う。
紬の、武流や虎太朗との無遠慮なやり取りが見てて楽しい。ここまで思ったことをそのまま言えたらおもしろいだろうなあ。
実際は「思ったことそのまま」なんて言ってないかもだけど、言いたかったのは飾らなさがいいなってこと。
最近自分が口べただなあともどかしく感じることが増えたので余計に羨ましく、印象に残った。
読んでる途中で表紙がチラリと目に入って、セディさんの姿にげんなりした。
読んでる時のイメージしてたセディさんと違いすぎて。
こういう、表紙に登場人物がイラストで載ってる本って結構あるけれど、活字の小説を読んでるんだからイメージを特定させるようなことは避けたい。
キャラの姿を固定化したいなら漫画で済むわけだし。
わざわざ挿絵もなしの小説を好むのは、そこに想像の余地が広くあるからなんだよね。
なんて、偉そうに言うなら表紙にイラストが書いてある本も手に取るなよって感じですが、読む前はそこまで気にしなかったんだよ。
もちろん表紙を描く人もいるわけだから、その人を批判しているわけではなくて、ただ自分のイメージとは違っていて、他のイメージに引っ張られたくないだけ。