紙の本
BLではない
2021/08/26 16:30
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読む作家さん(BL書く人とは知らなかった)。
男性四人のお話で、それぞれの側からの4章から成ります。
引き込まれてあっという間に読了。
お話もおのおの楽しいし文章も巧いです。
シリーズ化して欲しい。
電子書籍
ラノベ風
2021/08/14 16:05
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投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
同作者のBL小説「嫌な奴」の唯一無二の読み心地に、こちらの読みやすそうな一冊説を作家買い。
探し物屋まやまを営むビルオーナーの息子和樹、白雄、テナントの法律事務所の徳広と両事務所の事務員・電話番三井の4人が巻き込まれる事件が4話+オマケの1話構成。
ラノベのようでありながら確かな構成と奥深さ、各主人公の短編集という読みやすさからホイホイ読んでいたら3話目から不穏になり4話目の白雄主人公の話で…これこれ!このドス黒い感情が見たかったんだよーー!とニッコニコになりました。やはり唯一無二の作家!
紙の本
そこはかとない毒
2021/06/20 08:17
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
作者さんの非BLもの。
間山兄弟と二人の4人のオムニバス形式の作品。
ダントツの和樹を初めほとんどが基本良い人
(引きこもりだった三井も)
でもその良い人たちオーラを白雄のブラックさが一人で凌駕している。
(名前が白なのがまた皮肉です)
そんな四人が出会う事件を解決していく話だけど、
その解決が実はオーソドックスでなかったり。
軽快なドタバタなノリなのですが、
実は不思議とブラックな感じなのです。
(そこはかとなく悪意が流し込まれている)
そこらへんの加減がおもしろい作品です。
はっきりとしたBLではないけれど、
和樹は白雄がいるかぎり女性とはもう付き合えないよねぇー。
だって「永遠に離れる気がない」んだから。
(ちなみに間山両親も良い人すぎる。
特に義父は良い人の上に息子たちに甘々だ
まあ、この人がいなければこの話は成立していなかったですけどね)
白雄が流し込む不穏さ(毒)が
作品を確立しているとは思います。
☆3.5評価の4です。
電子書籍
霊視もの
2021/01/07 01:58
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投稿者:nandakanaa - この投稿者のレビュー一覧を見る
霊視で捜し兄を媒介に話す変わった名前の義弟と2人を取り巻くひとの話し。悪意ありありのキャラクターでてきます。木原さんですから。でもみんなノーマルです。イラストがいくつか有りました。
電子書籍
続編でないかなぁ
2020/08/21 09:07
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投稿者:ちぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに読む木原さん。4人の主要キャラ視点で進む短編集。終盤になるにつれて白雄の内面にゾクゾクしながら読了しました。
紙の本
ベストバランスな兄弟
2020/07/19 22:56
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
障害のある人は気弱で従順、という思い込みが
もう既に差別なんだな、と思い知るほどに意地の悪い弟と、
自分や周りの悪意を浄化できる兄との義兄弟コンビ。
まだまだ波乱がありそうですね。
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木原さん作品はどちゃくそBLしか読んだことなかったので
こういう一般向けなお話も新鮮で楽しかった。
えーっと、あらすじはググって!
読み始めは三井くんエピなんだけど、三井くんの失態(粗相ネタ)が中々可哀想で読んでいて私も辛くなった、、、
だから彼が社会復帰出来て皆んなと仲良くしているのを見るととても嬉しかった。
あと、ニアBLですよーって言われてたけどどこがなんや?と思っていたら本当にニアBLでした…。
読む人によって感じ方は違うと思うけど、私はカズキとシオの関係にそう感じた。
だってギュッて抱きしめてもそれを何だよーヤメろやーとも言わず受け入れて
『お前、たまに盛大にデレるよなあ』って言って背中ポンポンするんよ?なんなん、この2人最高じゃん。
お話も木原さん独特の、むちゃくそ派手に怖いわけじゃないけど人間の陰湿な怖さが書かれていて楽しめた。
サクサク読める長さだしモヤモヤも残さないから人にもオススメ出来る!
