紙の本
南方さんが格好良い
2022/06/01 03:59
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投稿者:梅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひづるさんの覚悟が本当に格好良くて。ひづると竜之介がこの巻の表紙を飾るのも納得。13巻で終わりと分かっているので、続きを読んでしまいたい気持ちとまだ読みたくない気持ちで板挟みです。
電子書籍
諸刃の剣
2022/01/31 22:23
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投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
慎平の力は諸刃の剣なんだなと改めて実感しました。正直、一番好きなキャラだったのでショックでショックで仕方ありませんでした。最後まで希望を残して逝くとか格好良すぎて…でもやっぱり悲しいです。
紙の本
受肉の秘蹟
2020/08/10 00:57
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小舟澪は、義理の兄が好きだ。亡くなった姉の潮も同じ男が好きだった。姉の死後、故郷の島で頻発する怪異の原因を兄と一緒に突き止めようとする澪と、最愛の人を失った兄、慎平との仲は、恋仲へと一足飛びに深まるわけではなかった。
慎平の親友である菱形窓は、澪の事が好きで、何度も彼女に告白しているのだが、一向に彼女に想いは届かない。
窓の妹の朱鷺子と澪は、非常に仲が良く、朱鷺子は澪の心情を理解し、澪の恋の成就へ向けて彼女の行動を後押しをする。しかし、朱鷺子は澪にも打ち明けられない悩みを、いくつも抱えているようである。
網代慎平と共に日都ヶ島の秘密を暴こうとする小説家の南雲竜之介には、双子の弟がいた。
南雲竜之介、本名、南方ひづるの姉弟の誕生日は、弟、竜之介の命日でもある。
日都ヶ島では、幾組もの兄弟姉妹が、影の病の蔓延により、家族の一員を失ったり、家族から殺されたり、身近な人から命を狙われたりする。
影の病に罹患すると、自分が慕っている相手に対しても、躊躇無く、殺意を抱いて、刃物を向けられる。
南方ひづるは、自責と後悔の念を抱いて、弟が死んだ島に、帰省した。
気が触れたのであろうか、彼女は独り言が多く、散策しながら、自分の声を録音する。
十代の頃のひづるは、幼女に、官能小説を語り聞かせていた。
影の病の感染を制御する者は、親族間や友人間の親愛の情を巧みに利用して、島内各地のコミュニティーを掌握しつつ、人間関係を破綻させる。
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ここまで来ると、毎巻毎巻が山場になっており、澪の真剣な告白を見たりすると、クライマックスが近づきつつあるのを実感させられる。愛の告白自体は、すごくベタな感じもするが、変に大袈裟にせずに、日常のなかで淡々と展開されると、却って、グッとくるものがあり、切なかった。
そうか、24日は久しぶりに訪れるんだな。これで、ウシオ復帰の希望は俄然、高まった。が、それは相手も分かってるわけだから、さて、どうなるのか。竜之介を引き継いだ慎平のどんでん返しにも期待しよう。
これまでは、何度死を見てきても、ループすればいいじゃないかという安心感があったが、まさか、事象の地平線の存在が、ここにきて悲劇を起こしてしまうとは。
既に別の並行世界ということになってしまって、無かったことになっているが、私は確かに、この目で見た。南方ひづるの命を使い切った勇姿を。
クールに見えて、実はすごくあっけらかんとしたところが私的には好きでした。
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前からとても好きだったけど、この巻で完全にひづるのファンになった。
語彙には人格が表れるという話、印象的だった。脳は主語がわからないから発した言葉が自分に返ってくるというし、強く優しく美しい言葉選びができる人になりたいな。
言葉を大切にするひづるが、普段標準語で冷静に話しているのに最期に方言で「どんでん返しちゃれ」と言うのも心に残った。ひづるの根っこはこの島にあるし、芯にある派手な心意気と心の強さを表していると思う。
慎平が体育館で言っていたことといい、今回のひづるの命の話といい、この作者さんは椎名林檎と同じこと言っているのでは⁉︎ 命を使いきって死ねるかなあ、私も。
・お姉ちゃんと喋れて嬉しい竜之介かわいい
・全然勝てる気配なかったけど少しずつ希望が見えてきた
・トキちゃんがいつ見てもスタンド使いで好き
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虎島でのひづる・竜之介対シデ戦、決着。
まあ、そうそう上手くやらせてはもらえないよな。
慎平側は戦力的に大幅ダウンこそしてしまったが、師からの能力継承という少年漫画王道の展開を経て、且つ一縷の希望を見出しながら7月24日に乾坤一擲の策を仕掛ける。
澪は負けヒロイン確定か…。けど澪を慰める朱鷺子の目は友情とか仲間とかとはまた少し違う感情を宿している気が。「偉いよ澪 ちゃんとフラれたなァ…」「私やったら よう言わんもん……」(p159)というセリフや、以前の何巻だったか、体育館でのハイネ戦の時にもミオに対し好意とも憧れとも取れる発言をしていた事から、ああそうなんだな、と。
窓にはもう芽はない感じだろうか。序盤の頃に比べて兄として・長男として・友として・そして男として目覚ましい成長を見せているのは誰よりも窓であると思うのだけど、恋には破れてしまったようだ。
菱形医院地下にてガソリンらしきものを撒く千登勢。
残り2巻、一体どういった展開を見せるのか。
4刷
2022.9.12
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【あらすじ】
雁切真砂人と対峙する竜之介。戦いの途中で覚醒したひづると共に、竜之介は再びシデに挑む!! 一方慎平とミオはアランの畑へと向かったが、そこにも雁切真砂人の姿が…!?
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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虎島にてひづるが死ぬ。犠牲を出しながらも、繰り返すループの中で、ようやく24日に到達しようとしている。慎平は、死んだウシオが貝のネックレスに閉じ込めたデータを、夏祭りの日に帰ってくるウシオに読ませれば復活するのではないか、と作戦をみんなに話す。澪は、明日戦いに負けて死ぬかもしれないリスクを考え、慎平に告白する。バトルもの全振りじゃなくて、ところどころに恋愛要素が含まれているのが読者を飽きさせなくて良い。澪が振られ、朱鷺子が慰めるシーンとかちょっとほっこり感動する。