『立華高校マーチングバンドへようこそ 前編』
2016/09/04 18:59
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
TVアニメにもなった人気の「響け! ユーフォニアム」4部作から
スタートした別シリーズ
マーチングバンドにあこがれて私立の立華高校に進学した佐々木梓
強豪校の吹奏楽部でトロンボーンパートの先輩や同級生とともに
吹奏楽コンクール、マーチングコンテストの全国上位をめざす
「立華やないと行けへん場所に、私がアンタらを連れてったるわ」
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梓と同じ北中から北宇治高校に進学した「響け! ~」の主要キャスト
久美子(Euph)、麗奈(Tp)もちらっと顔を見せる
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『響け!ユーフォニアム』シリーズは、全巻読んでいるのですが、待ちに待った続編が、まさか立華高校の梓ちゃんが主役だとは、びっくりしました
前シリーズでは、久美子の中学校時代の友人として、梓ちゃんが登場しています
その彼女が主役です
ユーフォニアムという楽器や、吹奏学部が体育系クラブに負けず劣らずハードなのだと、このシリーズで始めて知りました
後編が楽しみです
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「響け!ユーフォニアム」本編を読んでいないと入り込めなさそうだけど、本作だけでも充分楽しめます。
本シリーズはお話のプロットの完成度がとても高いと思います。
モデルとなっている高校のマーチングは一度観ましたが、高校生の頑張ってる姿におっさん泣けてきそうでした。
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久美子の中学時代の友達、梓の物語。最初は明るく、友達思いの優等生なのかと思ったが、実は複雑な内面があることが明らかになる。演奏がうまくなりたいというストレートな思いがある一方で、部活の中での人間関係に腐心するのが歯がゆい。あみかは梓にどんな変化をもたらすのか、そしてマーチングの山場は後編に持ち越し。
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全体的にはユーフォシリーズと系統似ているので、前作が楽しめた人は読みやすいと思う。最初吹奏楽部員覚えるのだけ大変だった。
梓は、自分の居所を必死に探していたんだね。麗奈のように技術がありながらも、他人に気を使ってしまう。だからどこか人との交流でも本音を出せない。
あみかという存在は、世話をやくことで自分を満足させる、甘えることができる唯一の存在だったんだと思う。
それだけに、あみかの最後の台詞はこたえただろう…後編にも期待。
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佐々木梓は読む前に思っていたよりも努力型熱血主人公であるようだ。
おそらく秀才でもあって高校入学を機に一気に吹っ飛んだ状態にもなってる、同学年からのお墨付きももらえるほど。
スピンオフで過去作登場人物が出てくる時のおおっとくる感じは健在。
完全に外世界からの僻み役として芹菜がでてくる。
このキャラの立ち回りはどう制御して行くのかは気になる。
できる人物がゆえの苦悩系。
自分の思っている以上に女のドロドロとか嫉妬というよりは、自分の性格性の不一致に関しての問題の話だったのかもしれない。
作者のツイッターにある王道系主人公が〜って言説からちょっと違うとも思えるような抱える悩みのヤバさみたいなの、適度にある目線のお色気系の描写がハマり具合として相当相性が良いようだ。
個人的には確実に作品の出来としては立華高校の方が読んでて良い感じになるが、それを考えると主人公目線という主線の通った作品として確かによくある型のタイプであるとも言える。
ただ、ホラー表現なのか嫉妬の感情がまっすぐ描かれすぎてて、しかもその原因を自覚しきれてない主人公が対処していくという方向性はかなり突き刺さる物がある。
側面から友人を通して描かれる人物像の中に、誰とでもいい顔をしてどうなんだ?とかお前はそういうのは何なの?みたいな話をしていくのが本当なのかどうかという。
主観性と客観性の差分をどう区分けしていって今後がどうなるのかが気になるので、個人的にはかなり高評価。
