紙の本
荒唐無稽である。
2020/08/29 22:45
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投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までで一番、荒唐無稽である。
ヒロイン自身の活躍はもちろんだけど、その存在が、周囲の人の心に火をつけ、燎原の火如く広がっていく。生命の危機を経験し、切り抜けたことにより、彼らの人生が大きく変わっていく。人間的に成長するのである。
今回は、読後爽快感あり、です。
紙の本
『高校事変III』
2019/09/30 19:15
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校2年生の優莉結衣は、かつて平成最大のテロ事件を起こし死刑になった半グレ集団リーダーの次女
身につけた驚異的な能力で武藏小杉高校事変、牛頭組事件、辻舘事件を生き延び、東葛飾高校の通学をつづけている
そんな結衣を全寮制の矯正施設である塚越学園の学園長が訪ねてきた
学園への転入を勧められた結衣は妹の凜香の消息も気になり見学に行くが、武装集団に襲われ拉致されてしまう
目覚めたところは東南アジアの離島につくられた“学校”
そこでは日本から誘拐されてきた700人以上の子どもたちが監禁され生活していた
厳しい規律で運営される学校の目的は何か、武装した元兵士たちが固める島からの脱出は可能なのか
荒唐無稽と思われる設定も、物語が進み背景が明らかになるにつれてにわかに現実味を帯びてくる
《日本の「闇」を暴くバイオレンス文学シリーズ》──帯のコピー
「絶体絶命」と『十五少年漂流記』をキーワードに結衣の戦いが始まる
華奢な身体つきで長い黒髪に縁どられた小顔の美少女結衣=“戦うヒロイン”を主人公に2019年5月にスタートした松岡圭祐の新シリーズ第3弾、2019年9月刊
電子書籍
絶体絶命の状況を乗り越えるための人間的成長が読みどころ
2019/09/24 03:18
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪史に残る凶悪な半グレ連合リーダーを父に持つ優莉結衣を全寮制の矯正施設・塚越学園への転入を薦めるために同施設のトップが訪ねてきますが、見学に出発した未明、突如として武装集団の襲撃に遭い、結衣の記憶はそこで途切れて、ふたたび目覚めたときには熱帯林の奥地にある奇妙な<学校村落>の建物の一室に寝かされていました。前巻の最後に登場した結衣の妹もそこに収容されていました。同じく日本から来た少年少女ら700人が生活しながら通学する、要塞化された校舎の謎。その構造はISやボコハラムに倣った恐怖支配で、すでに処刑された生徒も何人かいました。結衣は状況把握のために様々なことを試みますが、監視がきつい上に相手が結衣の手口を知り尽くしており、監視要員も元軍人であるため、隙をつくこともまともに張り合うこともかなわず絶体絶命の危機に陥ってしまいます。結衣は誘拐された少年少女らとともに脱出することができるのか!?とハラハラします。
これまで結衣が直面してきた課題よりさらにレベルアップしています。これに対処するために結衣は孤高の存在を貫かず、仲間を作り、彼女と脱出劇で活躍する仲間たちが一種の人間的成長を見せるところが読みどころですね。
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今度は無人島での強制教育学校へ連れ去られた結衣。そこでまた今までの経験を駆使して対抗していく!なかなかおもしろいがこんな女子高生いるか!?
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シリーズ3作目、初めてヒロインの単独戦闘でなく、同じ学校に通う生徒たちも戦闘。順応が早いです、これが若さか。。
正直、拉致は少年兵育成のためかと思ってました。虐待による脳の変化のデータ集めのためとは。。
ここまで状況が普通でないと正常バイアスも働かなくなるのかな。残る!って言い出す子は居ないし、戻る!って言い出す子はいるけど結局戻らない。
1作目の登場人物も関係者も、2作目の登場人物もすっかり逞しい。今枝流。錦織刑事も磯部医師も、優莉結衣さんは大量殺人者でサイコパスだとわかってるけど、関係者に良い影響与えてるから…って苦悩しています。相手がいつもかなり悪いけど、だからといって大量殺人を肯定出来るはずがない。一応、殺人は犯罪とする法治国家ですから。
結衣さんのとこに集結する初期のメンバーの肚の座り方が尋常じゃない…桐谷くんがあれ程とは。里緒子さんも良い。
結衣さんと凜香さんだけ仲良いのかなぁ優莉家。他の兄弟は今後出てくるのか。出てくるとして退っ引きならない事態でしょうけど。あ!武蔵小杉高校のあのベトナムの子。。続きも気になります。
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面白い!は間違いなく面白い!
