正に、手に汗を握る展開と、微笑ましくも爽やかさの溢れる傑作である。
2016/11/16 09:44
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校熱血青春版『あしたのジョー』(梶原一騎原作・ちばてつや画、講談社の『週刊少年マガジン』に、1968(昭和43)年1月1日号から1973(昭和48)年5月13日号にかけて連載され、一世を風靡したボクシング漫画)そのものだーーー。
天性のボクサー:鏑矢義平(天才ボクサー:矢吹 丈)、王道を行く天才ボクサー:稲村(力石 徹)の対決を軸に、高校教師・ボクシング部監督:高津燿子(ジョーの野生に魅かれる高慢な令嬢:白木 葉子)、大鹿ジムの曽我部(アル中の元ボクサー・丹下 段平)、など『あしたのジョー』の主要メンバーに酷似する人物が登場するが、本作では更に、鏑矢の幼馴染で天才的ボクシング能力を秘めた:木樽優紀、高校教師でボクシング部監督・コーチ:沢木先生や、雰囲気を盛り上げるボクシング部部員たちや、登場時間は短いが部員たちを温かく見守るマネージャー:丸野智子(心臓病で亡くなるがその天真爛漫な性格でボクシング部の守護天使となる)などが話に深みを添えている。正に、手に汗を握る展開と、微笑ましくも爽やかさの溢れる傑作である。
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2010/3/20 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2011/7/11〜7/13
映画化もされた百田さんの作品。
天才的なボクシングセンスを持つがアホでおちゃらけな典型的大阪少年の鏑木義平と、幼なじみでいじめられっ子だった優等生木樽優紀。鏑木にボクシング部に誘われていたが、運動音痴であった優紀は自分には無理だとあきらめていた。が、あることをきっかけに入部し、運動音痴故の愚直さでまじめに練習に取り組む。
とあらすじを書いてもダメだな。「永遠の0」で稀代のストーリーテラーぶりを発揮していた百田氏であるが、この作品も素晴らしい。義平と優紀の成長とそれを見守る耀子ら教員など、魅力あふれるキャラクターが沢山登場する。そりゃ、映画化されるわなぁ。下巻も楽しみである。
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面白い。高校生活をやり直したいような感情にしてくれる本には、まれに出会いますが、この本がその一冊。
ボクシングというスポーツを通じて、成長する少年の物語と、それを見守る大人たちのドラマと表現したら、ありきたりかもしれませんが、それがいいのです。人に薦められる本です。
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いじめられっ子がボクシングをはじめたやんちゃに憧れてボクシング部に入部し、才能を開花させていく、王道パターン。下巻でどのように話がふくらむか?
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高校教師・高津耀子は 電車の中でガラの悪い若者にからまれたところを ひとりの少年に助けられる
颯爽とした風のように 彼らを倒し去っていくその少年・鏑矢は 自分の学校のボクシング部の生徒だった
そして 進学クラスの優等生で 鏑矢の幼馴染・木樽
ひ弱でいじめられっこの 彼にとって 鏑矢はいつもあこがれの存在だった
やがて 決意して自分もボクシングを始めるが 追えば追うほどわかる 鏑矢と自分との距離
しかし あきらめずに 努力し続ける木樽は 少しづつ変わり始める・・・
耀子と木樽の視点で 交互に物語は進んでいく
ん~~~
ものすごく 期待して読み始めたので 今のところちょっと物足りないかな?
