トマス・アクィナス『神学大全』 みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、13世紀にスコラ哲学者トマス・アクィナスによって著された大著『神学大全』のエッセンスを分かり易く解説した一冊です。中世のヨーロッパでは当時スコラ哲学が流行し、そこでは「神とは何か」、「創造とはどういうことか」、「悪とは何なのか」、さらに「人間の幸福とは一体どういうものか」といったことが熱心に議論されていました。トマス・アクィナスは、こうした内容を『神学大全』という書物にまとめたのですが、内容は難解で、膨大な量に及びました。しかし、中世ヨーロッパ当時の思想を知る上では非常に貴重な史料であり、読む価値はあります。そこで、この分野の第一人者によって、分かりやすい現代語訳でそのエッセンスを読者に伝えてくれるのが、まさにこの一冊なのです。

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投稿者：福原京だるま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

中世のキリスト教徒の哲学なんて現代の非信者には昔々はこういう考え方があったんだなぁと思うくらいだと読む前は思っていたが知の探究という面で普遍的なものがあるということが面白かった。