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投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに2回目を読んだ。
が前回は好印象だったのだが今回はゾクッとする・・・というか、マイナス印象だった。
今の自分の状況・環境がそういった印象を及ぼしたのか。
前のふわっとした読後とは正反対だった。
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あれっ、どうなってるのだろう?!
と思わせて、どんどん迷路の奥に誘われていく物語。
一度手を掴まれたら、最後のページまで放してくれない。
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物語にのめりこんでしまう小説ーー。そういう観点だと、私にとっては、作家くくりだとやっぱりこの方の小説なんだろう。登場人物に作家の想いがみえるのがいい。やさしい、せつない、すこし可笑しい、すこし哀しい。ページの数だけ満たされていく、幸せ。
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「天国からきたチャンピオン」は大好きな映画だった。作中にも登場するが、いわば「天チャン」へのオマージュでもあるよね。
最初の恋愛がもっと強烈な切なさでもいいのでは、と思いました。
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面白かったぁ、一気読み。
よみがえりものって多々あるけど
佐藤正午さんが描くと
さらっとドライで読んでいて気持ちいい。
なんだか、人生のおかしみや切なさが
バランスよくて大好きだ。
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先が気になって、久々、一気読みした小説でした。
輪廻転生をテーマにした物語で、より強い感動を得られたという点では、鈴木光司の「楽園」の方が好みです。若い頃に読んだこともあるでしょうが…
強い想いのゆえに出会ったとしても、さすがに一方が小学生では、この後どういう展開になるのかと思いますし、小山内の亡くなった妻の生まれ変わりが、今交際している女性の娘という設定も、側にいられるのなら、それでいいのかだろうか、それはかえって辛くないのか、とあれこれ思いを巡らせてしまい、読後感がスッキリとはいえませんでした。
ただ、そういうほろ苦い余韻が残るという点が、単に生まれ変わった主人公たちが、めでたく出会い、結ばれるというラストとは一足違う、この作品の魅力なのかもしれません。
ラストも確かにぐっときましたが、私は、同郷の者として偶然出会ったと思っていた小山内と小山内の妻が、実は妻が高校の憧れの先輩であった小山内を追いかけて、東京の大学に進学したとの事実を、ずっと後に小山内が知ることになるエピソードにより感銘を受けました。
著者のお名前は、本好きの人の間でよくうかがってはいましたが、読んだのはこの作品が初めてでした。
釈然としない部分を残しつつも、読み応えのある小説であることには間違いありません。
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生まれ変わりの話。
自分の愛した人や子供の生まれ変わりだと確信したからといって、それで素直にうれしいか? と疑問に思いますけどねぇ
でも、この方の本、初めて読みましたが、この世界にちょっと興味をひかれました。
また、別の本読んでみたいです。
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+++
新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
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月が満ちては欠け、欠けてはまた満ちるように、魂も何度でも生まれ変わることができるかもしれないという「一理」を核に物語は進む。強すぎる思いを残して、思いがけず命を落とすことになった瑠璃は、何度でも生まれ変わってアキヒコと出会おうとする。そのたびに、そのときどきの周りの人たちを巻き込み、惑わせ、心の平静を失わせるのだが、そんなことに頓着しないところに、思いの強さが表れているとも言えるのかもしれない。現実問題、巻き込まれた人たちにとってはいい迷惑とも言えるのだが……。起きていること自体は、恐ろしくもあるのだが、ホラーテイストを感じさせない物語の運びになっていて、ラストの場面に向かってひたすら進んでいく印象である。瑠璃とアキヒコにとっては、めでたしめでたしだと言えよう。前世の記憶、というところに興味をひかれる一冊ではある。
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著者の作品は初めてだが、読書中はワクワク感に満たされていた。意外感のある展開と登場人物の心情の模写が素晴らしい。
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今日ディーラーに車の点検に行って来た。
待ち時間に読みかけのこの本を読む。
物語もいよいよ終盤。
参った、涙で視界が滲んでくる。
そんな時に「お待たせしました」って営業さん。
涙止まらないし、鼻水すすってるし、ちょっとおかしなおばさんて思われたかも。
いやー、今年読んだ中で(大した数読んでないけど)間違いなくダントツ一番。
ミステリーと恋愛がどちらも破綻せずに融合していて、この面白さ。
佐藤正午の本は好きな本いっぱいあるけど、これ一番好きかなぁ。
時間軸を行ったり来たりする展開や、すれ違う男女、SF要素が入っているいるところ、どれもこれもまさに佐藤正午なんだけれど、まったく使い古されてないしマンネリ感もない。
純粋にその世界にはまって、どうしようもない心のありようにただただ途方に暮れてしまった。
こんな恋したいよねー(笑)
読みたい本もさほどなく、読んでも熱中せず、ブクログからは遠ざかり…
ご無沙汰しております、フォロワーのみなさま。
こんな私ですが、この本のレビューだけは書きたかった。
一人でもいいからこの本を読む気になってくれると嬉しいなぁ〜
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どんな内容か知らずに読んだがライトノベルの様な
甘い展開では勿論なく、不倫から始まったほろ苦い恋
を転生して何度も生まれ変わり過去の恋人を追い求めるストーリー。女性の孤独が深い分相手に残る思いが純愛
ではなく執念に近い感じがしてちょっと怖い感じもした。
輪廻転生は私はあると信じたい。
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月が満ちて欠けるみたいに生と死を繰り返し生まれ変われるとしたら、そして、愛する人と再会できたら?言葉だけでみると美しいと思う。前世という概念も否定しない。でも、この作品を読むと人間の場合は美しいだけじゃないことに気付かされた。だって、最愛の人の時間は進んでいるんだもの。相手の男性が40歳過ぎで、女性側が小学生で再会した場合、本人達にとっては美談でも世間的にみたら犯罪ですよね。綺麗に終わったし、面白かったけど、感想が難しい作品でした。
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「さすが直木賞!」といいたいところだけど、中盤から後半にかけて、よく分からなかった。
全体的には良かったけど!
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生まれ変わりが謎の原動力として、読む手を止めさせない。この小説に惹かれるとすれぼ、それは生まれ変わりではなく、過去の思い出に生まれ変わって欲しいと思う力のなせる技だろう。
読みながら「水曜の朝、午前三時」をなぜだか思い出してならなかったが、どうしようもない過去を変えたい。呼び出したいという気持ちのなせる技かと一人納得
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生まれ変わりって自分の中では同じ世代で
来世で結ばれるようなロマンティックなイメージだから
このような生まれ変わりは困るし
死んだほうはキーワードを突きつけて
「私よ覚えてる」と相手を探すけど
生きてるほうは30歳~50歳とかに何度も
小学生のような子から連絡くると怖いし
信じがたい話。それを熱病の症状が出ると
思い出してしまう。瑠璃が亡くなった後の葛藤と
前を見ようと思う気持ちや現実で生きているものを
過去の愛情が絡まりとっていくような
後味を感じました。
もし「生きていれば」と考える過去は私にもあるけど
失恋で振られてもそうだけど、私からすると今更な
物語でした。親子や夫婦で繋がった人々も出てくるけど
私なら信じられないタイプだと思った
ロマンチックな過去や未来は夢物語と知れて良かったです