1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜鉄 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに主人公最後の高校生活が完結。吹奏楽に賭けるそれぞれの想いと情熱はついに実るのか・・・?!エピローグは絶対に見逃せません!!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ton - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズもついに完結。スピンオフとか続編とか、書こうと思えばいくらでもできそうだけど、読みたいような読みたくないような。きちんと完結したので、これ以上の付け足しは蛇足のような気もする。とりあえずいつ見れるかかわからないがアニメ3期を静かに待つ。
前編から登場した新キャラの真由の正体については想定外だった。作者にミスリードされて、読んでるこちらも疑心暗鬼になっていた。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:砥石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公、久美子のみならず、数多くの仲間や先生が個性豊かに、心情を描写されていて、心の揺れや惑いが多くの人の繋がりの中に見いだされていて、心打つ作品でした。映像化も決まっているようですが、映像を観られたとしても、是非読んで頂きたい作品です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ts - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作品を読み、強いチームを作るには何が必要かということを考えさせられました。
集団で部活動を行うにあたり皆んなが同じ目標を目指すことは難しい。人それぞれの考え方、価値観の違いがあり、軋轢が生まれるからである。しかし、それを恐れて自分を押し殺してはいけない。目標のために何をしなければならないのかを各自考え、共有することが結果に繋がることを本作品を読み進めていくうちに感じさせられました。人は良いところもあれば悪いところもある。【自分をだせる】人が多いチームほど互いを補完出来、強いチームになると感じました。
P.S.
そして、次の物語が始まるのです。
『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編』
2019/06/29 18:28
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前年度、関西大会で涙を飲んだ北宇治高校吹奏楽部の目標は「全国大会金賞」
部長の久美子(Euph)、幹部として久美子を支える副部長の秀一(Tb)、ドラムメジャーの麗奈(Tp)を中心に、関西大会に向けた夏合宿が始まる
その2日目、顧問の滝から発表されたオーディション結果が波乱を巻き起こし、部内に不協和音が広がり、久美子と麗奈の関係にも亀裂が入ってしまう
シリーズ累計150万部突破
アニメ版、劇場版も展開される大人気の吹部エンタテインメント最終楽章の後編、いよいよクライマックスへ
《誰かは誰かにとって、特別な存在だから。》
「エピローグ」では進路に悩む久美子のその後が明かされる
本書は「響け! ユーフォニアム」シリーズ全体の12冊目、北宇治高校吹奏楽部の本編としては7冊目(第一楽章3冊、第二楽章2冊、最終楽章2冊)にあたる
投稿元:
レビューを見る
ついにユーフォニアムシリーズ、完結。
するすると読めてしまう、でもそれでいて厚みのある物語が個人的に感じたこのシリーズの特徴だと思うが、今作もそれをしっかりと受け継いでいる。
ただ最後の方が思ったよりあっさりとしていた。アニメからユーフォシリーズに触れた身としては、原作ならではの久美子の機微を感じ取れるところが好きだったのだが、全国大会での演奏後の久美子の描写があっさりしすぎていて驚いた。その部分をもっと知りたかった。全国を終えての久美子はどういった気持ちだっただろうか?部長として苦難に遭いながらも確実に成長してきた彼女の、全国大会での演奏を終えた気持ちを知りたかった。
全国での結果やエピローグなどは正直予想通りだったが、それでいい。いや、それがいい。
ユーフォではオーディション、大会での賞など、評価を下されるシーンが多々ある。私は登場人物たちと共にこの結果を待つ時の緊張感と、その文面を見るのが好きだ。
「北宇治高等学校、ゴールド金賞!」
こうした結果というのはある程度分かっていても、文章を読んだ時の脳がビリビリと震える、この癖になる感覚がたまらなく好きだ。この文字を追うのが好きだ。
このあといつものように短編集が出るのだろうか?楽しみにしています。(出してください……)
投稿元:
レビューを見る
困ったときのあすか大明神、V3のピンチに登場する技の1号、みたいな(笑)
アニメの、なんだそりゃ、な山登りを大詰めで回収してきたのは、作者も気にしていたのかな?
