紙の本
二人の歴史
2019/12/12 07:50
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小玉と文林の軌跡は、普通のカップルと違って、サバサバした気持ちの中で育んだ恋?過ちのように起こった蜜事?男らしい思いやり?読んでいても、こんなカップルが居るのだと恋愛小説としても楽しかった。女としては勉強にもなった。相手への思いやりの持ち方 相手との距離の保ち方を学んだ。ずっと知りたかった二人の気持ちの歴史と過去が本編で書かれていて、とても満足!また皇后になるまでの小玉の姿が書かれていて、何だか等身大の人のように思え、サッパリした責任感大きい抜きん出た小玉像だったのが、隣に居る友達のような馴染みある人間像で書かれていて、より理解が深まった。
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過去編。此処で切れるのか!と頭を抱えてしまった。今につながる人間関係が織られていく物語は、行き着く先が分かっていてもその過程に何があったのか、具に知りたいと思ってしまう性なので、大人しく続きを待つ。
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幸せになるかは本人次第とは言うけど、小玉はほんとどうなるんだろう
毎日必死だから、もうそれで幸せでいいんじゃないのか
軍人だから友達どんどん死んじゃうのかなかなかに辛い
てかみんな小玉好きすぎだね
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軍人皇帝以前、の第三弾。
種明かしのような話が進むが、
どうも話が不自然と言うか、自然の流れに感じられない。
いろいろすっとばされている気分というか。
母の喪に服するために故郷に帰った小玉に
元婚約者が現れるとか、
身近な二人がつきあっていたとか、
都に一緒に戻った兄嫁が亡くなってしまうとか。
展開が早くてついていけないだけかもしれないが。
情緒を求める読み手ではないと思うのだが、
それにしてもちょっと。
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兄、母が次々と死んでしまったため実家に帰った小玉のもとに元許嫁が現れて、なかなかこれがうざい。そのため一家で都のそばに移住する。兄嫁とその息子と隊の交流の話が続くが、兄嫁も病で死んでしまう。残されたのは甥の丙のみになって仕舞う。しかも、今回は小玉の部隊の将兵が戦死してしまうのだ。「どうしてこんなことになったの」と叫ぶ小玉。軍隊の話だから死人が出るのはどうしようもないよなあ。さて、次回でこれをどう扱うのか。
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面白かった。母の丁憂で1年の忌引公休をもらって久々の帰省中からつづき。なんと、小玉は覚えてないが、子供の頃に村で助けた老婆に、幼なじみの兄嫁と二人とも占われていた、というか予言されてた。が、小玉の彼氏の人数が合わないので、その帳尻をどうするのか、気になるところ。元許婚と一悶着あり、兄嫁、丙と共に帝都に引越し。兄嫁が病死、清喜と復卿が付き合い、従軍、死別。もう、移動と出会いと別れの激動の巻。本編のほうでは後日譚になってたのが、その時どうだったか、ということが解明し、妙にスッキリする。