著者の「公務員の仕事」への意気込みが伝わりました
2020/07/27 08:54
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際に国家公務員として勤務された著者の、「公務員の仕事」への意気込みが、ヒシヒシと伝わった、熱い1冊です。
また、著者が務めた仕事が、国民の意識も変えていたことを知り、こんなに身近なことに著者が大きく関与していたとは!と非常に驚愕しました。
将来、公務員勤務を嘱望する若者にも、大いに指南書になる1冊です。ぜひご参照ください。文章も丁寧で、優しく書かれています。
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公務員入門というよりは、お仕事全般についてひたすらためになる本。返す返すもこの人はすごい人。総理大臣になってくれないかなあ。
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自分自身の仕事という観点から「公務員という仕事」にはまったく興味がないのだけれど、だからこそ、公務員の方は、どんなことを考え、何を喜びとして働いているのか知りたくて手に取った一冊。
目に見える成果がわりとすぐ手に入るというわかりやすい喜びではなく、リレーのバトンをつないでいき、それが社会を少しずつ変えていくところに喜びを見いだせる人(駅伝型?)に向いている仕事。
とても大切で、そして自分にできないからこそ、尊敬する。
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あの冤罪事件の村木さんの著著ということで
非常に興味を覚えました。
来月から、公務員ではないのですが、非営利活動法人に
出向する身である自分にとっても背中を押される
内容でした。
本の内容は、若者に向けたものでしたが、いくつになっても
仕事とどのように向き合うかは、通じるものがあると
思いました。
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若い公務員や公務員になろうとしている方に向けての本だが、私みたいな年を重ねた民間企業に勤めている人間でも得るものが多かった良書。いわゆる組織の「あるある」に関しても納得できることが多く、強い共感を持ちながら読み進められる。漢字が少なめなのも、おそらく意図して編集しているのだろう。
著者の人がらだとは思うが、いわゆる上から目線といったものが一切無く、内容が心に染み入るように入ってくる、というのはこのようなものかと感じた。
「1.新しい仕事をするチャンスがあったら引き受けましょう 2.昇進のオファーがあったら受けましょう 3.ネットワークを作りましょう 4.家族・家庭を大切にしましょう」とのメッセージは、誰にでも受け入れられ、また、自分の可能性を広げる上でも意識したい内容である。
あらためて、私のライフワークとは何か、働き方、リーダーシップの取り方を意識させられた。今後も疲れたときはこの本に帰ってきたいと思う。
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「さすが」の一言。
元厚生労働事務次官(現津田塾大学客員教授)の村木厚子氏の「『公務員』という仕事」を紹介する本です。
「公務員」という仕事を全く知らないという人に、エピソードを交えつつ、でも要点は外さず伝えるスタイルは、相変わらず読みやすく分かりやすい。
なおこの書籍は、今までのものとは違い「公務員・村木厚子」としてのエピソードは控えめ。
大学生や若手公務員におすすめです。
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「30歳未満の若手男性官僚の7人に1人が、数年内に辞職する意向」、内閣人事局が実施した意識調査で、そんな衝撃的な事実が報道されている。昨年11~12月に国家公務員の約3割を対象に実施。約4万5千人の回答ということであり、一部の公務員ではなく公務員全体の意識を反映した内容。背景には、民間以上にハードと言われる長時間労働等、働き方改革の遅れもあると思われるが、この間の「忖度」等に代表される公務員の働き方そのものへの不満・疑問があると思われる。それは「もっと魅力的な仕事につきたい」が約半数の回答であったことにも現れている。
そんななか、元厚労省事務次官の村木厚子氏の著書が発刊された。村木氏は、労働省(現・厚生労働省)に入り、女性や障碍者政策を担当。郵便不正事件で逮捕されるという苦難に遭遇も、無罪をかちとり復職。その後厚生労働省の事務方トップの事務次官も務められている。
そんな村木氏が、公務員になろうとする人や若手の公務員を対象に「公務員という仕事に興味をもってもらい、公務員を目指してもらうため」に書かれたのが本書。