投稿元:
レビューを見る
久美子世代3年間の集大成
変にひねった物語にせず、王道展開でとても良かった。
盛りだくさんな内容の中で、卒業生達のエピソードもさりげなくあって嬉しい。
個人的に感動したエピソードが二つ、一つは恐らく最後になる大吉山のシーンで、映像化されたらとても美しい絵になると想像できる。
もう一つは、ずっと第三者目線で立ち回っていた黒江真由が、ようやく吹っ切れた久美子に引っ張られて奏と3人で写真を撮られる場面。
ずっとぎすぎすしていたユーフォ組がようやく和解する象徴的なシーンに見えてほっこりした。
これで最後かと思うと寂しいが、作者の今後の展開に期待しております。
投稿元:
レビューを見る
〉その曲は、クラリネットのソロから始まる。静寂にひたひたと満ちていく、春の喜び。初々しいスネアドラムの足音が、命の気配を感じさせる。春。
最終楽章の後編、これにて最終回。
と思っていたら短編集が出るらしいです。ありがたやありがたや。
久美子3年生編、後編は関西大会から全国大会まで。
引き続きの懸案は転校生・真由が何考えてるか久美子に分からない問題。
あと、くみれい痴話喧嘩があります。
OGの南中カルテットと香織明日香のその後が語られたのは嬉しい。
夏紀先輩ベース似合いそう。そもそもガールズバンド似合いそう。見たい。
久美子は麗奈、秀一とはなんだかんだ心の奥底をさらけ出して話ができていなかった感じがするので今回喧嘩したりなんだりで腹を割ることができて良かったなという感じ。
逆に真由とは結局言葉よりも感覚で分かりあった(かな?)感じで、ややあっさり。さんざん引っ張ったぶんもうちょっとやってほしかった。
短編でやってくれるなら良し。
求くんももうちょっとエピソードほしかったけど贅沢かな…。久美子のストーリーとしては不要だったと言うか浮いてる。
全体的にはすっきり綺麗にまとまって終わりました。
特にエピローグ前後は良かった。まとめたぞ!って感じでとても好き。
良い作品でした。ところでこの表紙、青春しょんぼりクラブの最終巻の表紙のセルフオマージュかな?
「でも、麗奈ならやってくれるでしょ?」
「なんでそう思うワケ?」
「だって、麗奈も私のこと好きじゃん」
投稿元:
レビューを見る
若干、駆け足気味ではあったけど、これにて完結。ちゃんと落ちるとことに落ちてよかったなぁという感じ。久美子に関してはばっちり予想通り。ただ駆け足気味だったせいなのか、久美子以外のキャラがどうなったのかが気になるような気もしてる。エピローグの感じからして、なんだかんだスピンオフや続編はきっと出るから、出たら出たで買っちゃうんだろうなー。
投稿元:
レビューを見る
学校見学で先輩だからといえどいきなり2時間の分散行動を決定する奏の自由さというか判断力の良さが何となく印象に残る。
家族に悩みを吐露して発散すると解決するのはちょっと自分的にはアレかもなと思う。
それでいいのなら根幹の判断力ってどうなるんだろうと思ったりするけど、最終判断が的確にできるかどうかによるか。
お互いの水着の下だけ交換ってのが往年の百合作品でたまに見る下着交換感があってここが一番何故か背徳感が高い。
優子と夏紀が同じ大学なのは決定事項だけどバンドってのは作者特権というかこういうルートにしたのかと思った。確かにルートとしては十分想像の範囲にはあったけど、リアルに続編の展開として提示されると「おおっ」と感じる。
・合宿
求と緑はほのあたたかく見守ってるって感覚で皆が受け流してるのがあまりにも不自然だったので真由のツッコミは相当重要だと思う。
柚スカッシュって見かけないけど多分あるのだろう。
黒江真由の優しさなのかそれとも優位性を持っているからこその譲りなのかは久美子の視点で見るときとそうでない読者であるときの差が出る。
滝先生の大会テクニック話と久美子がしかける駆け引きの描写は結構好きで、実のところあんまりこの二人って密な会話できていなかったんだろうなと思わせてくれた。直球な質問ができる環境というのがそもそもあまりないからしょうがないけど。
全国大会の出場は過去シリーズの上位校ミスや編成メンバー決定で浮かぶ温情ルートっていう部分からしても妥当に見えた。この辺がシナリオ上難しい所だと思うが、作中中盤だったし一つの本としても閉めにするにはまだ早いというところか。
・三章
求が死んだ姉の影を追いかけるからって理由にするのは全うというか定番な感覚。
樋口がナンパめいたつっかかり方をしてるのとその後の求に関する確執を解くために久美子がやり取りする部分で個人的にはこの「謝って」という攻め方がある種の学生感が凄くあった。こんな感じのやり取りが実際に自分の身に起ったわけではないが、らしさは感じる。