なんていうか・・・
大事な語り手のひとりの耀子のことを あんまり好きになれないのが残念
でも 耀子が素人で ボクシングのことをいろいろ聞いたり 説明を求めたりすることで 読者も一緒にいろんな事をわかるようになるっていうのは いい感じだと思いました。
後半
いろいろな変化がおこってきそうなので それによって物語がどんなふうに動いていくのかを楽しみにしたいと思います
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面白いんだけど、なんか文体が苦手だなぁ。一文一文が短くてなんか子供の作文みたいに感じる所がある。ダラダラ長いのもどうかと思うけど。メインの男の子2人は抜群だけどそれ以外のキャラにあまり魅力を感じない。続きが気になるので下巻も読みます。
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映画化されるということで読んでみました。
いわゆる王道の高校生の青春小説です。
アマチュアボクシングが題材となっていますが。
沢木先生の丁寧な説明もあり、事前知識がなくても楽しめます。
主に教師と生徒の2つの視点から語られます。
自分が教師の視点に共感してしまい複雑な気分。
根っからの天才と努力で才能を掘り起こした2人。
2人の友情がまた泣かせるんですよね。
愚直なまでにどストレートな作品です。
直球過ぎてオジサンには痛かったです。
スラムダンクを読んでバスケがしたくなるように。
ボクシングがしたくなる人は多いんちゃうかな。
僕も夏に向けて体鍛えようかなと思ってしまいました。
もう若くないから無茶はできんけど。。。
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大阪舞台のボクシング小説
ボクシング知識がなくとも
ハマルこと間違いなし
まもなく映画公開
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百田尚樹らしい、そつのない作品であるが展開のよめるありがち感や、このために取材しました的な未消化の固さ、キャラが類型的な印象もあり魂に響くまでは至らず。よくも悪くもTVドラマ的な作品。ボクシングものなら《ダディ・フライ・ダディ》は超別格としても《セコンド・アウト》の方が好み。
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なんとなーく書店に積んであったので購入。
どうせ根性系のありきたりな話かと思ったら意外と面白かった。
天才ボクサーとそれに恋してしまう新人教師とその教師に恋している弱っちい主人公の話。
新人教師に恋している主人公は天才ボクサーである親友に嫉妬しボクシングを始める。そのまじめな性格から愚直なまでに練習を続ける主人公はメキメキ成長し天才ボクサーを凌駕するまでになる。
映画も見てみたいがどうせつまんなくなってるんだろうなぁ
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なんといっても、登場人物が皆魅力的。
読んでいて、ワクワクしました。
文字が大きいところもGOOD!!
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面白い!テンポもよく、キャラも立っていてあっという間に読み終わってしまいました。ボクシングについても詳細でかつストーリ展開も早く本当に楽しいです。
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市原隼人さん主演で映画化されていたりと
ずっと読んでみたいと思っていた作品だったのですが、
下巻だけ古本屋で見つけたまま、ずっと保留にしてしまっていました。
知り合いが持っていたので上巻だけお借りしての読了です。
高校ボクシング部を舞台に
天才的な才能に恵まれつつも斑のある鏑矢(かぶらや)と、
同高校の進学コースに通う幼馴染で秀才・努力家の木樽。
性格やタイプの全く異なる2人の男子を軸に、
ボクシングを通じて闘いや挫折、友情などが描かれたスポーツ小説です。
ボクシングの歴史、プロとアマチュアの違い、
ルールや技の名前(ジャブ、フックetc)などが丁寧に記載されていて、
ボクシングについて無知である私にとっては
とても有難い解説付き(笑)の小説になっていたので
とても読みやすく、楽しみながら読めました。
…というのも、メインとなる2人の他に
ボクシングど素人の英語教師(♀)が顧問になるという設定もあった為、
彼女が私の質問をストーリーの中で解決してくれました。笑
ストーリー展開もテンポ良く、読み始めたら止まらなくなってしまい、
上下巻をあっという間に読み終えてしまいました。
描写も細かく繊細で、試合展開を読みながら
イメージを浮かべながら読んだりしていました。笑
エンディングも個人的には悪くなく、後味さっぱりなスポーツ小説です。
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友情・愛情のみのスポーツ小説多い中、迫力の試合シーンで読み応えあり。この作家、特攻隊やら整形・風俗やらいろいろ書ける。大学生時代は、ラブアタックのみじめアタッカー。懐かしいなぁ。
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ボクシングに関する知識は皆無な私でも理解に苦しむようなこともなく上巻を読み終えたところです。
キャラのたった登場人物たちとテンポのいい展開は読んでいて気持ち良くもありました。
下巻も読み始めようと思ってます。