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「響けユーフォニアム」の別シリーズ。「ユーフォニアム」の黄前久美子の中学時代の同級生、佐々木梓を主人公とした部活動奮闘記。相変わらず、吹奏楽部(今回はマーチングバンドの方が多い)の活動やその部活に対する苦悩、友人や部内での上下関係の苦悩などがリアルに描かれている。終わりに、何かと面倒を見てきたあみかから、独り立ちをする宣告をされ、あみかの面倒を見ることを自分の責務のように感じてきた梓が、どういう風にそのことを消化していくのか。後編も続けて読んでいきたいと思う。
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小さい頃から憧れだった立華高校吹奏楽部に入部した主人公 梓は、部活を通してたくさんのことを学んでいきます。パートリーダーの未来先輩に追いつくため、納得のいく演奏をするため、日々努力する梓の姿に心打たれます。
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マーチング強豪校に入学して二ヶ月の梓の、春、夏の校内合宿、コンクールの京都府大会まで。大会オーディションの結果発表にドキドキした。青春の日々の其処此処に仕込まれた、実力者な面を取り繕い素でハンサム女子な過保護の梓と彼女を慕いべったりな初心者のあみかの関係のざらりとした違和感が効いていて引き込まれた。
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アニメユーフォで佐々木梓がコンクールレギュラーなのに何の違和感も覚えなかったけど、冷静に考えればあの立華で1年生がレギュラーって相当凄いことだってこの本読むまで気付かなかった。
志保に居場所が見つかって良かった。
どう足掻いてもどう努力しても"本物"たちには敵わないあの子の気持ちが痛いほど分かるから。
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響けユーフォニアムではちょいちょい出てきていた立華高校をメインに据えたお話。より人間関係がドロドロしていて、この続きがちょっと怖いくらい。
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響け!ユーフォニアムシリーズでたまに出てくる強豪立華高校に進学した久美子の友人佐々木梓さんの物語。
北宇治高校とはまた違う強豪校ならではの葛藤や人間関係や梓も優秀だからこその困難さが描かれる。基本的に主人公の梓が優秀なのでスムーズに行きそうな感じもするんだけどそうは行かないのが強豪校の怖いところ。
まだしも北宇治のほうがマシかなという気もするが困難となる原因の半分は梓にあるのでこれまた難しいところ。
後編も楽しみになる1冊でした。
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「響け!ユーフォニアム」シリーズのスピンオフ。本編にもチラチラと登場してた久美子の中学時代の同級生で、トロンボーン吹きの梓が主人公。マーチングをやりたい彼女は久美子とは違うマーチングの強豪、立華高校に進むが、そこにもいろいろな人間関係があり、いろいろな出来事が起きる。
まあ、前半なので、私には誰が誰を理解するだけで終わった感じ。ようやく分かって来たので後半が楽しみ。
立華のモデルはサッカーでも強い橘やね。実際にもこんなにハードなんやろうな・・・ 頑張れとしか云いようがない
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『響け!ユーフォニアム』本編で少しだけ登場した、久美子の中学時代の友人梓を主人公にしたスピンオフ。
本編では触れられなかった、マーチング強豪校立華での梓の出来事。
梓とあみかは共依存のよう。
能力のある後輩が部内に波風を立てないよう、梓が社交に気を配る様子が苦しかった。
そういう意味では、高坂麗奈と対照的だなと。
後編ではその八方美人ぶりに苛つく芹菜とのエピソードが深掘りされそう。
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北宇治の話をずっと読んでいたから、
立華の話も面白い。
たった一歳二歳の年齢差だけなのに、
できることが違う
一年間での成長を意識します。
どんな成長をしたんだろうか、
私はどんな成長ができるのだろうか、
上級生を見る
後からついてきている初心者をみる、
初心者はいつまでも初心者ではないし、
上級生も同じように、それ以上に成長を続けている。
一人では奏でられない音楽、
人数が集まることにより生まれる力。
その一端を担えるだけの力が
自分に発揮できるのか、
誰かを助けることは誰のため?
自分のため? その誰かのため?
初心者だと思っていた人が、
自分の意思で一歩を踏み出した時。
不意に驚かされるんです。