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紙の本
中高年男性には「どつぼ」であろう。
2013/05/24 12:53
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アカゴン - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代、身分の違う二人の少年が出会って、ともに成長し、
そして、身分の高かった少年(彦四朗)は不遇の死を迎えたのに対し、
身分の低かった少年(勘一)は国家老にまで登りつめた。
しかし、勘一が出世できたその背景には、実は彦四朗の友情があった。
彦四朗は、刎頚の友である勘一のために、自らの出世も、愛する女性も、全てを勘一に委ねた。
間違いなく、中高年男性(当然ながら私も含まれる)は絶賛するであろう。
女性はどうだろうか?女心がわからない私は知る由もない。
紙の本
私にとっては百田さんの最高傑作です
2017/12/23 19:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤホー - この投稿者のレビュー一覧を見る
百田尚樹さんの本が好きで、どの本も世界観に引き込まれますが、中でも影法師は読み終わってから、ゆっくりと心に響く感動が続いています。結末の驚きと友情の素晴らしさに感涙!読みながらも、読み終えてからも、温かい気持ちに充たされます。読みやすく、人物像が豊かで、本当に素晴らしい作品と思います。
紙の本
深い!
2013/08/16 12:54
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tacque - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで引き込まれ、そして最後に答えが書かれてました。
こんな人生をあゆむことは当時の武士にあったのかは不明ですが、武士道のひとつとして私なりに咀嚼することができました。
今まで読んできた司馬遼太郎さんの世界とはまた違った武士道社会をしるとても面白い、大好きな作品となりました。
紙の本
友のため
2013/06/26 22:38
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投稿者:bkktomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡々と時代劇を読み進み、ラストで感動・・・というような本でした。
この本を買って良かったです。
電子書籍
陰奉仕
2023/05/30 17:31
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投稿者:読彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い頃から今日まで全くと言っていいほど読書をしてこなかった自分がほぼ一気に読み終わった一冊。
それほどまでに愉快な本でした。
百田さん初の時代小説とのことですが大変有意義な作品でした。
紙の本
感動!涙!
2019/08/13 15:17
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投稿者:本屋ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あるテレビ番組でプロ野球読売ジャイアンツの原監督が、泣ける本!とこの本のことを語っており、ずっとそれが記憶に残っていて購入しました。勘一や彦四郎、みねの心の動きや葛藤、彼らを取り巻く人々の動きなど、切なく、感動的なもので、一気に読みでした。確かに泣ける!内容で、読んで良かったです。切なさ、爽やかさ、まっすぐ生きる人の姿勢等、色々と勉強になる読後感抜群の作品でした。今の時代に生まれて良かったとも、改めて思いました。
紙の本
男の友情物語
2017/06/11 20:38
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投稿者:ルーク_ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時は江戸時代、下士の家に生まれた勘一が筆頭国家老に抜擢されるまでに立身出世した背景には、彦四郎という一人の竹馬の友の存在があった。彼が才能を持っていながら不遇の死を遂げたことを知り、勘一は昔を懐かしみながら彦四郎の一生の「真実」に辿り着く...
