ためになりました
2017/11/17 17:28
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
膝が痛かったり、寒さがこたえたり、トイレが近くなったりと「老い」を感じることが多くなりました。これからは、さらに「孤独」を感じることも多くなるのでしょう。そういう現状にどう向き合えばよいのか、本書はずいぶん参考になりました。
孤独のすすめ 人生後半の生き方
2017/11/10 04:50
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投稿者:英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生70歳からと言われてもう5年も経過しているが・・・・・。五木先生の
人生論は心の奥底にある力を引き出してくれます。精神的な拠り所
を求めて色々模索して難解な哲学書を読んでも中々気持ちの中に
入って来ない。一読の価値は充分にあります。
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「嫌老意識」との言葉を初めて聞いた。
若い人にとっては、そう映るのか。
気を付けよう。
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20170714 自分が五十代なのだから五木さんがまだこれだけの本を書いている事が嬉しい。自分のこれからの為にも嫌老の要因にならないよう自立して行こうという気になった。
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五木寛之著「孤独のすすめ」
個人としての生き方を示したようなタイトルに対し内容はとても大きなこれからの日本のためにと言うものでした。
その核となる考え方は高齢者にターゲットを当てた、しかも高齢者主導の社会の構築。
今の日本が抱える不安、問題に対し目を背け心配することをやめる「心配停止」状態の社会ではならない。
高齢化、少子化にきっちりと目を向け、むしろそれを逆手に取った発想で逆境を乗り切れ、と。
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P13
スピードは落としても
トルクは落とさない
P99
日本は今世界から注目される
二つの問題を抱えています。
使用済み核燃料の問題。
もう一つが超高齢社会の行方。
どちらも戦後の日本で素晴らしい
働きをし、
大きな成果をあげ、
しかしながら時間の経過とともに
その存在が社会の重荷になっている
P102
そもそも人間の存在を
固定化して考えるのが間違いで
変わることを楽しむのが
成熟というものです
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他の方の貸出希望があり
図書館の貸出延長が出来ないので
優先して読んでいたけど
数ページ残してP155(最終P181中)で
止めた。
それほど内容があるとは
思えない。
中野孝次や水上勉のような
読みごたえを感じないのだ。
「孤独のすすめ」という題から
期待したのは
世間一般とは違った
孤独を良しとする様々な考え方とか
覚悟とか、
目からウロコの人生論。
でも書かれているのは
「嫌老」についての間延びした話が主。
それに
「ガラクタも捨てなくていい」
「回想のすすめ」とかは
僕にとっては違和感があった
『下山の思想』『林住期』も
そんな印象だった。
個人的にあわないのかなあ、と思う
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今まで『五木寛之』って、
堅そうな感じがして読んだことがなかった。
今回のこの話は肩の凝らないエッセー。
目が悪いというのにあっという間に読んでしまった。
2017年7月10日初版なのに、
同年8月10日にはもう5版という人気。
!?(゚〇゚;)マ、マジ...
トランプさんの話とか、
とてもタイムリーで驚く。
『排除する』何て言葉が出たときには驚いた。
→某東京都知事女史の発言は9月だから、
これは本当に偶然の産物なのだろうね。
・・・(・∀・i)タラー・・・
齢85歳の御大。
上から目線でもなく、
若者と老人の対峙の話にあっても、
きちんと自分の立ち位置を弁え、
穏やかな語り口で日本の未来を憂う。
しかし、不安材料だけをあげつらえ、
そのまま終わるような顛末ではなく、
それなりの打開策を提案する光ある終わり方。
前述の『こころの匙加減』
http://booklog.jp/users/heart-place/archives/1/486410512X
では得られなかった、
年配者の後続へのエールに、
なにかほっとした読後感を得た。
結構良かったのでパートナーにも勧めたら、
『借りてみるかな』と、
図書館で申し込みをしようとしたら、
『あと9人待ちですので、、、。』とのことで、
10人目のリクエストとなった。笑
うん、そうだね。
『リトル・ターン』と『ロスト・ターン』、
それと『林住期』を読まねば♪
○市立図書館蔵