公務員の仕事とは、「世の中のニーズに気づいて、遅れることなく、対策の打ち方を考えたうえで、新しい法律や制度をつくる仕事」「大きな課題にリレー方式でチャレンジする仕事」。本来は、「世の中の役に立つ、価値のある仕事」。「やりがいがあり、おもしろく、仕事を通じて自分自身が大いに成長できる仕事」。新型コロナウィルス等で、社会全体が危機を迎えている中で、公務員が果たすべき役割は、かつてなく大きく期待されている。「ライスワークからライフワークへ」、若い人たちだけではなく、中堅や社会をリードする役割を担っている公務員のみなさんにこそ読んでいただき、気持ちもあらたに仕事を進めてもらいたいと強く願う。
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公務員の仕事について、自身の経験に基づき、内容ややりがいなどを、若い世代向けに語っている。国家公務員なので大きな制度づくりや、大きな課題への挑戦が主であるが、着実に取り組んできたことへの醍醐味を丁寧に伝えている。おわりに「1新しい仕事をするチャンスがあったら引き受けましょう 2.昇進のオファーがあったら受けましょう 3.ネットワークを作りましょう 4.家族・家庭を大切にしましょう」とまとめている。
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厚労省の役人がどんなことを考えて働いてるかがよく分かるの一冊。財務省と予算獲得論争や、福祉の現場との議論の進め方、そして法律策定までの険しい道のりが著者の経験を通して詳らかに記述されている。
また、これからの新しい社会のあり方として、パブリックなものを管轄する行政、経済活動を行う企業だけではなく、サードパーティとしてここにNPOが新しいパートナーとして参画すべきと主張している。そして、この三角形の中心に「市民」がいるという構図。市民は行政に依存するのではなく、社会を構成する主たる一員として、自らが社会を作っていく意識を持つことだと。そして、これこそが真の民主主義なのだろう。
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自分の経験に基づく,公務員の仕事を,主に中高生向けに平易に語る.文章自体は正直な為人を彷彿とさせるが,海千山千のキャリアの中を生き抜いたことを考えると,どこまで字面通りに捉えて良いのか,逡巡はする.
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民間企業に勤めている人からしたら、公務員の不祥事の報道ばかりが目につく。
でも頑張っている人もたくさんいることを忘れてはならない。
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公務員の仕事のやりがいをとても前向きに伝える本。とても素晴らしい人だと思う。今まで読んだどの公務員本より素晴らしい。
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他の方も感想に書いている通り、公務員になりたい人や、若手公務員におすすめ。
でも、それ以外の人が読んでも、仕事を頑張ろうと思える本だと思う。
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「よい行政」は「よい社会」をつくるためのパートナー。社会の共通項は市民、行政の属していても企業やNPOなど他の組織と理解共調しなければ市民のニーズに答える事は出来ない。
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しなやかな目線。
◯仕事のおもしろさ、人がその仕事をしたいと思えるか
・自分の仕事が人の役に立っていると思えること
・楽しく働けること
・成長できること
◯国家公務員と地方公務員の違い
・全体・仕組みと現場・具体
・分野軸と地域軸
◯民間企業との違い
・公益性は大なり小なり共通
・利益を前提とするか否かが違い
・一部の顧客に選んでもらうか、全員に「商品」を"押し付ける"か
◯黒子として、チームリレーで、全体に奉仕
◯求められるものは、感(受)性、企画力、そして説明力
◯制度、法令は可変。育っていくもの
◯公務員の人事制度上、一流にはなれないが、一流を連れて来られる人になる
◯新たな部署に着任したとき、役所の資料では役人の頭になる。学者や現場の人など、長く係わっている人が書いている本を読み、リアルな状況を理解する
◯人脈づくりは、業界団体、前任を頼り、複数人で共有する
◯風を待ち、気長にがんばる。チャレンジできることが公務員の醍醐味
◯公務員の仕事は変化に富み、常に新しいことにチャレンジできる ← イメージとのギャップ
◯外と触れ、異質なものとつながり、組織内をかき回す力が必要。しなやかさ
◯あくまで市民が何が「よい社会」かを判断するのを手伝うのが公務員→情報の解放、発信
①新しい仕事をするチャンスがあったら引き受けましょう
・職業的なキャパシティ=専門性・経験の深さ×間口の広さ
・掛け算が効いてくる
②昇進のオファーがあったら受けましょう
・視野が広がる、成長を実感する
③ネットワークを作りましょう
④家族を大切にしましょう