紙の本
『ミス』について広汎且つ深掘りした一書
2021/07/31 18:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書を読了して真っ先に言える事は、一般的なレベルでの『ミス』というのはまだまだ狭義の範囲でしかないという事でした。この点については有意義でしたが、ミスをしても評価が高い、という内容がどれだけ多く紹介されていたかという点についてはあまり印象深さはありませんでした。
とは言えミスに対してどんなアクションを起こしていけば良いかという事はケーススタディとして紹介されていたので、具体性を伴っている点で評価したいです。その具体性を伴った、という点では、『トヨタ公式ダンドリの教科書』に軍配がありました。
紙の本
ラズベリーパイを広げたいのかな?
2020/12/06 13:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
便利な物は広めたい!という気持ちが籠った本でした。
スタンフォード大学の工学博士にまでなった方ですから、ミスも実力の内だったのでは?とも――。
ところで、どうミスを防ぐかということについては、思いの外普通の事を書いていらっしゃった。案外人間の習性って普遍的なのだなあなどと思う位、これまでやってきたことを確認するような内容だったので、ある意味驚いた。今さら恩義を感じるのは遅いかも知れないが、思えば、私に仕事を教えてくれた人は、良く分かっていたのだ。
特定の業種における特殊なミスが有るように感じても、問題を整理してみれば、元が人間だと考えれば、根本はそう変わらないのだなと確認が出来た本でした。
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ミスをした時にどう対処すれば評価が上がるかをまとめた本。
著者は人間は必ず失敗を犯す生き物である事を前提に、ミスを犯した個人ではなく組織としてどう仕組み化して解決していくかに力点を置いて対策を書かれている。
またまんだら図を活用してミスや失敗を正しく観察する方法も書かれており非常にわかりやすい。
この本で得られた内容を、業務だけでなくプライベートにも適用して、より良い人生を送って行きたい。
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やることも多い中ミスしがちなところがあったので、タイトルと目次に惹かれ購入。
とかく精神論に持っていきがちなミスの対処につき、この本はそこに持っていっても根本的な改善はしない、ということを最初に書いている。読んでいてそうだよな、と納得するし、ではどうするということも色々紹介され、今の自分にはありがたく感じた。この中で触れていることを取り入れ、状況を良い方向へ持っていきたい。
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言いたいことがあり、それをテーマを表題のように設定し伝わる文章だった。簡単に読めるしこう言う人が失敗にらついて向き合って書いてくれると勇気が出る。
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あまりにもミスが多くて凹んでいた所、目に留まって読んでみることに。
失敗学、聞いたことあるなあと思ったが、読んでみると再発見は色々とあるもので、ミスと適切な距離感を持ってお付き合いする、ミスから教訓を得る(是が非でも)という心構え・姿勢が特に印象に残った。
個人の失敗原因まんだら図、思考展開図は今後、ミスが発生した時やプロジェクトを計画する時にぜひ使ってみたいと思う。
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最近、ミスが多かったので個人的にためになった本。ミスの原因と対策を精神論で対応する訳でなく論理的な解説で説明している。結論として、近道はなく手間でもこまめにメモをとったり事前に計画したりミスすることを前提に考えていくしかないと思う。自分はミスをする人間だと自覚して。。。
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ミスは嫌だ。日々、何かしらミスをしないように考えていたところ本書を見つけた。この本は「基本的にミスは起こるものと捉え、ミスが起こりにくいシステム作り」に重点を置いている。人間は必ずミスをするものという前提に立つ「失敗学」をもとにしている。
本書では「たくさんのミスをしても評価が高い人はミスを分析し、ミスをしにくいシステムを作り上げたから」と早々に結論をだしている。
では、その方法とは?
まずは失敗した時に、報告する側の気持ちを落ち着いて整理すべき。実際、人のせいにしがちになる気持ちを落ち着かせて、客観的事実を述べる事。これはなかなか難しい。実際できるようになるには日々自分の心を見続ける必要がある。
これだけだと精神論になってしまう。なので著者は具体的な方法論を展開してくれている。失敗した場合の展開予測と対処方法を日頃から考えていく事は、大事である。先の見通しがある程度たつと、少しは落ち着いて行動できる。初めの報告が良い形になる。
更にミスは既存のシステムそのものにあることで、少しづつより良いシステムを構築する。そうすれば周囲からも信頼される存在となる。
著者の飯野謙次さんはスタンフォード大学工学博士。東京大学特認研究員。失敗学会事務局長を務めている方です。
なかなかこの本通りには難しいかもしれないが、考え方や方法論は参考になります。多くの人に読んでもらいたい。特に"個人の失敗例原因まんだら"は取り組むべき価値があると思う。やれる事を、まずやりたい。
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★「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を書いた本★
成功は再現性がない場合がほとんどだが、失敗は再現性が高い。
まず失敗の余地をなくして偶然の幸運を待ちましょうというのが本書の主たる主張。
失敗の再発防止で精神論排除を主張している部分も同感。
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ミスをただのミスで終わらせずに、ミスから学び、失敗した原因を分析し、
再挑戦して成功する仕組みを作れること。
ミスや失敗は、なくそうと思って無くなるものじゃない。
精神論でやりくりするのではなく、仕組みを作ること。
ミスしたときに慌てない。ミスに慣れること。原因を「うっかり」で終わらせないこと。
失敗から得られる学びは多い。
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失敗は起こるもの。
失敗を受け入れてプラスに変える。
そんなマインドセットと具体的取組を教えてくれます。
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https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/19/P89990/
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コメント頂けると学びになるので嬉しいです。
1 どんな本?
失敗学と言う学問の博士が書いた本で、ビジネ
スにおけるミスをしないためのカラクリの作り
方と考え方がとミスとの向き合い方がまとめて
ある本。
2 アウトライン
全9章で1〜3が個人のミスをしない仕事術、
4〜6章が伝達におけるミスをしない仕事術、
7章は逆説思考
8章は自己流の作り方
9章は失敗に対する向き合い方
3 著者の問題提起
意思の力ではミスは防げない。「仕組み」を考
えて実践する事が大事。
4 重要なワード
注意ミス、伝達ミス
ミス=負けと言う刷り込み
5 命題に至った理由
ミスをしない事は人類の幸福につながる。
出来るビジネスマンはミスをしない。
6 重要な文
ミスをしないカラクリを考える。
意思力や注意力ではミスは無くならない。
失敗をしたら分析をする。
7 著者の解
注意ミスはダブルチェックとチェックのタイミ
ングが全て。
伝達ミスは双方の立場になって考える。
一段具体化させて確認する。
学習ミスは楽しく出来る仕組みを作る。
8 感想
ミスの対処に対する基本とミスとの向き合い方
を学べて良かった。過去から学ぶ。
チェックリストは見る人見方見た目を変える。
ヒヤリを感じたら対策。図や絵、文字にして視
覚で確認。「ミス=負け」では無い。
失敗をしない事が失敗。
9 TODO
1 付箋TODOリスト
2 マイマニュアルの作成
3 どうすれば失敗出来るか考察する。
4 ミスをしない仕組みを考える。
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次同じミスが起きない仕組みを作り組織に還元する。防げないミスによる影響を最小限にする。社会人必読と思う。失敗学会への入会を検討しようと思った。
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学ぶことが多かった。具体的にミス対策の方法が書かれていたので納得する部分が多かった。自分の仕事の仕方が合っているか確認するためにも、定期的によみたい1冊。