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老人層と若手世代の対立の行き着くところの最悪シナリオには少し恐怖を感じた。しかし、全く非現実的ではなく、ありえるかも知れないと感じさせる説得力があった。そうならない為にそれぞれの世代のそれぞれの個人の役割は何か?また、現代社会における問題や課題をどのような方法で解決して行けるのかを考えていく必要があると思う。
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現在世の中に流れている空気「嫌老」を長年の経験からどうみているのかがわかりやすく書かれていた。また、治すより治めるという、アンチエイジング批判も大切な考え方と思いました。
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五木さんの本はどれを読んでも面白い。
年齢的には大先輩だが、人生の後半戦を生き抜く知恵を教えてくれるのでとても参考になります。
孤独も決して悪いものじゃないですね。
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著者による人生後半の生き方論は、これまでにも何冊も出ているが、本書では年金をもらって豊かに過ごす老人層と、それを支える若年層の間の世代間ギャップという社会問題にも焦点を当てている。長年苦労したのだから、老後は年金をもらってゆっくりと好きなことをしたいのは自然な考え方であるが、超高齢化社会と人口減を考えれば、豊かな層は年金をもらわず、老年層向けのビジネスに関わり、社会貢献すべきだと説く。
人生100年時代といわれるが、超高齢化社会を迎える日本では、老年層の健康維持と社会参加がより重要になる。著者ならではの鋭い目線を感じられる1冊。
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発売5ヶ月で早くも13版の本書を店頭で見かけて即買いで読みました。論語からひいて、人生は青春 朱夏 白秋 玄冬と25年刻みで巡るといい、まさに玄冬の只中に居る五木さんからのメッセージ、さらりと読めるし特に反論する箇所もない判りやすい本です。青春の門 の頃は青春を謳歌されていた五木さんからの警鐘、超高齢化の日本に高齢者階級と若者勤労者階級との闘争が起きる懸念も看過出来ないかも! 白秋に居る私にも色々と考えさせてくれる良書でした。
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五木寛之は、昭和6年生まれで現在85歳であるが、70代頃から自らの年齢に合わせて人の生き方に関するエッセイを多数執筆している。
本書は、2015年刊行の『嫌老社会を超えて』を再構成し、大幅加筆した上で書下ろしを加えたもの。
題名は「孤独のすすめ」であるが、全体を通して書かれているのは、副題の「人生後半の生き方」であり、原本題名に繋がる「嫌老社会」(老人を嫌悪する社会)を回避するための社会の在り方である。
本書から何を感じ取るかは、世代や現在の環境などにより異なるのだと思うが、知命を超えつつアラフィフとは言えない年齢に達した私としては、今後の自分の人生も想像しつつ、人生後半の生き方として以下のような点に大いに共感を持った。
◆歳を重ねるごとに孤独に強くなり、孤独のすばらしさを知り、孤独を恐れず、孤独を楽しむ。
◆古来、中国では、人生は青春・朱夏・白秋・玄冬の4つの季節が巡っていくのが自然摂理とされるが、それぞれの季節に適した生き方をする。
◆精神活動は高めながらも自然にスピードを制御する、即ち、トルクは高めながらもシフトダウンする。
◆生理的・肉体的な衰えを認め、受け入れる。
◆人生の下山を楽しむ。登山中は振り返って見る余裕もなかった、眼下に広がる、周囲の山々、下界の大パノラマを楽しむ。
◆古代ヒンズー教では、人生を学生期(がくしょうき)、家住期(かじゅうき)、林住期(りんじゅうき)、遊行期(ゆぎょうき)の4つの時期に分け、それぞれに相応しい生き方・役割がある。
◆大切なのは死生観の確立。自分の死生観を託することができる宗教を見つける。
◆未来を考えるより、むしろ昔を振り返る。記憶の抽斗を開けて、あのときはよかった、幸せだった、楽しかった、面白かったと、さまざまなことを回想する。回想はコストもかからず、認知機能の改善にも役立ち、楽しいことを思い出すのは心理的な効果も高い。そしてなにより、元気になり、人間とは愛すべきものだというあたたかい気持ちが戻ってくる。無限の宝物である。
人生後半を生きるための心の持ち様のヒントが得られる一冊と思う。
(2017年12月了)
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孤独を癒すためのハウトゥーものではない。社会背景をメインに解説している。
そういう意味でタイトルと内容がミスマッチしていると思う。
回想をすすめる。過去を振り返ろう。断捨離は過去を思い出す糸口を捨ててしまう。
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年末だったか五木寛之氏がテレビで、年取ることは登山に例えると下山で、登るより下山の方が難しい。だけど見晴らしはいいんだ、と語っていた。その考え方がおもしろいと思った。
「下山の思想」も並んで本屋の書棚にあった。内容は少しだぶっている。