紙の本
吉行家の人々
2019/06/28 15:44
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉行和子さんと父エイスケ、母あぐり、兄淳之介、妹理恵の家族としての記憶、役者として育ててくれた先輩方の言葉など、今までの人生の彼女にとってのエッセンスが語られている。
あぐりさんは朝の連続ドラマで取り上げられたが、その後再婚され、再婚相手の連れ子もいたとは初耳。
「人生観を変えてみたいと思いませんか?」のお誘いで、そんなに親しくない岸田今日子さんと初めて旅をしたことなど、興味深かった。
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1935年生まれ、今年86歳、吉行和子「そしていま、一人になった」、2019.4発行。次の5つの章立て: ①母あぐり、百七歳の旅立ち ②私にとっての吉行家 ③女優人生 ④兄淳之介・妹理恵 ⑤人生の残りを楽しむ。
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著者、吉行和子さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。
---引用開始
吉行 和子(よしゆき かずこ、本名 同じ、1935年8月9日 - )は、東京府(現:東京都)出身の女優、エッセイスト、俳人。
父は作家の吉行エイスケ、母は美容師の吉行あぐり。兄は作家の吉行淳之介、妹は詩人の吉行理恵。私生活では28歳のときに結婚するも、4年ほどで離婚。以降は独身で通している。子供はなし。
---引用終了
現在、87歳になられています。
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
父、兄、妹、そして母あぐりへ。
女優・吉行和子がいま明かす、あふれる想い。
父は詩人で作家の吉行エイスケ、母はNHK朝ドラ主人公である美容師のあぐり、兄は作家の吉行淳之介、妹は詩人・作家の吉行理恵という一家に育った女優・吉行和子が、107歳まで生きた母の三回忌を終えたいまだからこそ語れる家族の歴史、そして80歳を過ぎた自分の来し方について綴る。
---引用終了
著者の関連人物の生年没年を見ておきます。
吉行和子(1935~)
吉行エイスケ(1906~1940)
吉行あぐり(1907~2015)
吉行淳之介(1924~1994)
吉行理恵(1939~2006)
吉行エイスケさんは、34歳で急死されていますが、死因は狭心症とのこと。