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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすいし、面白い。
けれど、ヤマがなかったなあ、という読後感。
ホラーテイストだけれど、
現実から乖離したストーリーではない。
あと1、2コ、ギミックがあってもよかった。
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中盤にさしかかりずっと人間だと思っていたソウスケの彼女のヒヨリが人形だったことに気付いた時にぞくり。
ヒヨリはソウスケがずっと人間だと思って話し続けたせいで魂が吹き込まれて人間としての魂が宿ってしまう。
人をバラバラにするのが趣味なキョウコに殺されそうになる。サアヤを殺している主人公の罪はキョウコに被さり免れた。
人形を愛しているからこそ、人間と人形の区別がつかず、人形に魂を宿らせてしまう。人間を殺しバラバラにしてしまう。狂気が感じられた一冊
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☆2.5~3くらい
叙述トリックに割と前半で気付いてしまったため、ちょっと辛口。
まぁ、そのネタで大オチまで引っ張っていたらもっと評価低かったかもだけど。
むしろ中盤にネタばらしがあるから、気付きやすくしてたのかなーってくらい分かりやすかった。
その中盤以降、ホラーなのかミステリーなのかサイコパスなのかまとまらないで散らかったまま終わってしまった印象。
サイコパスな殺人犯とサイコパスな素養を持ちながら人間でいようとする主人公とのぶつかり合いも特に無く。
見たくないものには蓋をして、殻に閉じこもってサイコパスさを磨く主人公。
でも狂気が足りない、物足りない。
もっとボロ雑巾になるまで追い詰められて、認識が曖昧になって世界が狂って見えるようになるくらい狂って欲しかったなぁ。
まあ……最終的には人間って怖いね系のホラーなのかも。
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会話が多いためさらっと読み終える軽い読み物。
叙述トリックも大したことはなくてライトノベルがちょっとトリックやミステリを入れてみましたくらい、狂気の描かれ方もさらさらしていて、いろんな意味で軽く読める小説でした。
狂気描写についてはあえて淡々と書くことでその異常性を際立たせることもあるけど、これは単に浅い印象。
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追求し、追い続けた先に失ってしまう感覚の怖さ。初めて見たり、聞いたり、感じた時とはまるで変わってしまうあの感覚、誰もが感じた事ある身近な狂気をこの本を通して触れる事が出来た。
「孤独は何処までも孤独になれるし、本当に孤独の人間は自分が孤独な事に気付かないんだよ。」という言葉がまさにこの本にピッタリで、自分の中にある異常や倫理 誰もが持っている物だからこそ、追求した先に見えた狂気の感覚 が際立っていると感じた。
話の展開や流れが綺麗で読みやすく、のめり込んで結末まで読めました
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己の彼氏の職業は、人形師。
そんな彼に愛される主人公は、特別な存在。
バカップルだ、と思って読み進めていけば
驚きの真実が待ってました。
それ以上に、事件の真実もすごかったですが。
現実が見えた時点で、思い出してみれば
確かにそんな事は一言も…でしたし
うまくかわしたな、な驚きが。
やはり人間が一番怖いですが、それ以上に
怨念も怖いものです。
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球体関節人形作家のソウスケと恋人のヒヨリ。そもそものこの「人形作家」をモチーフのホラーって若干展開が読めてしまうところもあるけど、確かに伏線結構入ってたなぁと。バラバラ連続殺人の犯人は結構意外。
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狂人(人間と人形の区別がつかなくなっていく人)の内側がよく描写されていて、かつ理解しやすい文体で、純粋に恐怖を味わうことが出来た。最初の100ページくらいまでは普通に騙されてた。
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完全に騙されてしまいました。
ソウスケの人形に対する情熱だとか、こだわりだとかがヒヨリの心理描写によって凄く分かりやすく説明されていて読みやすかったです。
最後の方は凄く緊迫感が伝わってきて手に汗握りました。好きこそ物の上手なれと言いますが、好き過ぎて夢中になり過ぎると、狂うって言葉がしっくりくるようになるんですね。
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表紙が可愛いから借りてみた
主人公も周りの人もなかなか狂ってて好き
登場人物の“コウタロウ”は語り手達からは印象悪い感じで伝えられるけど、客観的にみたら1番まともでとっつきやすい人間なんだろうなぁって思った
感情移入しすぎるとしんどくなる
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まさかって感じでした。騙されたし、主人公、登場人物への見方も変わってくる。あっとゆう間に見終えてしまいました。めちゃくちゃ好きな本です。
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先日読んだ「18禁日記」と同著。この作品は球体関節人形作家が主人公で、その愛好家たちの会から狂気の連続殺人事件が展開していく。人形と人間の境界線がなくなった愛。ホラーミステリだけどそこまで怖くはない。
この人形自体にそこまで興味があるわけではないが、吸い込まれそうになるその魅力は感じる。以前、京都大原人形博物館に行ったことがある。雰囲気もさることながら、店主の人形屋佐吉さんの迫力たるや。ちょっと引いてしまうぐらいの熱量で語られた記憶が蘇る。興味のある方は⇒https://www.mariacuore.jp/
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面白みのある怖さじゃなくて、現実味あふれる恐怖だった、夜読むの怖かった、二宮さんはそういうのが上手で、とっても好きです。叙述トリックも爽快でした、すぐ読み終わっちゃった、
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途中なにがなんだか頭がこんがらがる!
なにかがおかしいし、結末を知ったときは恐怖…いろいろな意味で!
200ページくらいなのでサクッと読めた