予備知識なしで読んだらダークだった。
2016/01/03 21:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫野先生なので軽い気持ちで読み始めたら意外にダークな内容だったのでちょっと驚きました。
表題作の前に一つ短編が入ってますが、短編のリン君が表題作の二人に関してするアドバイスが重く効いています。
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これは良いダーク^^ 執着愛も双子も大好きなので、『歪み恋』含めとても良かった。でも、表題は七星と恵介を亜星はどんな気持ちで見守ってるんだろうと思うと、良かったねと言いにくい…。七星を迎えに行くためにどんなことも耐えてきたのに、やっとその時が来たら事故で呆気なく死んじゃうなんて無念すぎる…。亜星は七星が笑ってくれればそれで満足なんだろうけど、やっぱり出来ることなら生きて2人で幸せになれれば良かったのに…。切ない(´;ω;`)
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いつもかわいいラブコメで魅了してくれる猫野センセの新刊は、心臓移植を受けてから誰かを探し求めるようになった恵介と、双子の片割れを亡くした七星のシリアスものでした。
シリアスな上に、すごく病んでてダークな話でびっくり。
冒頭は、生徒会長の忍とその幼馴染みだった凜の歪んだ再会愛を描いた「歪み恋」。
ヤンデレ愛の極みです。激しい執着とお道具使ったSMちっくなHシーンと、ラブコメの印象とはぜんぜん違うダークシリアスっぷり!こういうお話も上手くて引きつけられました。
表題作と同じ高校の話なので、繋がりがあっていい読み応えになっていました。
「雷鳴とふたつ星」は、心臓移植というネタがもう色々な気持ちを抱かせますね…
双子の兄弟がからむことによって、サイコサスペンスな雰囲気がいっそう色濃くなっています。
ちょっと不可解な部分があったんですが、そこはカバー下に重要な設定の説明が細かく載っていて、これのおかげであれこれ納得できましたww
ここもストーリー中で説明されてるとよかったんだけど、大量すぎて1冊じゃまとまらなくなってしまいそうですね。
暗い話の本編とは違って描き下ろしの「一年後」は、大学生になった恵介と一緒にくらしている七星とのその後の様子が描かれていて胸キュンでした。忍と凜もあのまま続いてますw両方ともずっとラブラブで幸せになってほしいですw