一筋縄ではいかない作品
2022/01/10 15:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常にシリアスで田舎が内包する問題と若者の葛藤に鋭く斬り込んだ意欲作だと感じました。限りなく死と近接した生、愛と友情と地域の閉ざされた関係に縛られる痛みが激しくぶつかり合う様を見事に表現していると思います。絵柄も落ち着いていて、内容的にはいやらしくてもあまりそれを感じさせない上品な感じもするし、それでいてかなり深刻な展開になるという微妙なバランスもうまいです。人間関係においては時折サプライズ的な要素もあり、なかなか一筋縄ではいかない作品でした。しっかりした構成の良い漫画だと思います。
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投稿者:なまもの - この投稿者のレビュー一覧を見る
自殺願望の主人公。類は友を呼ぶというのか周りに集まる人間も拗らせている人ばかり。見ていてとても気分が落ち込む最高のドロドロ恋愛漫画です。
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主人公と周りの女性がどんどん闇落ちしていく話。
田舎の閉塞感あるあるを描いているらしい。
でもなー。。
この人たち死ぬほど不幸か?と思ってしまう。
チャコはまぁ分かる。良い大学出ないと叶わない夢を親に潰されてしまうかもしれない。
経済的に制限がある子供にはどうしようもない事かも。
でもレイジはまだ若いんだし、働いて小金貯めて町出る事だってできるじゃん?
そうすれば今のどん底よりはマシじゃないか。
先生なんていい大人じゃん?
周りに流されないでしっかり生きなよ。
独身なんだから身も軽いでしょ。
本人の心持ち次第でまだ逆転のチャンスはあるのに、全く向上心がない。
こういう人間が出てくる漫画、今時っぽい。
田舎のせい田舎のせいと言うけど、こういう人間は都会にいた所で同じように腐って堕ちていくと思う。
そういうのも含めて後読感の悪い漫画。
まぁ分かりますよ。
私が田舎住んでたときもこんな人間沢山いました。
リアルだと思います。
でもその人たち視点の物語はすっきりしないものがあるなと。
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田舎の閉塞感からくる拗らせ系か〜と思っていたけれど、闇深いのは主人公と大人で、子どもたちは閉塞感に虚無を感じつつも、まだ健全なところが良い。
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狭い世界にいるとそれが全てで、なにもかも不幸に思えたりするよなあ、と思った。3巻あたりから少しいきすぎてる感もあるけど、個人的は割と好き
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暗すぎてきついし、暗さに酔っているようで痛く感じてしまう。
おやすみプンプンなどには暗い良さがあるがこれにはあるとはあまり思えなかった。
たぶん私と相性が悪い。少年向けだ。
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読むとしんどくなる、だけど深淵を覗きたくなってしまう、タイトル通りの漫画だなぁ〜〜と思った。最新刊まで一気読み。チャコちゃんが推しだったんだけどチャコちゃんの光が着々と失われていくのが非常にしんどい。どう終わるんだろうか……。
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【あらすじ】
何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児は、“ただ"生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ"生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは──。生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今"を映し出すワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール、開幕──。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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※10巻まで読みました
「どれだけ長年都会に住み距離を置いたとしても、ずっと田舎に囚われている」感覚があり、それを黒瀬親子と絡めて上手く描写していると思います。時々突飛に感じたりもしますが、基本的には共感しっぱなしでした。
また現代編よりも過去編の方が個人的に好みでした。色々思う所はあったろうに、1番目に「夕子ちゃんが可愛かった」という感想がでてくる辺り、魔性というか不思議な魅力のある人物なんでしょうね…。
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*13巻まで読みました。
普段鬱系の物語は苦手で途中で断念してしまうことが多いのですが、この作品は不思議とスラスラ読めました。救いを見出すのが難しいですが続きが読むたびに気になります