紙の本
ナブリオ~ナポレオン
2019/08/16 13:18
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
充実した内容の一冊でした。
プロローグは皇帝ナポレオンの戴冠式のもよう、本編ではその生誕から第一次イタリア遠征までを描きます。
浅学にしてナポレオンの伝記を読むのは初めてなのですが、その波乱万丈の生涯に興味を持ちました。次巻が楽しみです。
紙の本
コルシカの少年の頃から。
2020/01/13 19:49
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナポレオンがコルシカ島出身なのは有名だが、当のコルシカ時代はほとんどフィクションでは語られてこなかった。
本作ではそのコルシカ時代から始まる。イタリアやフランスに属したり、地中海の島であるが故に大国に翻弄されてきた故郷とナポレオンと彼の家族たち。
フランスの幼年学校や士官学校で優秀な成績を修め、また実際の軍務でも手腕を発揮していく。その中で、コルシカ、辺境の出身であること、フランス革命、そしてロベスピエールの弟と面識があったことから、浮き沈みが激しい青年期。
テルミドール反動から、また風が変わる。
軍人としての活躍と結婚。そしてイタリア戦線。
ナブリオ、ナポレオーネ、ナポレオンと名前が変わる。自分だけでなく、親しい女性に自分で名前を付けたがる癖が語られるのもいい。
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デュマは三代で三冊、ナポレオンは一代で三冊。
しかし、ハードカバーなのはいいとして、もうちょっと軽い本にできなかったものかな。
読んでいて想起したのは、銀英伝、ではなく、ヴォルコシガンと幼女戦記でありました。(いずれにしても「向きが逆」ではありますが)
次巻のカバーは「アルプス越え」ということで、派手な活躍?が楽しみなところ。
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250年前の今日。
8月15日に生誕。
そんな本日、偶然、手に取る一冊となった。
全3巻が出る中の1冊目。
一気に引き込まれた。
「ナブリオ・ブオナパルテ」が、如何にして「ナポレオン・ボナパルト」と呼ばれるまでになるのか、という時期が描かれていた。
フランス人でなどでなく、コルス人(コルシカ島)であった事が、「英雄ナポレオン」を誕生させる大きな要因であったのが良く分かる。
若いころ大好きだった読書で培われた部分と、寝なくても平気だった身体能力と、数字が好きだという努力型の天才が、司令官であっても最前線で戦う(当時の貴族は後方が多い)という当たり前の指揮官だった事が、戦術眼の冴えを一段と助け、連勝に貢献している気がした。
安全地帯でいくら叫んでも何も生まれない。
個人的には。
ベルティエ参謀長を指揮下で働かせる際の、
ナポレオンはバンバンとベルティエの肩を叩いた。俺についてこい。俺は書類を嫌わん。細かい数字も好きだ。俺についてくれば、二番手も報われる。
「それこそ、世界一の二番手になれるぞ」
という説得時のセリフが、人間臭くて大好き。
この後出るの2冊でも、一体どこまで人間ボナパルトとしてステキに描かれているのか、大変楽しみになってます。
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皇帝ナポレオンの生涯を描く歴史小説の第一巻。
大作「小説 フランス革命」の続編ともいえる作品ですが、前作が群像視点だったのに対し本作はナポレオン視点のみです。
コンプレックスを抱く主人公は著者のお得意ですが、いじけない自信過剰キャラは珍しいと思います。
ただ、ジョセフィーヌを思うくだりはいつもの情けない主人公の調子で面白かったです。
フランス革命下での浮沈を繰り返して、大きく飛翔し始めたところで本巻は終了、次巻にも期待したいです。
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満を持してってことでしょうか~コルシカのカルロ・マリア・ボナパルテの次男・1769年生まれのナブリオは一つ上の兄さえ思うように喧嘩で使うガキ大将だ。ブオナパルテ家の古い系図を手に入れ、トスカナ貴族として箔を付け、兄は神学校へ、弟のナポレオーネはブリエンヌの陸軍幼年学校へ入った。勉強の虫でもいじめられっ子のブーリエンヌは寄りついてきて、雪合戦では連戦連勝。15歳で巡察次官に見いだされ110人中の5人だけの士官学校に進み、16歳で砲兵少尉となった。