彦四郎と勘一の深い友情を描いた作品。文章は時代小説といっても非常に易しい言葉で書かれていて、高校生の僕でも難なく読み通すことができました。現代とは全く違う生活、武士世界の中で揺れ動き徐々に成長していく青年の様子を見守るとともに、彦四郎という一人の男の友を想う姿に心打たれました。
終わりが近づくと徐々に明かされる真実を知り、その内容に男ながら泣いてしまいました。
時代小説はこれまであまり読んだことはありませんでしたが、また読みたいと思える素晴らしい1冊でした。
紙の本
題名の「影法師」の意味にも繋がる“謎”を終盤までしっかりと伏せながらも、それに関連する状況描写を中盤までしっかりと続けつつも飽きさせない表現力は流石でした
2016/11/21 11:16
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名の「影法師」の意味にも繋がる“謎”を終盤までしっかりと伏せながらも、それに関連する状況描写を中盤までしっかりと続けつつも飽きさせない表現力は流石でした。
前半は下士である主人公:戸田勘一が逆境の中で生きる強さを身につけていく姿と、身分の差に拘ることなくそれを見守る磯貝彦四郎を始めとする友人たちとの交流がメインであり、その中で、文武両道において藩内でも最高の才能を発揮する磯貝彦四郎の人間性が詳細に描かれる。さて、その磯貝彦四郎が何故不遇の境遇に陥らなければならなかったのかという大きな謎を隠したまま物語は中盤を過ぎ終盤へと進んでいく。終盤は突然時間の動きが早くなり、上意討ちを命じられた2人は勘一が2人を打ち取るが彦四郎は背中に「卑怯傷」を負ってしまう。ここから2人の運命は大きく変わり、彦四郎は勘一の「影法師」として生きることを決意するのであろう。日本古来の“滅私奉公”の思想ですね。話はうますぎと言ってしまえばそれまでだが、逆境にあっても努力し続けることの大切さ、それを支える友情物語として後味の良い時代劇である。
単なる偶然であろうか。つい一月ほど前に読んだ、363:藤沢周平『蝉しぐれ』(文春文庫、1991年7月10日、文藝春秋)の中で主人公:牧文四郎の剣の強敵が使う技が上段から打ち下ろした刀を反転させて胴に打ち込む技を『影法師』では主人公:戸田勘一(=名倉彰蔵)に僧侶・恵海が伝授する技と同じだったり、主人公がいずれも家禄を大幅に削減されたのち再起し、復帰後は郡奉行所務めとして領内をくまなく見て回るなど、似た設定が見られるが単なる偶然であろうか。なお、藤沢周平の「風の果て」のパクリ本・リメイク版との書評もある、との情報もある。
紙の本
男の友情を描く感動の物語
2016/01/19 09:02
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品には時代を超えた男の友情が克明に描かれています。主人公の勘一は、旧友であり、剣の達人であった彦四郎の行方を追います。彦四郎は、若きとき、勘一以上に武道に秀で、正義の味方として大きな人望を得ていました。しかし、ある時から「卑怯者」のレッテルを張られ、社会の表舞台から消えていきました。そして、不遇の死によってこの世を去ります。他方、勘一は昔からの努力と幸運で出世を果たします。しかし、彼の人生のあらゆる転換期において、彦四郎が支えてくれていたことを20年も経た頃になって知ることになります。読者は知らず知らずのうちに、彦四郎の共感するとともに、勘一との友情の深さに感動さされます。
紙の本
号泣必至
2015/07/20 18:31
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投稿者:poka - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家の作品でもっともおすすめしたいものが影法師。結の部分で感情が堰を切ったように漏れ出してくる。
紙の本
感動しました
2015/02/02 00:16
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投稿者:arry - この投稿者のレビュー一覧を見る
真の情の深さを思い知らされる見ごたえのある作品でした
百田さんの本はジャンルが広く、それぞれが素晴らしいと思います
時代小説が苦手な方にも読んでいただきたい作品です
紙の本
竹馬の友に泣ける
2014/06/25 19:14
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投稿者:よしくん3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
影のように自分を助けてくれる 磯貝彦四郎に胸打たれる。
紙の本
「感動」が欲しければ読むべし
2014/03/19 21:36
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投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
言葉遣い、単語など時代小説にしてはわかりやすく、読みやすかった。
「永遠のゼロ」で残念感があっただけに、この作品も当初は期待薄であったが、武士の心・日本人の原点を見ることができ、非常に熱くなってしまった。
登場人物に対しては、現代の日本人には持ち得ないものであり、尊敬に値するものと痛感した。
また、幼少の頃から現時点に至るまで、時間的な間合いが上手く詰められていて、手抜き感は感じられなかったことも良かった点である。
題名の「影法師」、日本人にとって大切な生き様を表したものと受け止めた。
私は正直言って時代小説はきらいであったが、これはそんな方にもオススメの本。
感動が欲しい人は是非どうぞ。
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友情物語
2013/10/25 14:27
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投稿者:くりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の友情物語でした
永遠のゼロを読んだ後でしたが同じように楽しめました
さすが百田直樹さんですね