紙の本
安心の一冊
2020/01/14 17:16
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投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回のテーマは、黄鉄鉱、ラピスラズリなど。石の扱い方など基礎的なことが学べるし、主人公とは年齢の違う趣味の仲間のひとたちもいい。『不思議で美しい石の図鑑』などで有名な山田英春氏の解説も良かった。(3.5点)
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学くんの「どんな環境でも、砂漠の薔薇を咲かせたい」って台詞が凄くいい。樹も学も進路に悩むお年頃、樹は進路だけでなく雫との関係でも悩んでしまう。永遠の物だと思っていた鉱物にも実は変化があるって話にはへー!ってなりながら少し寂しい気持ちが...
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「黄鉄鉱の輝き」
祖父との思い出を永遠に。
形として残っている物である限り、どれだけ頑張って保存状態を良くしようが所詮延命をしているだけでいずれ崩れ去ってしまうのは仕方ないのだろうな。
記憶の中にある思い出は、当人が忘れない限り薄れていく事はあるとしても永久に残る唯一の物かもしれないな。
「瑠璃の空」
周りに気を取られ根本が。
良い物を使えば完璧な物が作れる訳でなく、まずは使い手が作る物に対して理解をしていなければ何で作ろうが結果は同じになるだろえな。
自分の追い求める先が狭き門であろうと、自分が目指している限りは走り続けるのもありなのでは。
「仮晶の夢」
鉱石と人間の違いと関係。
発掘され眠りから覚め綺麗な輝きを見せる鉱石と、死してから時間をかけ姿を変え後世に歴史を伝える生き物は何かしら接点があるのかもしれないな。
亡くなった時に自分の遺骨が鉱石の様になるとしたら、現実には有り得ないが凄く面白い発想だよな。
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1,2巻をすっ飛ばして3巻を読んでしまった……。主人公の少年と水晶の精霊や周囲の人間との交流を描く小説。物語が大きく動くことはなく、繊細な心の動きと鉱物の雑学が少々マニアックな視点から語られています。主人公たちがイベントに行く話は面白かった。
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第一話 黄鉄鉱の耀き
第二話 瑠璃の空
第三話 仮晶の夢
石と人、過ごす時間は同じでも変化の感じ方は違うのか。
悠久の時の流れと限りある時の流れでは濃さが違うのかもしれない。
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人間と鉱物の相違点について考えさせられた。有機物と無機物という決定的な違いがありそうだけど、人間は死んだら無機物になるし、鉱物も有機物の影響を受けてできている。死んだらずっと先の未来で鉱物になれるかもしれないと思うと少し嬉しくなった。
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頑張って、悩んで視野が狭くなる。石精はそんな時にそっと、優しく気付きを与えてくれる様な存在。
見守られるのは安心出来るからいいな。