3年後、国家の破産が宣言され、ヴェルサイユで三部会が開幕するが、パリの民衆は蜂起し、長期休暇を取ってコルシカに帰ったナポレオーネはコルシカの英雄パオリに対面し親衛隊となり、92年には選挙で選ばれコルシカ義勇兵大隊の中佐となったが、独立を狙うパオリは、サルディーニャを攻略しようというナポレオーネは排除された。父のいなくなった一家を引き入れ南仏に止まり、イギリス・スペイン連合軍からトゥーロンを奪回するが、後ろ盾だったロベスピエール兄弟が殺害され、一時的に逮捕される。1795年王党派の蜂起はバラスに呼ばれて来たナポレオーネが大砲を使用して鎮圧。1796年には総裁政府からイタリア方面軍司令官を拝命し、ジョセフィーヌと結婚。第一次イタリア遠征では新婚の妻を平和なイタリアに呼びたくてナポレオンは奮戦し、オーストリア軍に連戦連勝する~音読すると変だってことに気がついたけど・・・黙読しよう、次が楽しみ。それにしても、休暇が半年単位とは・・・、貴族の亡命であっという間の昇進だぁ。ジョセフィーヌは元々ローズと呼ばれていたが、途中にあるジョセフを取ってナポレオンが呼び始めたとはネ。自分の呼び名もコロコロ変えて、人間臭さが滲み出ている
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名前は誰でも知ってるけれど、何をどうしてあのナポレオンになったのか興味が湧いて読んでみました。まずは第一部の台頭編。正直ナポレオンには世界史の教科書での数ページの知識しかない状態で読み始めましたが、コルシカ島で生まれたナポレオンの少年時代から、紆余曲折ありつつフランス軍の司令官としてイタリア遠征を成功させてパリに凱旋するまでが、偉人としてではなく、人間的に描かれています。時にコミカルとさえ言える表現は、ちょっとやりすぎな感もあったり、少し強引な心理描写と感じる場面もありつつも、全体的にはすんなりとナポレオンの歴史が頭に入ってきます。第二部は少し時間を置いてから、また読んでみようと思います。
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歴史上の英雄、ナポレオンがいい意味で
人間臭く描かれ、テンポもよく引き込まれる。
出自か
生粋のフランス人ではなく、
アンシャンレジーム側とも言えることが
弱味だったり
コンプレックスだったりするんだけど、
そこからのキャラクター設定に妙にリアリティがある。
続編にも期待!
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私のナポレオンの知識で最も空白部分が大きいのが、この章でした。雪合戦のエピソードも学んだことを実践出来る才能だと理解出来た。フランス革命の知識がないとつらいかも?
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ナポレオンの本が読みたいとずっと思ってたところ、佐藤さんが出して下さいました。佐藤さんの作品の「フランス革命」の続きとして楽しみにしていました。 佐藤流ナポレオンで、「仕事好きの子供」というイメージでしょうか。次巻も楽しみ。
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分厚い、読むの大変だった。まだ3巻のうち1巻。
ナポレオンって皇帝になってからしか知らなかった。子供のころからいろいろあったのね。結構波乱万丈。
あとジョセフィーヌって子供産めなくてナポレオンに捨てられちゃったかわいそうな人って思ってたけど、そうでもなかった。結構したたか、嫌いなタイプ。
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戴冠式のシーンから始まるのは映画的ではあるが、肝心のそのシーンはやや退屈だった。
と思いつつも読み進めるととても面白く引き込まれた。
ナポレオンの若年期が描かれたのが本書で、大分分量のある本ではあるが、歴史ものが好きな方にはお勧め。
激動の若年期が巧みに描かれていた。
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2022.1 なかなか面白い。ナポレオンは有名だけれど名前しか知らなかったので、へーって感じ。この第一巻は曹操を描いた小説の立身出世ストーリーとよく似てるなぁ。
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2022/1/19 読了。
一介の軍人から皇帝に上り詰め、ヨーロッパに君臨したナポレオン。反面、絶え間ない戦争で、数百万の兵士を異国で死なせてきた訳で、英雄待望論というものはあれども、それは良いことばかりではないのだ、と思った。