紙の本
読みやすい
2016/12/25 10:48
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般の哲学書よりは俄然読みやすいです。内容に関してはまあ、哲学のことなので難解というか、こんな感じかなと思います。
紙の本
分かりやすいです
2020/10/12 11:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまのみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供向けだと思っていましたが、そうでもなさそうでした。大人でも興味深く読めて勉強になりました。猫の視点からなのもおもしろいです。隙間時間に読むのによい本でした。また読み直したいです。
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頭の中を心地よくかき回される感触。
題名通り子供向けの、平易な文章で書かれていますが、その内容はむしろ、「この世界で当たり前とされていること」を受け入れた――受け入れざるを得なかった――大人の頭をぐらぐら揺さぶるものです。
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裏表紙の「学校に行かなくてもいい」の一文に惹かれて。
これを読んで心軽くなる学生がいるかもしれません。
そして、いままで疑問に思ってもいなかったことについて
立ち止まって考えてみる面白さがあります。
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永井均著【子供のための哲学対話】読了。友人に薦められて購入してたものの、なかなか読まずにいた。ちょっと時間を持て余したので、読んでみたら一時間ちょっとでサクッと読めてしまった。
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「子どものための」って書いてあるけど、柔軟さを忘れた大人のためだよなぁ。
子どもに大きなことを言う前に、もう一度、考え直してみるべきことがいろいろ。
ペネトレの発言にすべて共感する必要は全然ないけど、許容はすべきかと。狭量すぎる自分を再発見
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目からウロコ、というよりも指差し確認であるかのような印象を受ける。
常々思うことは、上品でない人間は大嫌いということ。それは勿論所作も含め、ここで書かれているような「上品」さも当然乍ら該当するのである。
うんうんと頷き、数多の出来事を思い返す。ひとつ言えるのは「下品」な人間ほど面倒臭い。ろくなことにならないのである。
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何か疑問に抱えていると、人はその答えに興味関心をしめし求めます。疑問に感じた時点で、他人にとってどんなにつまらないことでも、その疑問を解決することは、当人にとっては人生に関わる問題になり、無関心ではいられなくなるんですね。
じゃあ、そもそも疑問に思わなければ?・・・。大切なのは、自ら学ぶ姿勢や探究心の源は、「疑問」!!
身近な疑問に気づき、自分で考えるきっかけになる本になる!!…はず。
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面白い。
ただ「子どものため」なのか、分かりやすくしようとして、逆に分かりづらくなっている印象がある。
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今までわたしが読んできた中でも屈指の難解な本。子どものためとか嘘。本当に子どものために書いているのならあんなに高度なあとがきを付けない。
自分にまつわるすべてのことやものを疑うということに重きを置いていて、突き詰めるとガタガタと地面が崩れ落ちてしまう類の話だとおもった。わたしはこのひとの言葉はなにかの足しにはなるかとしれないけれど、その言葉すら必ずしも真実というわけではないのだから、という一歩引いた姿勢で読んでいました。
わたしはどうも自分の頭で考え続ける根気というものが足りていないようで、考えているうちに嫌になってきてしまった部分も多かったのですが、心に残ったこともいくつか。そのうちのひとつが、そのままの状態で満ち足りているということを人間はなかなか理解できない、ということ。それは他人からの理解を求めてしまうという引用した文章と密接に関わってくる箇所ですが、思い出したのは、日本でこうやって生きていると満ち足りるというのはひどく難しいように感じるけれども、わたしはインドにいた時に、そのままの状態で満ち足りるということを身をもって体感したのではないか、ということ。あの感覚なのかな。
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子どものための哲学対話で、永井均さんは、人間はなんのために生きているのか?という問いに、遊ぶためさ、と言いきっている。そして、根が明るい人は、なにか目標のために努力しているときも、なぜかいつもそのこと自体が楽しい人で、根が暗い人は、何か意味のあることをしたり、ほかの誰かに認めてもらわなくては、満たされない人、とも言っている。
これを読んで、自分の生きる目的は、自我を守るため、であったり、満たされない何かを補うため、だったり、つまり、自分は、根が暗い人で、生きているというよりも、何を恐れて追われているような気がしてきた・・・
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私は高校生でこの本を読んだ。「子どものための」なんてタイトルがついているが、
よくよく考えると、一番良い時期だったのかもしれない。
もっと若い(幼い?)ときに読んでおけば良かったな~なんて思ってもいたが、
自分の考えもしっかり持っていなかった時期だ、ともすれば『学校には行かなくても良い』
『死ぬつもりなら何をしても良い』といったような(正しい抜粋ではないので注意)
ことを真に受けて、はたまた実行に移してしまっていたかもしれない。
しかしそれは間違った使い方で、いわばこの本は「諸刃の剣」だ。
自分の考えや自分の中のルール、道徳をそれなりに持っているならば、絶対読んで頂きたい。
余談になるが私は高校倫理を履修していて哲学に興味を持った。別に哲学で大学に入る気もなかったが、
「センター倫理」よりももっと高いレベルで倫理について触れることのできる良書だと思う。
著者の、いや、ペネトレの言葉を借りれば、
『学問は、本来、勉強なんかじゃないさ。この世でいちばん楽しい遊びなんだよ。』
ー本書はまさにその考えを体現しているのではないだろうか。
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とっかかりまで作者が連れていってくれて、あとは自分で考えましょう、というようなのが多かったような気がします。与えてくれる知識もあるんだけれども、それよりか、考えるようになるための導火線に火をつけられる感じがします。これ、子どものための、って銘打たれていますけれど、まじめな子どもだったら、勉強そっちのけで考えてしまって、成績が落ちかねません。そこらへん、利口さも兼ね備える気持ちで、本書を読む若い子にはいてほしいですね。
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永井先生のおっしゃる「下品なネクラ」側の人間としては、多くの発見やヒントに満ちていて、何度も読み返したくなる予感がします。
1点の違和感は、「上品」「下品」は生まれつきという点。
子どもを見ていて、人間は皆、自己承認欲求を生来もっているような気がします。「上品なネアカ」は幼少期に周囲の大人から、自分の楽しんでやったことを肯定あるいは称賛される経験をたくさん積み重ねた結果なのではないかな。
アダルトチャイルドはその反例。そんな気がします。
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わかりやすくキャッチーな言葉で読者に哲学を投げかけ「考える」ことを考えるきっかけをくれる本。 小学生の頃にはじめて読んでから、ずっと大切にしています。タイトルには「子どものための」とあるけれど、二十歳を過ぎた今でもこの本を理解できてはいません。分からないまま死ぬのかも。