あすかとの会話時に結果的に香織が聞き役として同席しているのは良かった。基本的に思考回路を正面からぶつけないしそうなった時はピリピリした雰囲気になってた前回と違って香織のフォロー力の方がこの場合効果的だったまでありそう。
愚痴話の仕方が本当にこれでいいのかって部分はあるけど、そこまで過去の北宇治と同じ対立軸だったのかはちょっと考えたが、あすか先輩の超理解力や話の関係上問題はないか。
久美子が決心した直後の先生になりたいと思い立つ瞬間や、麗奈とのハグ、部員全員を前にした演説の流れは強かった。そこから先はラストまでほぼサクセスストーリー状態でソリに復帰し全国金を取り改めて告白成功してエピローグまで駆け抜けるので爽快ではあった。
全体の流れは上手な転校生が来て本人を揺るがして部活を教師が二分させ、その流れを収めて成功するのはどことなく一年時における立場をそのまま引き継いで行ったようにも感じる。
黒江真由は正直なところ立華高校の瀬崎���来先輩のような完全性こそなかったが、精神的な部分で他者との間に圧倒的に確たる物を持ってることを提示して主人公の心を揺るがさせて変える役割を同じように持たされていて、同じ言葉を繰り返した苛つかせ方の魅せ具合いと、久美子の場面に焦点が集まった結果そこから先が若干見えなかったのは若干残念かもしれない。
瀬崎未来の時も感じたようにこのキャラクターはもっと見えてくる物があったほうが輝きそうと思えるくらいに良かった。
全体のストーリー「転入生によって一時期のメインが取られたがパワーアップして戻り、最後には成功を収める」というのはもしかしたらありがちの展開かもしれないが、悩む久美子が回答を出すまでの流れこそに心が持っていかれるので十分に楽しめた。
秀一が最終的に王子様ムーヴしてるのがちょっと気にならないわけではないが、なんかまあいいかなと。
投稿元:
レビューを見る
『2019年 7月 6日 第1刷 発行』版、読了。
読み終えるまでは「久美子三年生編の後編」にするつもりでしたが……本作は、シリーズ完結編となる後編です。
本作のエピローグを読み終えたら「ああ、ホントに、これでこのシリーズが終わったんだ……」と、寂寥に包まれながらも、読後感の良さに清々しさを抱きました。
もの凄く、読み応え十分な一冊でした☆
そしてページをめくるたびに「もう残りこんなに薄い厚みになっているけど……どんな結末が待っている!?」と、止まらなくなりました(><;;ww
今から、この原作が映像化されるのが楽しみで仕方ありません。
本作の前編でいくつかの伏線がはられておりましたが、それらが一応は回収されておりましたので、その点は良かったです☆
中でも緑輝の人柄は最後までブレずに好感をもてるキャラでした☆ 進路先がなぜ、ソコに落ち着いたのかは、ものすごく謎でしたが……(^-^;;
まだこのシリーズの(すでに発売中の)短編集は未読なので、それらにひょっとしたら、なにかしらの(ヒントになるような)エピソードがあるのかもしれませんので、引き続き手を伸ばしたいと思っています☆
またOG登場のオンパレードでありました☆ その点も良かったです☆
個人的には、久美子達が卒業した後の北宇治高校吹奏楽部が気になるところです(おそらく奏あたりが幹部になっているかな……とか思ったりw 発売予定とされている新作短編集にそんなエピソードがあることを期待しております☆)
初読でしたので、また映像化されたタイミングで再読したいと思っております。とても……とても良いシリーズでした!
投稿元:
レビューを見る
一度軽く読んだ後、全編最初から読み返してみた(笑)。面白かったわ。予定調和なところはいっぱいあるんだけど、それでもね。実際にはそれでも金賞までいかない学校のほうが圧倒的に多いから、そこが小説なんだけどさ(笑)。先生が真由をソリに選んだのは、みんなの気持ちを全国に向ける為っぽいよね。かなり黒いもんなあの顧問。
投稿元:
レビューを見る
はー、読み終わってしまった。悲願の全国大会金賞を目指す北宇治が新たに採用した、大会ごとのオーディション。演奏の技術は向上するも、部内の雰囲気は悪くなり…。おまけに久美子と麗奈の間にも距離が出来たり。そんな困難を乗り越えての結果に、感動の涙が浮かんだ。
心の底から、映像化を観たいと思った。
投稿元:
レビューを見る
いよいよ完結巻。
全国大会までの情景が描かれる。
久美子が部長として演奏者として悩みながら成長する姿が素晴らしい。意外と途中でも持ち直すかに見せてまた落とすなど作者の久美子への仕打ちが厳しい!麗奈との関係もぎくしゃくするが最終的には大団円。
真由ちゃんが単なる宇宙人で片付けられたのはちょっと残念。あと疑問というか伏線も完全には回収しきれていないところあってそこについては少々消化不良。
今後は出てもスピンオフかな?と思うとちょっと残念。
次の年、奏が部長かな?の姿も見てみたいところ。