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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
借金棒引きなんてことがまかり通るなんて。
でも、それだけじゃすまない。札差は貸し渋る。
棄捐令に反対する義父正国は、奏者番を病を理由に退任するが、落ち度があっての退任にしたい松平定信との戦いが続く。
門への火付けをされ、臣下総出で火消しに走る。
スリリングなストーリー展開に読み進める一冊。
京と正紀の愛娘も立ち上がり一歩を踏み出しそうだ。
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千野さんの人気シリーズも、もう13巻目。いつもながらの面白さで一気読みなのだが、ちょっと気になったのは放火を焚き火と言い張って済ませたのに放火犯を公式に捕まえていいのだろうかというあたり。そこは、密かに尾張と松平定信の取引とした方がよかったのではなかろうか。
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松平定信の政策が時代に対応してないものであることは現代の私たちは知っているが当時の人間としてはどうなのか。本作はその答えの一例を示した。
前々から疑問視していた定信の政策に主人公が異を唱える本作。そして相手方は高岡藩を引きずり落とそうとする策謀をとる。
迂遠な方法とも思えるが身分社会においては有効な策なのかもしれない。
しかし毎回相手方が勇み足のような失敗が多いので少し物足りない気がしてくる展開である。次回作はより舞台が展開するので期待したい。
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ついに将軍を出すことのなかったものの、御三家筆頭の尾張徳川家。その先鋒のようなポジションの正国が(少しですけど)フィーチャーされた作品。正国が好きになりました。
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松平定信とまだ15歳の家斉。
二人の間に確執が生まれた。
困窮する武士の借金を棒引きにしようとする法令を出そうと企てる定信。
尾張藩一門は、その発布の後に必ず陥るであろう混乱を予測して、定信から逃れる方針に。
正邦は奏者番を引くことにするのだが。
終わり一門を後ろ盾にしようという試みが、失敗しその仕返しに暴挙に出る輩が。。。。
政治と経済、江戸時代のこんな一面を主題にする茅野隆司作品。
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第十三弾
改革の施策を巡り定信と共存できなくなった尾張藩、当然ながら高岡藩井上家も
定信近い一派の標的に、商人、旗本の用人と
火付け、行列襲撃と荒っぽい仕掛けを防いでも!次が