紙の本
まぁ、予想より面白かったです
2020/07/28 13:38
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読む直前まで、「買うんじゃなかったんでは・・・」と思っていました。
ですが、いざ読んでみたら結構面白かったです。でも、別段大変面白いとは思いませんでした。
アンケートの大規模さには圧倒されました。大アンケートを行った甲斐は十分にあったっと思います。
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2019年のNHKスペシャル「崖っぷち!?わが町の議会」の元となった、3万2千人ものアンケートをまとめ書籍化したもの。
放送では、議員のなり手不足に悩む過疎地の悲鳴が重点に置かれていたが、本書ではそれに加えて議員の本音(悲痛なものが多い)や都議会のドンこと内田茂氏のインタビューなどが書かれ、番組を視聴していてもあまり既視感を感じないつくりになっている。
一方で、政治を取り巻く状況を見てみると、国政では元法務大臣の河井克行・案里代議士が票の取りまとめを依頼し現金をばら撒き広島県政を破壊。地方でも現在行われている鹿児島県知事選でも現職の三反園知事が同様のことを行っていて問題となっている。
じゃあ東京はどうなんだと言えば、現在行われている知事選では過去最多の22人が立候補するも大半はスーパークレイジーな人しかいない始末。同時に行われている都議補選では、ポスターが風俗店の写真のようなものを掲出する候補が出る始末。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/06/28/gazo/20200628s00041000211000p.html
もう公職選挙法改正しろよぉ!(懇願)
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この本を読んで、「地方議員」に対する見方が変わった気がする。
県議会、市議会、町村議会、それぞれで、議員になる理由や、活動の環境が違っていて、その様子がアンケート調査から見えてきたのが面白かった。
セクハラをしたり、障害に無理解な、「早く辞めればいいのに」と思うような議員はまだまだいる。
一方、本書後半に紹介されていたアメリカ出身で「市民フリースピーチ制度」を実現した議員のように、頑張っている議員もいることに、地方議会に対してちょっとした希望が持てた。
本書で指摘されているように、地方議会の姿は社会の縮図なのかもしれない。
逆にいうと、市民が社会に対してもっと問題意識を持つようになれば、「まともな」議員が活躍してくれるのかな、と感じた。
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都道府県議会から村議会まで全国の地方議員を対象に行ったアンケートをベースにまとめられた本。
地方議員の実情を垣間見ることができて、地方議員への関心が高まりました。
自治体によっては議員報酬だけでは生活が厳しくて、アルバイトも掛け持ちしている議員がいることには驚きました。
本書を読んで地方議員の活動も少し知ることができましたが、やはり地方議員という職自体は必要なものだと思いました。
地方議員の活動にも目を向けることで、議員の質やモチベーションも上がり、私たちの生活にも良い影響が出てくると思うので、議員の活動に注目する人が一人でも増えればなと思います。
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なんとなくそんなことかと思っていたので,そう驚くような結果ではなかった.ただそう思っているのと実際そうなのとは別の話で,たくさんの工夫され,かなり答えにくいような質問でアンケートをとって纏められた労力が素晴らしい.熱意のある真面目な地方議員さんが活躍できるよう,われわれ市民県民がもう少し興味を持ち注目しなければと思いました
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「地方議員」と聞いて真っ先に思い浮かべる
のは、どういう内容でしょうか。
時々報道される汚職や、政治資金の使い込み
か、またまた具体的にあの「号泣議員」の姿
でしょうか。
最近では各都道府県の知事もその存在感を増
していますが、議員となるとやっぱり見えて
こないです。
確かに地方の小さい自治体では「なり手」さ
え見つからず、選挙戦という言葉さえ死後に
なっている状態の地域さえあると言います。
知人にでも議員がいない限りでは、その実態
にすら想像もできない地方議員について、様
々な角度から考察を経て明らかにする極上の
ノンフィクションです。
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【地方議員って何をしているの?】NHKが二〇一九年におこない話題になった全国三万二千人の地方議員へのアンケート。議員の本音から見えてきた課題とは。
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議員が感じていることで多かった項目
首長・行政との馴れ合い→4人に1人が「議会は必要ない」と感じている
ボス議員と首長が見えないところで色々決めて、議論すべきことが議論されないことがある
時代はハコモノや工事を縮小する方向に移っており、そのためには取捨選択のための意見のぶつかり合いが必要になる。しかし、感覚が20年前のままな議員は、質問には立たず有権者との根回しをすることが多い
政務活動費の交付を受けた会派や議員は、使い道が分かる収支報告書を議長に提出することが必要だが、盛り込む内容や証拠書類の有無は、各自治体のお任せになっている。
女性議員へのセクハラが多い
なり手不足
→議員報酬が、町村議会だと低すぎるから。神奈川県は、横浜、川崎、相模原を除いた人口は320万人であり、ハードルが高く権限のない県議より、ハードルが低く権限も強い政令市議を目指す人が多くなる。
必要だとされたのは、議員報酬の引き上げの他に、「議員の仕事の周知と理解促進」「子育て世代が参加可能な設備の整備」などが挙げられた。
→結局、「住民をいかに巻き込むか?」が大切になる
公明・共産→党組織が中心となって、党員を選抜して候補者として擁立する。
その他の政党→公募に応じた人に、党ののれんを貸す。「〇〇党公認」がその証。
昔は、地元の土木会社や業者の契約を、口利きで市に便宜を図る「議員案件」が多かったが、次第に少なくなった。支援者の要望を聞くという面で「政治力」を振るえなくなっている。
都道府県議の選挙区の定数は、多くの場合1~2であり、定数が少ないほど、当選に必要な得票率=当選ラインが高くなるため、知名度や地盤がカギを握る=世襲議員が多くなる。
外国人議員、障害持ちの議員、LGBTなど、マイノリティな面を持つ議員が増えている。
いまの政治や議会に不満を感じている市民は多い。しかし、責任を果たしてくれる議会が欲しいなら、市民も意識を変えなくてはならない。
やる気のない議員を許している一因が、住民の無関心にあることは間違いない。「開かれた議会」とは聞きなれたフレーズだが、そこに住民がいなければ、改革の意欲は続かない。
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この本、面白かったよ!
なれあい議会とか
女性議員に対する、セクハラ、票ハラとか
議員になり手がいないという問題とか
あと、都議会のドン内田氏への取材内容とか、都議会の特殊性とか
ドラマとか映画による政治のイメージが強かったけど、やっぱり地方議会は生活に近い場で、国政ほど注目されないし、地味だと思う。
地域事情も課題も違う。
なんだろう、ただただ知らないことがたくさん知る事ができ、勉強になった。これから、どうやって捉えて考えていくか、考えようかと。
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市議会議員を間近で2年間見てきたので、本書で紹介されている議員実態はよく理解できた。
結論としてはそれでも地方議員は必要だと思う。
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全国の地方議員に対するアンケートを通して、地方議会の実態を記した本。
障害をもつ議員、外国出身の議員など、様々な地方議員が存在することが分かった。
また、地方議員のなり手不足は、地方と都市部関係なく存在することも分かった。
地方議会は、身近な存在であることが分かる本だとも思う。
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