紙の本
現実とも非現実とも
2020/10/04 11:11
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
非現実的な設定のようで、読み進めると将来的に本当にありそうな話。
ゼロシリーズも同様で、とても面白い。
生物学的な難しい語句がたまにありますが、ストーリーがとても面白いので全く苦になりません。
後半は先が気になりグイグイ入ります。
もし、可能なら続編も面白いかも。
紙の本
レッドリスト
2020/08/31 07:16
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
都内で謎の感染症が発生。ヒルが人間を襲い、ネズミやコウモリも異常。更に、連続殺人事件に異常気象。何が関連あるのかわからず、どんどん状況は悪化していく。
不気味な村上教授、期待させる登場だったが謎解きには存在感がなかった都築博士。上司に恵まれない降旗の、成長物語の一面もありそう。
描写のキツいところもあったが、ぐいぐいとストーリーに引き込まれた。
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都内で謎の感染症が発生し、死亡者が続出。
厚労省や感染症研究所が登場し、対応に追われる。
原因不明のパンデミック。絶滅への扉は開かれた――
コロナ自粛にも疲れてきて、そうはいっても密で遊びまわるわけにもいかない。人類の生き残りをかける程の感染症をフィクションで読んで、もう少し自制心を働かせよう。
そんな意図で手にした8月発行の本書。実は2年前に発行されたものに副題をつけた形で再発行されたものでした。
息つく暇もなく、様々なことが起こる東京。
死体の描写が何とも気味悪く、実は読み進めるにしたがってぞわぞわする場面はそれだけではないと思い知らされた。
一体何が起こっているのか、時間のない中で情報を集め明るみになる事実に驚くばかりで、同時に組織の中で非常時に対応することの難しさを改めて痛感しました。ただでさえ大変な時に、嫌な上司や同僚がいると心が疲弊しますね。
非常時に、どこまで国民に情報開示をしていくか、という難しさも。情報開示は大事なことだと思いますが、一度流れた情報はもう止められず、不安な情報しかなければパニックを引き起こす。かといって、閉鎖的に議論してても危機感は伝わらず不信感が募るばかりだし、事実関係の整理すら追いつかない状況では誰が責任をもってどこまで伝えるのか、白黒はっきりしないものへの対応に日頃からどんな備えができるのか、なんて本筋から離れたことも考えさせられました。
今までに5回もあった大量絶滅。人間もいつかきっと滅びる日がくるのでしょう。地殻変動か、人間自身によるものか。フィクションだけど、現実と地続きで、読み応えのある一冊でした。
この時期に再刊行した判断は素晴らしいですね。
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期待感もって読んだが、それ以上に面白かった。
コロナ禍だからこそ映画化してみんなに見て欲しいし、普通に見たい、コロナ禍だからこそ難しいだろうけど。
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レッドリスト と言えば絶滅危惧種のリスト。そのリストに追加され、滅亡に至るのは……
そんなことあるはずがない でも あるかもしれない
私たちは増えすぎた? この星を食いつぶしている?
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描かれているテーマは興味深いですが、展開にいまいち納得感がない。相当に異常な状況が発生して、都民もたくさん亡くなっているにも関わらず、いまいち反応が薄い。あと、主人公がマイナス思考すぎて、もうひとつ活躍してる印象がないのも残念感がありますね。
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専門用語などが少し読みにくく、完全には理解出来なかったです。
ただ、このコロナ禍で出会えて良かったとも思います。
厚生労働省内でどんな人達がどう働いているのか、少しイメージがつきました。
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設定は非現実感が強くなってしまいそうなのに、そう思わせないくらいリアルで説得力のある物語の流れ。壮大なスケールの物語のメインストリームとは別に、個々の人間の苦悩など、様々な感情描写も繊細でより深みのある話になっていると感じた。コロナ禍にぜひ読んでみて欲しい。
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危機に直面した時、国がどう動いていくのか、
それを追っていくのが興味深かったです。
淘汰されるってのは、納得の理由ですが、
普通に人為的でした。
ただ、そのほうがリアリティがありました。
それにしても、国が動くときは、金が動くときであって、
金が動くときは、必ず戦争が絡んでくるんですねぇ。
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レッドリストとは、国際自然保護連合が作成した絶滅のおそれのある野生生物のリストのこと。
これに「人」が載るかもっていう‥。
コロナ時期なので読んでみましたが、
ありえない〜と思いながらも
ドキドキとどうなるの?が収まらず読破。
描写は想像するととっても気持ち悪いし怖い箇所が多いけど、
ほんとにこんなことになったら‥
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新型コロナウイルスの二回目の緊急事態宣言の前夜。もっと怖い話です。
このご時世なので、パンデミックものかと思いましたが、もっとグロい話でしたね。この手の話に違わず、マッドサイエンティストが登場します。そして、予想通り、マッドサイエンティストは、自らの研究に準じる最期を遂げるのですが。
最後は、若干、都合の良い結末のように思えますが、あそこまで絶望的な状況だと、都合よい事態が生じない限り人類は絶滅したでしょうね。
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都内で突如として流行る様々な感染症。
その裏に隠れていたのは虫と、とある生き物。
グロは比較的大丈夫な方だが、虫はダメだった…。
虫に襲われるなんて想像しただけで鳥肌。
解説を読んで、現在猛威を振るっているコロナウイルスについて考えてしまう。
やはり人間は増え過ぎてしまったのか。
あながち間違った説だとも思えない。
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東京都心で感染症、地下でネズミとヒルが大発生。その原因を探っていくと、思いもよらない生物の大繁殖と新種にぶち当たる。
単独では小さく非力でも、数が集まると人間の存続まで脅かす急激な進化に身震い。
生き残ろうとする生物の本能の執念に人間はどこまで対抗できるのか…心もとなさばかりが先行、ギリギリまでハラハラさせられた。
情けない腐れっぷりの主人公には最初呆れたが、最後まで読んでわかった気がしたな。不器用でも弱虫でも必死に食らいついていく姿こそ人の心を動かし、押し潰されそうな重圧や責任に立ち向かう勇気を与えてくれる。
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パンデミックっていうから感染症だとばかり思っていたら、まさか襲われるとは。絶滅進化論。数の脅威は絶望感が増すから面白い。
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次にどうなっていくのかが気になって、ページを捲る手が止まらなかった。
バイオハザードにより、人類は種の絶滅の危機に瀕し、未曾有のパニック状態になる。
捕食者と化した「とある生物」を前に、人類は生存競争に勝ち残ることができるか。
今の世の中を見てもそうだが、永久に続くように見える我々の生存というのは、実に奇妙なバランスのもとに成り立っている。