この流れで月に笑うを読もうと思います…
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★3.5。引きこもりの元リーマン、ドルオタ弁護士、超能力者でしゃべれない弟と、陽気な兄。兄弟は兼業で捜し物屋を営む。4人視点の話。兄弟メインだけど、なにげにアイドルでつながるその他登場人物たちの熱い友情が楽しい。
イケメン弟くんが幼なじみでもあるお兄ちゃんに懐いてるの最高に萌える~とか思ってたけど、共感力の欠けるサイコ気味の性格で、やっぱり木原キャラだった(笑)
想像してたよりも兄弟がそこまでお互い強い絆になったエピソードがなかったかな…?と拍子抜け。まぁ、恋愛(BL)ものではないし…けどブロマンスとして読むにも少々物足りない…続くなら期待したい。
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1年ぶりに読んでないことが発覚。
発見できてよかった~(笑)
読み終わった。
面白かった、それぞれに色々あるけどね。
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主要人物のひとりがめちゃくちゃ性格が悪いっていうのがとても良い〜。物語は続いていくのかな?続いていって欲しい!
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センセのBLじゃない作品。でも登場人物がほぼ男性ばかりでニアBLと言われればそんなかんじで、ストーリーもスピリチュアルな要素があったりして、すぐに木原センセとわかる作風で面白くて一気読みしました。
メインは血の繋がらない25歳凸凹兄弟。不思議な力で捜し物を見つけ出すという商売をゆる~く営んでいて、そこに天涯孤独の引きこもり35歳と、ドルオタ弁護士37歳が絡んでいて色んな事件(災難?)が降りかかるのを解決していく…といった流れです。
1話ごとに視点が変わっていくオムニバス構成で、それぞれの観点から他のキャラを見極めていて、固定観念にとらわれそうになった読み手の心をグイグイと引き込み振り回してくれます。
引きこもり、ゴミ屋敷、パワハラ、セクハラ等、今どきのネタ満載で、とても面白かったです。
これ続編とか出るのかな…?期待しています!
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なんかもんやりする話だったな。
解決してるようで解決方法がアレだからイマイチ釈然としないというか。
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序盤はこの作者さんにしたらゆるめに始まったなーと思ってたものの、徐々に毒っ気が増えてきて、三章四章で盛り上がった(毒っ気が)
三章の最後の二人の会話いいな。ふたりの性格があのセリフに凝縮されてる感じ。好き。
白雄の性格は本当にヤバイ。でもなんかこう、憎めない。和樹との関係もふたりの性格も好き。そして三井も徳広もいいな。
あんまり続編希望することはないのだけれど、この四人(とくに白雄の歪んだ思考と真っ白な和樹のやりとり)が見たいな、て思う。
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木原音瀬が苦手な人におすすめです。いつもの木原音瀬より優しい展開です。木原音瀬が好きな人にもおすすめです。いつもの木原音瀬です。そんな話。四人の主要登場人物が捜し物屋まやまに関わる四本のストーリーで構成されたオムニバスなのですが、いやぁ、トゲがすごい。えげつないほどの容赦のない展開とほんわかした展開が交互に繰り広げられ、幸せなシーンではこの後どんな悪意が待っているのか恐怖し、辛いシーンでは救いがあることを信じて読む手が止まらない、そんな話でした。一般向けレーベルなので濡れ場はありませんし、BLでもないのですが、素直にラブとは形容できないゲロ重感情を描ききるあたり流石BL界の冥王と言ったところ。主人公がとても好きだったので、続編に期待です。
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いつも木原さんの本を読んでいる人にはわかります。しお×かずきです。
どうしてBLを抜いて一般向けで出したのかな?木原読者としてはBLじゃないのが新鮮で面白かったです。和樹くんが思ってもないこと言わされちゃうプレイとかあり得たよな~とか、色々考えてしまいましたが。ふだんBLを読まない人には、毒のあるストーリーが好きなら、おすすめかな。