紙の本
なんだか不気味。
2020/01/22 13:20
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
相手に共感・同調し、相手の望む反応をして、喜ばせたい眉子。その傾向が異常なまでに強く、怖くなってくる。程度の差はあれど、こういう人はいるのだろう。
その眉子と自分は結ばれるべき、と思いこんでいる茶谷。変に大物ぶって、自分を大きく見せようとする夫。皆、何かが歪んでいて、不気味だった。
そんな中で、金さん銀さんの漫才の掛け合いのような会話が、息抜き的にほっこりしていた。が、それさえもだんだんと不気味に思えてきてしまった。全体の雰囲気に呑まれた感じ。
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多少現実離れしているように見えてどの人物もリアル。一見過剰で極端に見える眉子についても「いるいるこういう子」と思わせる。なんなら自分と重ねて読んでしまった。
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可哀相な眉子さん。
眉子も変わった女だが、キモ男のこういう無駄な自信と思い込みがこのような事件を実際にも生むんだろうね。犯罪者の思考が妙にリアルだ。
夫もなかなかキモかったな。
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切ない内容でした。
ちょっと独特のキャラクターが描かれていて、おお、そういうオチがくるのか、って感じでしたが、好みでしたー。
他の作品はどうなのかな?と思ったので、読んでみようと思います^^
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内容(「BOOK」データベースより)
大学生・茶谷は、結婚式場でのバイト中、美しい花嫁・眉子に一目惚れをした。彼女を分かってあげられるのは僕だけだからと、夫の会社に潜り込んで近づいていく。しかし、人を喜ばせることに依存して生きる眉子には、その過剰な自意識すら満たすべき対象となっていた―。過去の記憶も呼び起こし、思いのすれ違いが生んだひずみは、―暴走を始める。
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独特な視点の文章だった。
ある出来事に対して、前段についてのストーリーというのは新しい視点で面白かった。
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中小企業社長のトロフィーワイフとなった眉子。眉子もちょっと理解出来なくて怖いけれど、大学生茶谷が相当怖い。読後に心がざわつく。
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読んでる時に一定してずっと楽しい小説でした。
眉子さんほどではないにしろ、眉子さんのように生きていた方が楽と思う人は一定数いると思います。
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読み始めは面白かった。謎の部分があって、これからの展開を楽しみにしていた。
が、終わり近くは、少し読み飛ばしてしまった。最後までは夢中にならなかった。評価は「普通」。
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ほとんどの語り手がなんとなく嫌な印象を与えるし、そもそも主要人物たちはこぞって好きじゃないけど、それぞれのキャラクターや思考になんとなく納得してしまう。グリグリの話し下手の男達の考察だけ見事に自分に当てはまるところがあって胸が痛かった。