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人間の狂気というものを感じる一方で、それは第三者から見ているからなのかもしれない。
「家族を不幸な事故で亡くしたことがない人にはわかりませんよ」という克夫の言葉が真理なのかとも感じる。
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まさにページをめくる手が止まらない、緊迫感たっぷりのミステリー。しかし母親には何かと共感できない点が多かった。
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15年前、職質から逃げ出した中学生が、自転車で激突死した。彼は何をしていたのか、何故逃げたのか?
15年後の別の事件を追う風変わりな刑事三ツ矢が、糸を手繰り寄せる様に15年前の少年の事件に近づいていく。
ささやかな幸せな家庭を営んできた主婦、適当に人生を歩み、家庭を持った女、彼女たちの子供への愛情は真逆のように見えるが、それぞれ一生懸命だったのだと思う。
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親子物って本当グサグサくる。先が気になってすぐ読んでしまった。
息子を亡くした母が狂気を宿していく様子が、何とも言えない気持ちにさせた。一生わかりたくない。
2004年から2019年に舞台を移し、どのように真相が明らかになっていくのか、全く想像がつかなかった。まさか前述した母が殺人犯になるとは…。びっくり。
最終章で亡くなった男の子の心内を知ることができてすっきりした。異常性を持った性格(?)だけど、お母さんのことは大好きだったんだな。それだけで少し救われた気がした。
しかし冒頭で婚約者からの連絡を待つ女が、後にあんな形で事件に関わってくるとは想像もしてなかった。
久々のミステリー面白かった。
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密度の高いミステリー
無駄が一切ない。という印象。
15年前の事件と現在に事件が何処かで繋がってるんだけど、分かりそうで分からない。
最後、そこで?って所で繋がって、そうだったの?って言う真相。
かなり面白かった。
数人の母親が出てくるけど、息子を思う母と娘を思う母の違いが面白かった。
自分の庇護下で息子を必死に守る母と、娘とは同等な感覚で少し突き放しながらも思いやる母。
世の中、確かにこの傾向ありそう。
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どこにでもある家庭から起こりえる犯罪に巻き込まれたりするケース。。。
失踪など・・・
小説なのででてくるキャラクターの誰かが犯人だったりするのは分かっていますが,えーっ!
こんな風につながって,実はそうなの?
となってしまう動きがすごく楽しいです。
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1部と2部に分かれていて、一見全く関係のない話がどこで結びついてくるのだろうというドキドキで一気に読めました。登場人物の暗い気持ちに感情移入して辛い気持ちになりながらも先が気になってしまうといったミステリー作品でした。最近小説読んでなかったけど、また読み始めようかなと思いました。
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逃亡した殺人犯と間違われ警察に追われた際に事故にあい亡くなった少年。
息子をなくした母親の咆哮がリアルで胸が痛くなる。
途中まではかなり面白そうだ!と期待してたのだが、
ラストが余り好みではなく。
いっその事優しさなど見せずに、鬼畜設定なら清々しかったのに…と個人的な意見を。
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プロット・構成はもちろんですが、登場人物の心理描写が凄くしっかりしていて、かなり読み応えがあった。
他の小説で謎が解けた後、よく動機に疑問符がついたままで腑に落ちないままと言うことがよくあるのですが、
この小説に関してはそんな事もなく非常にいい作品でした。
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あの日、君は何をした
まさきとしかさん。
ミステリー
子を想う母親の心情が、
痛いほど、
伝わってきて、辛かった。
描写がうまい!!
全てが繋がる。
すごかった。
おもしろかった。
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百井の事件と15年前の少年の死が全然つながらないんだけれど…。なぜ三ツ矢はつながっているとしか思えないんだろう?
結果が分かれば、そうなんだって感じだけども。。
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「あの日」の「君」はひとりじゃないのか。正直なところ、読み終えて悶々、そしてすぐには感想を書く気にならなかった。反芻する。
シリーズになる系の小説なのかな?と考えると、多少落ち着くかもしれないが…焦点が散見するように思えるのはきっと、「あの日」も「君」もひとりじゃないからなのかな?なんて、読んだ後も案外この作品に囚われていたのだった。
内容に半ば納得しなかった一方で、ある意味印象に残っている。悔しい。
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子どもを亡くした後の、母親の狂気が怖い。
私も子ども2人の母親だけど、子どもが死んだらどうなるんだろう。
同じような状況で、死因がわからなかったら自分を責めてしまうだろう。
母親の思考が歪んでいく様子がゆっくりわかる。
思考を歪ませていかないと、現実でいきていけなかったんだと思う。
最後の最後、息子の動機なるものの独白部分がうっすら怖い。
自分の息子、思春期などといったカテゴリーではくくれない、人間の根源的な、誰でも人には知られたくない教えられない秘めたる部分があるのだと思う。
人間皆、仮面をかぶって生きているのだと思う。
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面白いんですけど悲しさが残る作品。
実はそうだったの?と大樹に思う節があり…
ポケットの紐が見え隠れした時にもしかしたらと思い… 三ツ矢刑事が独特の雰囲気で此れが又良かったのでは。
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親が子を思う気持ちが、痛いほど伝わる。
最後のページを読み終えて、ガツンと物語のタイトルが腹に落ちた。