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Not For Me
何故このミス1位なのか私には分からなかった。
特に2番目の殺人事件は機会を考えると一人しか容疑者はいないように感じた。そうなると1番目の殺人も推測出来てしまう。
読み易く文章も分かりやすいがミステリとしてはイマイチだった。
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このミス1番なので当然期待値は高かった。その分裏切られ感も高かった。構成はなかなかと思うがこの傾向の作品は多々あるし、やたらに長々しく感じた。高齢の作者への忖度かと穿ってみる。
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昭和24年の名古屋、豊橋を舞台とした本格推理小説。新制高校の発足で1年だけの共学高校3年生となった、推理研究部と映画研究部に集う男女5人とその顧問の女性教師が主な登場人物です。著者はかなりの高齢なので登場する高校生とほぼ同じ年齢なのかと思う。戦後の描写も実体験が反映されてるのではないだろうか。名探偵コナンのシナリオも手掛けるだけあり、ストーリーはいわゆる本格推理小説、ミステリーと言うジャンル。若干青少年向けな雰囲気なので、やっぱり名探偵コナン劇場版でも想像すれば当たらずといえども遠からず。途中発二つの殺人事件が発生するものの、終盤までだらだらと放し飼い続くので挫折思想になった。でも最後の謎解きと、様々な伏線の回収は見事。ただ、もう少し短くてまとめてもらえると良かった。
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戦後間もない時期の名古屋の様子や、共学になった時の学生達の様子がリアルに書かれており大変面白く読めました。具体的な地名などもあり、大曽根の辺りでヒロインと出会うところはあの辺かななどと思ったり。
でも設定としては良く言えば昔ながらの定番。悪く言えばラノベっぽいかなと。男2人女3人の部活でさらに女先生巻き込んで旅行や夜の学校で映画撮影。んー、当時の女性は今より積極的なのかなと。
事件やトリックもそこまでするかという、ちょっと大掛かり過ぎるかなと。
ただ動機となるタイトルのセンスの良さ、そして何よりオチに関しては見事に決まりましたね。もはや最後のオチが良すぎてタイトル総ナメって気もします。
そしてらこの事件は勝利が書いた小説、という想像でいきたいと願うばかりです。
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著者の名前だけは何故かしているけど、過去作品は読んだことがない。
今回の年代、知らない時代だが、ミステリーに入っていくと時代は関係なく素直に楽しめたし、結果、この時代背景があってのミステリーでもありと2度楽しめる。
名古屋在住の読者は、なお楽しめるのではないかと思う。
さて、最後でえっ???となる、どんでん返し(笑)
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なんというかその当時の空気や景色がすごくイメージさせられる作品でした。
評判通りという感じで満足。ひとつ前の作品も買いました。
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古き良き推理小説。動機の哀しさ、今に至っても変わらぬ被害者側の体質の醜さ。遊び心の仕掛けにちょっと和むが、ここで描かれている戦時中の体質が過去のものとなっていないことが情けない。
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昭和の風俗描写と作中作は流石の出来で読んでいて楽しかったです。
しかし密室殺人とバラバラ殺人のトリックは面白かったものの非現実的で世界観に合っていない気がしましたし、最も怪しかった人物がそのまま真犯人だったので拍子抜け。ミステリランキング三冠は少々意外な気がしました。
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話の運び方から通して終わり方がとても良かった。
あと存じないで読んでいたが、今年で御年88歳の方の作品にしてはとても若いと感じた。
どちらもアニメに関わってらしたからかな。
「美人の転校生」「文化部」「合宿先での殺人事件」
色んなパターンをつい連想するところ、時代と舞台が名古屋だったのが特に私には興味深く(仕事の関係で1年半名古屋市に住んでたので知ってる地名が出て読みやすかった)、文章も読みやすかった。
犯人は勿論予想の範疇だけど、それは作者さんも想定内なのは作中で述べてて、それを踏まえての話の運び方がやっつけでない、なるほど御年88歳の作品なのかも。
そしてタイトルも読む前はラノベ的な付け方なのかと思ったけれど反戦の意も感じれてもっと重いものだったんだなと読んでから思った。
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戦後間もない高校を舞台とする小説
読み始め、やや取っ付きにくさを感じましたが、学生のやりとりが軽妙でテンポが良く、面白そうな予感がします
これが、いざ事件が発生すると軽薄じゃないかと感じましたが、物語が進むと印象が変わっていきました
舞台をこの時代に設定したことにも、意味があるのですね
犯人は簡単に予想できます
殺人のトリックにも少し無理を感じましたが、そこに至る動機、絡み合う人物関係はとてもよく練られていると感じます
「たかが殺人じゃないか」、これを口にしたのは予想外の人物でした
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前作を読んでたからこその意外性と納得。
ただトリックはどうかと思うが青春ものの軽いミステリとしてはありか。オチはわりと好き。
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那珂一兵シリーズ2作目。
前作から12年経過し、戦後の復興初期の描写も含め、なかなか読みごたえがあった。
残念ながら犯人はこの人しかありえないというシチュエーションではあったが、動機やトリックは最後までなかなかわからず、面白かった。
最後の終わり方も味がある。
年齢でくくってはいけないが、88歳の作品とは恐れ入る。
3部作予定とのことであり、次作に期待。
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昭和24年、今年から男女共学になった高校の推理小説&映画研究部の男女5人が顧問主導の旅行に行った先で密室殺人に、学園祭のスチールドラマ撮影の最中に首切り殺人事件に立て続けに遭遇する。推理作家を目指す勝利視点で生き生きとしていながらも戦前の闇をまだ色濃く残している復興期の名古屋の様子が存分に描かれていてとても興味深く、当時の青春の謳歌振りと理不尽に屈服せざるを得ない絶望とのコントラストも絶妙。時代がかっている台詞回しでテンポがずれて若干読みにくい箇所が。しかし密室成立条件ちょっと、いや大分無茶じゃ?だけどあっと驚く基本に忠実な真相と最後の仕掛けも綺麗に決まっていて良かった。ただ1作目読んでないのは失敗だった…。
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始まりと最後がぐるっと一回りして,えっ!と最初を読み直す.戦後の男女共学のはしりのためのぎこちなさが初々しい.またさすがの映画と推理小説のクラブらしい蘊蓄があちこちに顔を出し面白かった.
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みな、エンディングで「あ~」と思って、最初のページを読み直すんだろうなあ、とそこはお約束。密室殺人やバラバラ遺体のトリック自体は古典的だけれど、それよりもなによりも、戦後の映画や芸能音楽が多く語られるのが面白い。ターキー(水之江瀧子)、デコちゃん(高峰秀子)って、ボクがテレビで見たのはもう晩年だったなあ。「蟻入りチョコ」なんていうものがあったとは!
レジェンドと評される辻真先さんの作品は初めて読みましたが、御年88歳にしてこのクオリティの作品を創作されていることに驚愕です。