でも、主人公が別格なのはともかく、付け焼き刃的な伏兵までもが職業軍人をバッタバッタとなぎ倒す様はリアリティーに欠けていて、若干の興醒め…。
ただ、ひとつひとつの動きにちゃんと根拠があったので、辛うじて『そんなアホな!』とまでは思わなかったけど。
それでも、まぁシリーズを通しての爽快感は健在!
で、怒涛の刊行ペースは更に続き、次巻は11月だとか。
シリーズの初めからチラッチラッと出て来る彼といよいよ対峙するのかな?
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シリーズ3。段々話の規模が大きくなってきた。次もありそうだがもっとスケールがアップするのか? 2019.9.24
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1作目は高校を占拠した武装集団、2作目は違法風俗の業者と客、そして本作の敵は謎の孤島で人権を無視した学校を営む謎の集団。
あまりにもマンガ的。いや、前2作も相当荒唐無稽なんだけど、本作はぶっ飛んでしまってる。
状況が謎すぎるし、行動もかなり制限される。ここまで監視されてる状態で生き残る道はあるのかって思うが、そこを切り開いていくのが優莉結衣。結衣の感情的な変化(成長?)もあったりして、また面白い。でもサイコパス的な要素は残していくうまさ。
これ、高校時代で終わってしまうのだろうか。次の敵、設定が楽しみだ。
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高校事変シリーズ第三弾。優莉結衣は全寮制の矯正施設・塚越学園に転入を勧められ、見学に出発したところに襲撃を受け、目覚めたら熱帯林の奥地にある学園についていた。そこには700人の少年少女がいた。700人の拉致不明者?夜な夜な脳のMRIをとるために睡眠導入剤を部屋に流すってなに?って感じなんだけど、全員を助けながら脱出していく場面に読む手が止まらなかった。今回はたよりになる醍醐、サバゲーの知識から銃に慣れた陽翔、武蔵小杉高校がらみの女生徒、前回の奈々未、理恵姉妹と仲間がでてきて増々次回作が楽しみになってきた。
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この台風の間に一気に読破した。
それだけスラスラと流れるように読めた気がする。
前巻までは結衣の個人的な優秀さがみれたけど、今回はラストの統率力が冴え渡っていた。カリスマとはこういう事をいうのか。
内容も学生時代、その後にもある非行や不登校をメインとした話だった。その時の脳の変化から精神状態を読み取るとは面白い発想だ。
そしてラストは過酷な状況をクリアした時の脳の状態。達成感はやはり色々な意味で必要なんだなぁ。
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ちょっとありえない状況に置かれ、シリーズ最大のピンチを迎える。設定がややこしくて説明がまどろっこしいのが残念だが、主人公がシリーズが進むにつれてどんどん人の心を取り戻していく感じが面白い。
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3作目
更に舞台が変わって、海外、更にスケールが大きくなってきました。
残虐性は更にあがってます。
そして1作目、2作目の登場人物も出てきて、伏線された感じ。
でももう次の刊行がもうすぐ!
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伏線が…
つぎも読まなくちゃ。
あのオープニングから、こんな展開になるとは思わなかった。
前作、前々作の登場人物の名前も出てきて、なるほどと納得した部分とまさかという部分が。
脱出時、生徒側が一人も死なないってありえないと思うけど、ギリギリの所で納得出来なくもない構成になってました。
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荒唐無稽だが実はそう荒唐無稽でもないらしい。
そんな第三巻なわけだが……。
いやはや湾岸戦争を見ている気分だったよ……。湾岸戦争を見たことはないが……。
このシリーズは最初から規格外なんだが今回はもうスケールが違いすぎる。
これだけ大勢の子供を巻き込んだ事件、今後のことが気になるのだが……。
はてさてどうなることやら。
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こんなのあり?と、思いつつも、やっぱり面白かったです。結衣を怖いと思いつつも、惹きつけていくのは読者と一緒なのかなと。
彼女と関わった人たちが変わるのを読めたのも面白かった。